星組『RRR/VIOLETOPIA』初日観劇感想
この度の能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害を受けられた皆様の安全と1日でも早く平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申し上げます。

星組公演の初日を観劇してきました。始まる前に村上浩爾理事長のお詫びとご挨拶がありました。

礼さんが4ヶ月ぶりに舞台に復活!

今回、礼さんの力強い歌声とキレキレのダンスにさらに磨きがかかったように思いました。
星組公演に礼さんがいらっしゃる抜群の安定感!
礼さんがいらしてこその星組公演だなと思いました。
そして舞空さんのお隣はやはり礼さんが一番自然で、舞空さんも幸せそう。

新2番手の暁千星さんが大活躍されて、礼さんの負担が軽減されているように思いました。新3番手の極美さんも頼もしい存在に。天飛さん稀惺さん大希さんたち若手さんたちも台頭。
退団予定の天華さんも餞別シーンをはじめとして活躍されていました。

娘役は小桜さん、詩さん。そして瑠璃さん。ダンスは水乃さん、歌は都さんが大活躍。

お芝居、ショーともに新しい年にふさわしいワクワク感がいっぱいの内容で、2024年の初観劇で「やっぱり宝塚が一番!」と大感激。体調が今一歩でしたが、私の体には宝塚観劇が一番の薬になるようです。
7日のスカイステージ貸切公演も当たりました。この素晴らしい公演を再び観れると思うだけで、心が躍っています。

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『RRR  × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』

題名通りスペクタルな映画とは一味違う、「宝塚のRRR」でした。ジャングルのシーンや動物たちが闘いに登場するシーンや派手なアクションシーン等はバッサリカットされていました。

超特大の虎のセットから礼さんが登場することが、ジャングルのシーンや、猛獣の代わりなのかな?

映画のストーリーが、破綻無く上手くまとめられていて、特に「ナートゥ」と「エンドロール(エピローグ)」で大盛り上がり。

「ナートゥ」ダンスは、細かいステップの高速ダンスを長丁場でそれぞれ披露してくれて、大いに魅了してくれる圧巻のシーンになっていました。礼さんと暁さんはちょう高速でキレッキレ。
自然に客席から手拍子が起こっていました。

最終決戦では、ビーム側( WATER)は青く、ラーマ側(FIRE)は赤く光り、立ち回りもたっぷりあって躍動的。

ラスト、舞台上はインドチーム、一階席は火と水のチーム、二階席はイギリスチームの客席降りがあり、みんなで歌って手拍子しながら大盛り上がり。
最後は
緞帳に花火もあがって、とっても幸せでテンションがマックスになりました。

宝塚のポスターでは、「友情か?使命か?愛か?」と、「愛か?」が付け加えられましたが、「宝塚のRRR」も、ラブストーリーではなくやはり友情ストーリーでした。

ビーム(礼)が好きなジェニー(舞空)には、婚約者のジェイク(極美)がいるので恋は成就しません。(極美ジェイクの存在が面白い)またラーマ(暁)と婚約者のシータ(詩)とのキスシーンはありましたが。

ビーム(礼)とラーマ(暁)が銀橋からふざけながら下手花道にはけて行って終わります。

トップスターと2番手が一緒に下手花道にはけていく終わり方は、今回が初めてのように思いました。

ポスターが物語っているように、友情物語だからなのでしょう。
礼さんと暁さんがガッチリ組んで、友情と信念、そして葛藤が見事に描き出されていました。
また、そのあたり日々進化、深化していくようにも思います。

「RRR」の映画で印象的だったナンバーがほとんど取り入れられていたことも、とても作品の質を上げていると思いました。

特に印象に残ったシーン

・礼さんの「コムラム・ビームよ」の歌が圧巻。
・WATERRR男とWATERRR女の希沙さんと水乃さんのアクロバティックなダンスが素晴らしい。
・SINGERRR男の美稀さん、SINGERRR女の都優奈さんの歌も。
・マッリ役の瑠璃さんの歌や演技も素晴らしい。

