『ロックオペラモーツァルト』の前哨戦があった!長期スパン計画
こんにちは、くららです。
明日海りおさんのラストデイが明日に迫ってきました。
ライブビューイング会場が続々と追加されて、一体何人の方が映画館でご覧になって、ご卒業をお見送りされるのでしょうか?ライブビューイング史上の最高数の記録の更新になるのは間違いないでしょう。

スポンサーリンク



そして星組では、礼真琴・舞空瞳コンビのプレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』が絶賛大好評のようです。
私は初日を観ましたが本当に素晴らしかった!

今日は、新生花組 柚香光くんお披露目公演『DANCE OLYMPIA』のチケットの一般前売りでした。
それまでの様々な先行でも、今日の一般でも、一枚もチケットが入手できませんでした。
遠征するつもり満々だったので、ちょっとショックを受けています。

この週末は、宝塚の「新旧世代交代」を目の当たりに感じています。

5月の礼真琴主演全国ツアーは『ロックオペラ モーツァルト』の前哨戦だった!

初日に『ロックオペラ モーツァルト』を観劇して、まず思ったのは、5月の礼真琴君主演全国ツアーの主要メンバーが、もれなく活躍していること。(小桜ほのかちゃん、桜庭舞ちゃん、夢妃杏瑠さんと、白妙なつさん、極美慎くん、紫藤りゅう君たち。)
そして計画的人事の巧みさです。

全国ツアーは主演礼真琴のみが強く打ち出されていた

一つ大きく違うのは、ヒロインが舞空瞳ちゃんになったこと。
全国ツアーは、ひっとんの組替え前だったので、音波みのりさんがヒロインを演じていました。
その時に、はるこさんはショーでも羽根を背負い、トップ娘役級の扱いでしたが、公演プログラムでは普通の娘役さんと同じ扱いでした。

専科から愛月ひかるさんが特別出演され、主演礼真琴君の敵役の二番手の役を演じ、ショーでも2番手男役の位置での階段降りでしたが、羽根は小さいものでした。
公演プログラムでも、専科生としての取り扱いで、番手級の扱いではありませんでした

礼真琴星組全国ツアー感想1 プログラムなどについて


全国ツアープログラムは礼真琴の写真集に近い礼真琴君だけを打ち出したversionでした。

礼真琴・舞空瞳コンビのプレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』のあくまでも前哨戦であったため、「主演:礼真琴」だけが、強く押し出されたものだったことに、今更ながら納得できました。

全国ツアーと『ロックオペラ モーツァルト』での活躍

娘役について
「アルジェの男」は、トリプルヒロインで、アナ・ベル役に小桜ほのかちゃんエリザベート役に桜庭舞ちゃんが抜擢され、お芝居の中で2人とも美しい歌声を聴かせ、芝居心もバッチリでした。ショーの方でも、歌、ダンスともに二人は活躍していました。
『ロックオペラ モーツァルト』で小桜ほのかちゃんは、1幕はヒロインとも言える大きな役で、美声の素晴らしさとお芝居の巧みさが光っていました。桜庭舞ちゃんもソロ曲が2曲あって印象的でした。

男役について
「アルジェの男」の一番印象に残るアンドレ役を極美慎くんが演じ、紫藤りゅう君は普段の穏やかな性格をそのまま役にしたようなミッシェル役を好演しました。
ショーでは、「二人が対」になっての活躍が多く、ショーのフィナーレでも二人が真ん中の歌から始まりました。
『ロックオペラ モーツァルト』では、極美慎くんがイケメンぶりを発揮していて、紫藤りゅう君は脇役としてのコメディセンスを発揮していました。そしてフィナーレのショーでは、二人が真ん中で大人っぽく歌い踊るシーンがありました。
極美慎くんが路線男役として強く台頭してきた印象をもちました。

その他配役
『ロックオペラ モーツァルト』で歌姫として歌声を轟かせていた夢妃杏瑠さんと、白妙なつさんも全国ツアーでも活躍しておられ、白妙なつさんは、どちらでも「エトワール」を務めておられました。
他に、万里柚美組長、漣 レイラさん、音咲 いつきさん、朝水りょうさん、彩葉玲央さん、天希ほまれ、華雪りら、桜里まおさん、二條華さん、希沙薫さん、煌えりせさん、碧海さりおさん、颯香凜さん、瑠璃花夏さんたちが両方に出演されている人たちです。

新しく『ロックオペラ モーツァルト』に出演されたのは、専科から悠真倫さん凪七瑠海さん
輝咲玲央さんひろ香祐さん桃堂純さん星蘭ひとみさん、たち。

『ロックオペラ モーツァルト』の公演は、いつから決まっていた?

4月25日に、「星組礼真琴、舞空瞳トップ決定」のお知らせと共に、プレお披露目は『ロックオペラ モーツァルト』であることが、発表されました。
その時点で「全国ツアー」組は、5月4日の初日を前にお稽古の終盤でした。

海外ミュージカル上映の契約は、契約上とてもはやくから契約をすると聞きます。
今年の2月8日に初日を迎えた花組『CASANOVA』は、ドーヴ・アチア氏書き下ろしの楽曲が使用されました。
『CASANOVA』の計画と並行して、ドーヴ・アチア氏のフレンチミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』も進んでいたのでしょう。
そうすると、今から2年くらい前には、決まっていたのでしょうか?

