遺族側の公表から悲痛な思いが先走る
こんにちは、くららです。
24日に歌劇団側と遺族側が大阪市内で面会した内容を「経過報告書」として、本日遺族側から各報道機関に公表されました。(記者会見はありませんでした)

今の状況を考えれば考えるほど悲痛な思いになっています。

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11月24日の面談について

面談者

遺族側…代理人2人。
歌劇団側…代理人弁護士2人と歌劇団の総務担当者1人。

歌劇団側も代理人弁護士を立てたようです。

双方の主張

【遺族側代理人】
女性へのパワハラを認めて謝罪、補償するよう求めた上で、パワハラを否定したまま問題を解決することはあり得ない。う

【歌劇団側】
「現時点で特定のパワハラの存在を認めていない」との立場は変えないものの、「調査報告書にこだわることなく、遺族の主張を真摯に受け止め、引き続き協議したい」

そのほかの要求についても前向きに対応していく考えを示したということです。(引用NHKweb)

NHKの午後7時のニュースでは、他の報道機関より「そのほかの要求についても前向きに対応していく考えを示したということです。」という一文が添えられていて、歌劇団側の遺族側に対しての姿勢が、軟化して柔軟になってきている印象を受けました。

そして24日の遺族側との面談には、宝塚側は2人の弁護士と総務担当者が出席されたとのこと。

12月1日に宝塚歌劇団の理事長が交代されるので、理事長ではなく、総務担当者なのか?理事長の代理が2人の弁護士ということでしょうか?遺族側の川人弁護士に負けない敏腕弁護士さんでしょうか?

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双方の代理人は12月後半に再び面会予定

遺族側は今後、調査報告書を批判する書面と証拠を提出し、歌劇団側にパワハラの存在を認めるよう求めるそう。

歌劇団側の代理人は12月後半のこの場で遺族側の要求について回答する見通しだそう。

遺族の主張は、「パワハラが否定されたままの解決はありえない」。この流れでは「パワハラを認める」しか解決の糸口がみえないような気がしてきます。

一番おそれていることは、パワハラを認めて謝罪する=該当生徒の進退に関わっていく?これは心が辛すぎることです。

私はご遺族側に謝罪して欲しいと願っています。しかし勝手な思いかもしれませんが、そのことで生徒さんの進退に関わるなら…。言葉が表現できません。

誠心誠意謝罪すること。そして宝塚歌劇団が二度と同じあやまちをしない風土に生まれ変わることで、今回のことはゆるされないのでしょうか。難しいでしょうね。甘い考えしか持ち合わせていなくて…。

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歌劇団の重要なことが遺族側に公表される違和感

「組織風土を改善するための具体案」作成の流れ【11月21日朝日新聞掲載】
1 聞き取り調査。
2 理事長を中心に「組織風土を改善するための具体案」を作成。
3 阪急電鉄幹部らが、具体案を検証。
4 外部の専門家で構成する調査委員会で評価。
5 組織風土を改善するための具体案内容を発表。

歌劇団側は組織風土の改善を図るべく第三者委員会の設置を検討していましたが、24日の面会の中で、「第三者委の設置予定はない」とする意向を表明されたそうです。

11月21日の朝日新聞には、「外部の専門家で構成する調査委員会」と書かれていました。この部分は報道機関によって、「第三者委員会」と書かれていたり、様々な書かれ方をしていて、私は「どれが正解なのだろう?」と思っていました。

今回「第三者委員会の設置の予定はない」と遺族側によって歌劇団のことが明らかになりました。遺族側によって宝塚の大切な発表がされるのは、とてもおかしいですよね。

もしかして、「遺族側に第三者委員会の設置ではない」了解をとる必要があった??21日の朝日新聞には「外部の専門家で構成する調査委員会」と既になっていましたが。

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宝塚の大切なことを、なぜ宝塚歌劇団が自ら発表しない?

これから宝塚が改革していことなので、宝塚の公式ページでファンにむけて発表するべき内容だと思います。

それが、各々新聞社で発表され、本日遺族側弁護士の報告書で明らかになるという流れは、とても変ですし、正直本末転倒していると思います。

先週の各新聞社の宝塚の改革について委員会設置の記事を読んだ時に誰もが「第三者委員会なのか?」と疑問に思われたと思います。それを遺族側の代理人が歌劇団側に質問され、本日公表ということになったのでしょう。

この流れだけでも「宝塚歌劇団、もっとしっかりしてよ」と思ってしまいます。

遺族側と歌劇団側双方で面談をしたのなら、双方で報告するべきだと思います。
宝塚歌劇団はマスコミ対策が本当に下手だと思っています。
何より不安に思っているファンに向かって、大切なことは発表して欲しいです。NHKのニュースで歌劇団のコメントが発表されていました。

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NHK9時のニュースで歌劇団のコメント

「このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には、心よりおわび申し上げます。また、多くの宝塚歌劇ファンの皆様ならびにご関係の方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことをおわび申し上げます。11月24日に、ご遺族の代理人と当方代理人によるお話し合いをさせていただきました。弊団は、ご遺族の大切なご家族がお亡くなりになったことについて大変重大なことと受け止めており、冒頭で、ご遺族に対する謝罪の気持ちをお伝えいたしました。弊団としては、今後、継続してお話し合いの場を持たせていただき、11月14日に公表した調査報告書の内容のみにとどまることなく、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯(に受け止め、誠実に協議してまいる所存です。ご遺族には、改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております」引用NHKWEB

「改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております」という部分、謝罪される方向なのだと感じます。

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終わりに

ご遺族側の弁護士さんは、依頼者のご遺族のために尽くされるのがお仕事だというのは、重々承知しています。そしてご遺族の苦しみもわかります。
しかし現在、加害者と疑われる方たちの人権は週刊誌や諸々の報道等によって、最悪な状況まで侵害されています。
今回のことで更に人権侵害は加速するかもしれません。

ほぼ「社会的な死」を無限に味合わされているような状況だと私は勝手に思っています。
良い舞台をつくり上げるための純粋な思いが、巡り巡ってこんな地獄のような状況に至ってしまうとは。
その要因は、培われてきた宝塚の風土のせいが大きいと思います。
その舞台を、ただ喜んで感動していた私にも責任があるように思ってしまいます。

ご遺族に謝罪されることは有難いと思いますが、その先に待ち受けていることが怖い、悲しい。
私の杞憂ならよいですが。
正直今後を見守っていくのが苦しいです。
何か良い落としどころはないのでしょうか?

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