現在、星組『1789』が映画館で上演されていますが、『RRR』もスペクタルな部分を希望しない方には映画館で上演されても大変喜ばれるのではないかと思います。

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ショー VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)

幕開きは、廃墟の劇場で礼さんからスタート。
歌上手な白妙さん、紫さん、小桜さん、都さん、瑠璃さん、詩さんたちの歌も素晴らしい。

舞空さんの衣装が豪華でティンカーベルのようにとても可愛くて、この衣装をこんなに素敵に着こなせるのは舞空さんだけだと思います。

そしてスチールでは、礼さんは金色の超長いブーツでしたが、舞台ではブーツの上の部分が青くなっていて違和感がなくなっていました。

礼さんのヘビが圧巻

礼真琴さんのヘビが本当に凄くて大感動しました。口紅がシルバーで、体のラインも無性で怪しいオーラを放ちながら美しく特別感が漂っていました。今後このヘビは語り継がれていくほど貴重なものになるのでは?と感じました。

中詰めの客席降り

みんながとどまらず、ぐるぐる回っていました。誰がどことは固定していないよう。
礼さん、暁さん、舞空さんの3人は一緒に22列前の通路を通って上手にまわられていました。

2階席には貴族の人たちが来られました。

暁さんのシャンパンの美女

髪飾りのついたボブの髪型に、背中も腕も肩も出た白いドレスにガーターベルトと網タイツ。よくお似合い。シャンパンの泡を表現しているそう。
高い声で歌う妖しい女性。
でも暁さんが演じると健康的でした。

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ロケットボーイとロケット

指揮者(ロケットボーイ)
碧音(104期)、御剣(104期)、稀惺(105期)、大希(105期)
この4人が推されているよう

第5場女優のファン
極美、碧海、奏碧、天飛の4名と共に
碧音、御剣、稀惺、大希が抜擢されていました。

カオリアライブ先生振付のロケット
衣装が斬新。

フィナーレの大階段

黒い未来的なサングラスをつけて男役さんたちが大階段に座っていて、礼さんがセンターに。
男役群舞の中では暁さんだけスーツの色が違う。サングラスで誰が誰か見分ける技術が必要。真っ黒のサングラスをつけたまま踊るので、危なくないか心配。
その後娘さんもサングラスをつけて降りて来て、ちゃんと見えているのかな?とやはり心配。多分内側からは見えやすいのかな?

退団者餞別

退団者 4名
大輝真琴(91期)
天華えま(98期)
彩園ひな(101期)
侑蘭粋(103期)

餞別シーンは、天華さんがトレンチコートにハットで銀橋で歌っている時に本舞台で3人が踊っているシーンと、フィナーレの群舞で4人が踊っていました。

天華さんはショーのはじめの部分で花婿役なので、白いタキシードに赤い薔薇を胸につけていて、その姿も退団を彷彿させられます。

『ヴィオレトピア』は指田珠子先生大劇場デビュー作

劇場の光と闇を描くという発想から生まれたショー。儚げで妖しくて、今まで見たことの無い新鮮な印象をもちました。
見る度にいろいろな発見がありそうで楽しみです。

新感覚の指田先生がレビュー作家になってくれて、新しい宝塚に出会えそうで楽しみです。栗田先生も。

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パレードについて

階段降り

エトワール:天華えま

天飛華音小桜ほのか

極美慎

暁千星(白大羽根)

舞空瞳(白大羽根)

礼真琴(白大羽根、キジ羽根、ナイアガラ)

天寿光希さんに続いて、退団者の天華さんがエトワールを担当されました。

暁さんは、初めての2番手羽根です。おめでとう!

並び 天飛・副組長・天華・暁・・舞空・極美・組長・小桜

Wトリオ
凰陽さや華(106期)
飛翠真凜(106期)

愛花いと(106期)
詩花すず(107期)
藍羽ひより(107期)
茉莉那ふみ(108期)

とても充実したミュージカルとレビューの2本立てでした。
2月4日(日)が千秋楽です。
どうか無事に千秋楽まで駆け抜けていけますように。

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