雪組和希そらラストデイに感動
おひさしぶりです、くららです。
東京雪組公演の千秋楽を配信で見ました。
本日和希そらさんが宝塚をご卒業。タカラジェンヌとしてのラストデイでした。

昨年の9月26日に退団を発表されて大ショックを受けてから約4か月半。
『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』のラストでは、和希さん演じるハーバード編集長は、「この野郎、どこにも行かないよ」と辞めることを撤退します。
ハーバード編集長のように「やめるのやめたら良いのに」としつこく思い続けていましたが、和希さんは清々しい晴れやかな笑顔でご卒業されていきました。
【タイトルの画像は宝塚大劇場のパネルです】

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「カフェブレイク」で話されていたこと

関西地方では今朝「カフェブレイク」の和希さん回が、タイムリーに放送されました。その中で印象的だった言葉をご紹介します。

大千秋楽も普通通りに

中井さんと卒業の話になって、「大劇場のサヨナラが普通にいつも通りに終わりました。東京でもいつも通りにやりたいなというのが希望です。普通通りにやるのが、一番良いに決まっていると思っているので」と笑顔で話されていました。

そして仰っていたように、熱い全力投球のいつも通りの舞台を魅せてくださいました。
更に袴姿で素敵なご挨拶をされた後に、「退団者の一言」でプーさん引用の種明かし&モノマネで客席の涙を爆笑に変えられました。

和希さんの座右の銘は「人生を楽しむ」だそう。

ショー『FROZEN HOLIDAY』は、和希さんの見どころがいっぱいです。

「第5章New Year’s Eve」

「第5章New Year’s Eve」は和希さんの歌とダンスの魅せ場たっぷりのシーンです。

作詞の野口先生、振付の森先生、作曲の齋藤先生に感謝して「本当にありがとうございます」と思いながら舞台に立っていらっしゃるそう。

黒い神父の衣裳から白いエンジェルに変わる構成も素敵で、ファンにとっては、蛍の光のメロディーも流れて、サヨナラの歌詞と相まって、涙がとまりません。

雪組100周年のシーンについては、「今もそうですけど、いろんなことがある中で希望を見い出しながら前に進んでいくというのを、メッセージとしてお伝えできたら良いなと思っています」と話されていました。この言葉が深く心に刺さりました。

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フィナーレのラスト彩風さんとのデュエットダンス

フィナーレの最後で彩風さんと2人で踊るシーンは、鳥肌が立つほど素敵。トップ娘役さんの代わりに3番手男役さんがデュエットするシーンは今まで見たことがありません。和希さんにとって本当に手厚い餞別シーンになっています。

お稽古場で彩風さんが「この後二人で踊れるんだって」と言ってこられて、二人でワァワァ喜びながら振付に臨まれたそうです。

組替して初めての『Sensational!』で二人で踊ったことを思い出して、そこで始まって最後にまた二人で踊れることが本当に幸せで毎日噛みしめながら舞台に立たれているそうです。

一方彩風さんも宝塚プルミエールで「フィナーレで和希そらとのダンスを披露して、彼女は雪組に来てから側にいてくれる役が本当に多かった。一緒に過ごした年月はそんなに長く無いけれど、密度が濃くて大劇場の千秋楽はいろんな思いが込み上げてきて、『ここは二人の時間ね』みたいな時がすごい研ぎ澄まされた、ああ最後に幸せだなと思いながら一緒に踊っています」と仰っていました。

フィナーレの曲は、“人生のメリーゴーランド”。久石譲氏作曲、ジブリの「ハウルの動く城」のテーマ曲で、「人生は出会いと別れの繰り返しで、それはまるでメリーゴーランドのように…」という哀愁がある曲で、今後“人生のメリーゴーランド”を聞くと、必ずこのシーンを思い出すと思う程私の心に深く刻まれました。

彩風さんと和希さんは、とても相性があっていると思います。今から1年前の御園座での『BONNIE & CLYDE』は最高に素晴らしい作品でした。
和希さんの退団が発表されてから、『BONNIE & CLYDE』のBlu-ray等を探しましたが販売終了されていて購入できなくてとても残念に思っていました。すると来月スカイステージで放送されます。初回放送は3月3日午後9時から。今から楽しみに待っています。

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退団のご挨拶

和希さんのお花は宝塚大劇場では、真っ赤な薔薇でした。本日の大千秋楽は白い花束でした。カサブランカと鈴蘭のようでした。「赤」と「白」の両極端のお花を選ばれたことに、和希さんの厚い思いを感じました。

和希さんのご挨拶

全てを捧げた宝塚での時間、うまくいくこともあれば、壁にぶつかることもありましたが、それでもいつもどこかに、必ず手を差し伸べてくれる人がいて、側にはファンの皆様がいてくださって、これまで和希そらと出会ってくださいました全ての皆様の温かい愛に包まれて、今の私がいます。私は本当に幸せ者です。

ある方のお言葉で「サヨナラを言うのがこんなにも辛い相手がいるなんて、僕は何て幸せなんだろう」という言葉があります。

そんな沢山の仲間と出会わせてくれた宝塚。この宝塚を通して心からそう思える皆様と出会えましたこと、私の生涯の宝物です。

沢山の愛を与えてくださいました全ての皆様に心からの感謝と愛を込めまして、14年間ありがとうございました。

♪フォーエバー宝塚 が流れました。

和希さんの退団者の一言

一つ言いたいことがあります。
ご挨拶の中である方の言葉を引用させていただいたのですが、あれはクマのプーさんです!