桜庭舞ちゃん2018年2月12日付で、星組へ組替え

100期の桜庭舞ちゃんは、「歌える娘役」として雪組で活躍していました。
2017年2月、『New Wave!-雪-』では、歌の場面を多く担当し、主要娘役が担当する「アメイジンググレイス」も歌っていました。

望海さんのトップお披露目公演「SUPER VOYAGER!」では、美しい歌声のカゲソロも披露していました。
その公演の後星組に組替えして、『Killer Rouge』で何フレーズかのソロがあったものの、組替えを経て、扱いが良くなった印象はありませんでした。

しかし「New Wave!-星-」で、目立つ役どころで活躍し、雪組に続く2回目の「アメイジンググレイス」も披露。
続くバウ公演「デビュタント」でもも、3人のヒロインの一人を演じました。しかし本公演での扱いは良く無く、新人公演も。新公ヒロイン経験はありません。

歌える娘役さんが沢山いる星組に比べて、雪組はトップコンビの歌唱力が圧倒的なものの、下級生に歌える娘役が少ないので(100期羽織夕夏ちゃん、102期有栖妃華ちゃんがいますが)、この組替えを不可解に私は感じていました。
しかし、礼真琴くん率いる「新生星組」のために、2018年2月12日付で星組に組替えしたのだとすると納得できます。

とても長いスパンで、人事が計画されていることがわかります。

97期の高い歌唱力の華鳥礼良さんが今年3月に退団されたことは残念でした。

番狂わせは愛月ひかるさん

凪七瑠海さん演じるサリエリ役は1幕冒頭で歌を披露すると1幕の出番はありません。
2幕は出番が多いですが、ナンバーは二つ披露するだけなので、専科に異動して歌唱力がアップした愛ちゃんなら、十分適している役だと思います。
(宙組の時の歌唱力は今少しでしたが、その後上達されたことに、愛ちゃんの意地を感じました)

モーツァルト役の礼真琴くんが、「風変わりな天才音楽家」という設定で、実年齢より幼く感じられる役づくりをしているので、6学年上のかちゃさんとは、ライバル関係に見えにくい所があります。
愛ちゃんの方が学年的には適していたかもしれません。
全国ツアー「アルジェの男」での、星組とこっちゃんとの親和性が高かった点においても、そう思います。

スカイステージの「Caféふぉるだ」を愛ちゃんが途中降板したことからもわかるように、今回の「星組への組替え」は、イレギュラーな人事のようです。
最初から、「5月の全国ツアー」前に宙組から星組に組替えする計画だったならば、サリエリは愛ちゃんだったでしょう。
『ロックオペラ モーツァルト』を星組で上演と決まった時から、凪七瑠海さんがサリエリと、はやくから決まっていたのかもしれません。

歌劇団の内部事情は全く分かりませんが、ファンの私などが考えるより、ずっと長期に渡って計画されているように思います。

天海祐希さんの例
天海祐希さんが「徹子の部屋」に出演した時に話されていたことです。
トップ就任の打ち合わせの時に、月組のプロデューサーの方に先々のスケジュールを見せてもらったそうです。
その時に、2年後の12月に『ミー・アンド・マイガール 』再演というのが光って見えて、「私コレで辞めます」と言って退団が決まったそうです。

今より27年前の話ですが、既にその時から2年間の上演計画はたてられていたのですね。
現在の方が、劇場をおさえたり、様々な契約のことを考えたら、それ以上に長期のスパンで計画されているかもしれません。

星組、花組が今年に新トップスターが誕生し、雪組も来年トップのバトンタッチがあるかもしれません。
劇団の方には、来年、再来年、さらに次に渡るまでの「青写真」があるような気がします。
何事も計画通りには進まず、時に番狂わせも起きるでしようが。

「青写真」については、一ファンの私には計り知れませんが、多くのファンが喜ぶ設計図であって欲しいと思います。

『ロックオペラ モーツァルト』を観劇した時に、あまりもの礼真琴くんの活躍量に驚きました。
お芝居で、とんでも無い量の歌を声量タップリに歌い上げ、激しいダンスも踊り続けます。
そしてフィナーレでは、男役さんたちで「爆踊り」して後に、非常に高度な技のデュエットダンスを長く魅せてくれます。
お身体のことが心配になりますが、唯一の休演日であった昨日は、ひっとんと一緒に大劇場宙組公演を観劇に行かれたそうです。

ひっとんも、「ステージトーク星組」でお話を聞いた時に、エネルギーがみなぎっているパワフルさに驚かされました。
しかし見た目はお人形さんのように可愛くて、謙虚で、本当にスーパー娘役さん。
こっちゃんも、休息しなくて大丈夫?と心配になりますが、大丈夫なのでしょう。
12月15日まで怪我や体調を崩すことなく、無事に千秋楽を迎えられることを願っています。
ついでに私にライブ中継のチケットが当たることも。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter