宙組『夢千鳥』初日を前に
こんにちは、くららです。
明日22日は和希そら君主演『夢千鳥』の初日です。
ライブ配信のお知らせを待っていましたが、残念なことにありませんでした。
知人のご厚意で初日を一緒に観劇させていただけることになりました。

「歌劇4月号」の座談会とスカステニュースの「稽古場情報」から、『夢千鳥』の情報を簡単にまとめました。

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『夢千鳥』について

白澤と夢二とのリンク

和希そら君演じる、「映画監督の白澤」は、「夢ニを題材として映画」を作っています。
白澤夢ニも数々の女性と関係を持っていることから、白澤は映画を作っていくうちに夢ニと自分を重ね合わせていきます。
白澤が「愛とは何か」を見つけていくストーリーになっているようです。

白澤のシーン(撮影シーン含め)と、映画の中の「夢二の世界」が交錯しながら、進行していくようです。

5人だけ2役の名前が書かれていましたが、「夢二の世界は映画の中」という設定で、2幕最初の「シリアスな映画の撮影シーン」が解けた瞬間、カメラマン、衣装、小道具、照明などの人たちも登場して、若翔りつ君は大御所の俳優として「差し入れ一杯あるから、食べて食べて」と振舞うようで、「夢二の世界の人物」は、俳優という設定として演じているの?と「?」が飛びました。
このあたり、まだきちんと理解できなかったので、どんなストーリー展開なのか?また観劇したら感想を書きたいと思います。

プロローグの鳥のシーン

ポスターには、青、赤、白、黄色の鳥の羽が舞っています。
羽の色の役の象徴として登場するそうです。(羽根の色は、みんな同じでした。)

ポスターでは、青い羽根を和希そら君が持っていました。
夢二を象徴する青い鳥を、秋音光さんが踊っているそうです。

その鳥たちが集まって踊る場面が圧巻で、鳥肌が立つぐらい素敵で「物語が始まる~」というワクワク感もあるそうです。
百花沙里先生の振り付けが難しいそうですが、その分見ごたえのある象徴的なプロローグが展開されるようです。

夢ニを取り巻く3人の女性

他万喜……天彩峰里

エキセントリックな年上妻で、言っていることと思っていることが違う。
実際の夢二と他万喜は離婚しても、また元の鞘に戻ったりと、切り離せない縁の深い間柄でした。魂の部分で切っても切れない何かが繋がっているふたりのようです。

舞台での夢二と他万喜は、激しくぶつかり合うシーンがほとんどだそうです。

夢二と他万喜の夫婦バトルタンゴ
タンゴを激しく情熱的に踊って、壮絶なバトルを繰り広げながらも、愛し合ってる感が感じられるそうです。

宝塚グラフ5月号情報

「宝塚グラフ5月号」には、天彩峰里ちゃんが「とっておきの写真」として、二人の仲の良い関係性がわかるお揃いのバッグをもって写したものが掲載されていました。
それは、夢二が離婚した他万喜や子供の自立生活のために持たせた「港屋絵草紙店」の流れの雑貨屋さんで、そら君が買ってきた風呂敷でつくったお揃いのバックでした。じゅりちゃんはそら君とお揃いであることにトキメキながら、そのバックからパワーをもらっているそうです。

今まで何度も組んでいる「そらじゅり」コンビは、 阿吽の呼吸で普通では無い関係性の男女を魅せてくれるでしょう。

彦乃……山吹 ひばり

女子美術学校の学生で、結核で25歳で短い人生を終えました。夢二にとって彦乃は、忘れられない「最愛のひと」と言われています。
稽古場情報では、彦乃の父親・笠井宗重役の若翔りつ君が話をされていました。

彦乃は一人娘で、病気で亡くなった前妻との子どもなので、大事に大事に育てていたのに、夢ニがあらわれて、何も知らない純真な娘が恋に落ちて夢中になり、父親として心配で、苦悩の気持ちを語っていました。夢二にはきつく当たるようです。

娘の辛そうな顔を見てしまうと、如何ともしがたく、1幕ラストでは、涙が出そうなほど親心が伝わってくる熱い演技を見せてくれるようです。

お葉……水音 志保

彦乃の死で傷心している夢二のモデルとなった、絶世の美女です。

稽古場情報で、水音志保ちゃんが心境を語ってくれました。
一番最初の出会いのシーンから夢二が迫ってきて、目が色っぽくて、「ああ好きになるな」という感じで恋に落ち、少し弱いところ、甘えてくる所が放っておけなくなって、ドンドン離れられなくなってしまう。
お客様も「こうなるよね」と共感してもらえるようなお芝居ができたら、と話されていました

和希そらくんのソロダンス

そらくんが 役として苦悩や複雑な思いを一人で表現しながら踊る抒情的なシーンのようです。

その振付はそら君の憧れかつ大尊敬の原田薫先生。
小学4年生の時に原田薫さんの出演された舞台を観てから、原田先生に憧れ、「私も将来ダンサーになりたい」と思ったそうです。
それからDVDを擦り切れるくらい見続けていたそうです。(「波潤爆笑」で語られていました。)

踊れるそらくんが原田先生に必死でついていくお稽古場を見て、周りの人たちは本当に感動したそうです。

感情的に踊る圧巻のソロダンスだそうです。
たった一人で広い空間をうめつくして、スゴイ感動のソロダンスのようです。
きっと ダンサーそらくんの集大成の、他の誰も真似ができないような、魂と技能の最高峰の素晴らしさだと思います。

そら君主演の舞台に、憧れの振付の先生を招いたり、お得意のダンスをソロで披露する場を設けられるとは、栗田優香先生の最高の計らいだと思いました。

栗田優香先生は、この作品が演出家デビューです。
2014年に宝塚歌劇団に入団されました。
この作品の外枠を掌握しただけでも、きめ細かい配慮にあふれた先生だと感じました。
最後のフィナーレも「ファンの心」を掴む計らいをされています。

長めのフィナーレがある

ガッツリのお芝居なので、最後に思う残分に笑顔で歌って踊ってもらおうと、普段のバウ公演のものより、盛り盛りで長めだそうです。
振り付けは、百花先生。

最後に、デュエットダンスがあって、組替される美風副組長が歌われるようです。

テーマは、「愛とは何か」。観客一人ひとりによって、受け止め方が違うものになるでしょうね。
愛憎劇を織り交ぜた詩情豊かな舞台で、3拍子揃った勢いのある和希そら君をはじめ、宙組の実力とチームワークの良さを楽しめる作品のようです。

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