クマのプーさんが良いことを言っているので、私、大変共感いたしまして、採用とさせていただきました。
とにかく皆様、笑顔でお過ごしくださいませ。
本当に沢山の幸せをありがとうございました。

和希さんのこの言葉から、少し湿っぽかった空気がカラッと明るい流れになっていきました。こんな所も粋で男前。

モノマネ合戦

和希「プーさんのモノマネします!『はちみつが食べたいなぁ』似てるでしょ」
琴羽「私もモノマネ、ステッチ。『スティッチ!』」
沙羅「どうしよぅ、持ちネタが無い。雪組、大好きで〜す!」
彩風「えっ?えっと、次回までに考えます。お楽しみに」
宝塚大劇場での和希さんの退団のご挨拶も書き留めていたので、ご紹介します。
【ご挨拶】
「本日こうして沢山の皆様に見守っていただきながら宝塚大劇場の大階段を降りきることが出来ましたことは、心より幸せに思っております。
どのような状況であっても、私を支え信じ応援し続けてくださったファンの皆様、皆様の存在が常に私を奮い立たせ前に進む勇気を与えてくださいました。もうこの劇場に立つことが無いのかと思うと込み上げるものがありますが、「男役・和希そら」最後の日まで男役の美学を磨き続け、前に進んで参りたいと思います。
これまで和希そらと出会ってくださいました全ての皆様、心からありがとうございました」【退団者から一言】
「これからも皆様が笑顔で幸せに暮らしていっていただけると良いなと心よりお祈り申しあげております。本当にありがとうございました」

和希さんのモノマネと言えば、ドラえもんのモノマネから始まった番組があります。今から10年以上前の話です。

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二つのクリスマスイヴ

2023年のクリスマスイヴDinner Show「Vie.」

和希さんが大好きな昨年のクリスマスイヴには、特別なプレゼントがありました。和希さんの宝塚人生を振り返る『SORA KAZUKI Christmas Special Dinner Show「Vie.」』。
歌もダンスもクオリティが高くてとても見ごたえがあって素晴らしかったです。スカイステージで早々に放送されたので、何度もリピート視聴しています。ただひとつアンコール曲「everlasting snow」が収録されていないのは残念でした。

退団を前に、スカイステージで今まで和希さんが出演された作品が沢山放送されていました。スカイステージニュースの「ゲストコーナー」に木曜、金曜に出演されて最後までハッピーを届けてくださいました。

2013年のクリスマスイヴ公開収録

10年前の2013年12月24日、Brilliant Dreams +NEXT「朝夏まなと編」の最終回記念スペシャルイベントがヤクルトホールで公開収録されました。その番組が9日の金曜日に放送されました。(2014年1月初回放送)

Brilliant Dreams +NEXT「朝夏まなと」は、朝夏さんが宝塚の名作ダンスシーンを宙組メンバーと共に再現していく番組で、当時研4の和希さんだけMCも兼ねて全6回レギュラー出演されました。

クリスマスイヴの公開収録の日は、ご自分で「宇宙イチの司会者」と言いながら、最下級生の和希さんは愉快にMCを務められていました。
サプライズとして、それまでの回の「和希そら迷言集」も披露されました。

栄えある1回目、和希さんの自己紹介は「?☆?★?」というドラえもんのモノマネでした。モノマネ好きはその頃からなのですね。

番組が始まった当初は、「話力が無い」、「ボキャブラリーが少ない」などと気にした発言をされていましたが、毎回上級生たちの中で物怖じすることなく、ユニークな発言で場を盛り上げられていました。
毎回出演者たちと一緒に挑戦するダンスは、既にその頃からキレキレでした。

10年前は愛嬌があってユニークな「男の子」そら君でした。
それが10年経つと、お洒落で色気あふれて抜け感もある超絶格好良い男役さん。更に舞台での歌、ダンス、芝居の技術もずば抜けた「最高の男役」。勘とセンスも抜群です。

その陰には全力で努力を積み重ねてこられたとも思います。

まだまだ可能性を秘めている舞台姿を見れば見るほど、退団されるのが残念で寂しくてなりませんでしたが、これからも「最高の和希そら」をどこかで魅せてくださることを信じて、和希さんの何かの発表がある日をひたすら待ち続けたいと思っています。

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