雪組「ヴェネチアの紋章」と20日のあれこれ
こんにちは、くららです。
「緊急事態宣言」をまず大阪府から発出することが検討されているようです。「宝塚の公演がどうなるのか?」心配ですね。

今日は公式ページで沢山のお知らせがありました。

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宝塚大劇場も東京宝塚劇場も土曜日が初日に変更

先日、東西の本公演の「スケジュール」についてブログを書いた時に、月組公演は西でも東でも土曜日が初日であることが特徴だと書きました。
本日の発表によって、それ以降のすべての年内の東西の公演は、初日が土曜日に変更になることがわかりました。

宝塚大劇場の初日は、今までは金曜日の3時公演(コロナ禍以降3時半)が定番でしたが、土曜日の1時公演に変更になります。
私は宝塚大劇場の初日公演をできるだけ見てきましたが、「平日金曜日の3時半」から、「土曜日の1時」に変更になると、チケットの入手が難しくなりそうな予感がしています。宝塚のチケットは、土日と平日では、全く難易度が違います。
(今度の月組公演は、「初日」も「新人公演」も「宝塚友の会」で入手できました。)

雪組『CITY HUNTER』『Fire Fever!』出演者決定

通常は「出演者決定」が公表されてから、「主な配役」が公表されます。しかしこの雪組公演は先に「主な配役」が公表されて、「出演者決定」の公表までとても時間があいていました。

「組替でもあるの?」と心配してしまいましたが、組子の出演者に変化はありませんでした。
専科から英真なおきさんが出演されるようです。
英真さんは現在『ロミオとジュリエット』にご出演中で、雪組にも続けて出演されて、今年も引く手あまたの人気のようです。英真さんがいらっしゃるだけで、深みが増します。「悪役」をされるのでしょうか?

全国ツアー「ヴェネチアの紋章」の配役発表

30年前の花組公演の組内事情

1991年に花組トップコンビ大浦みずき・ひびき美都のサヨナラ公演として上演された作品です。
安寿ミラさんは、次期トップで最初で最後の2番手だったので、「2番手」の存在感が大きく感じられる内容でした。
原作の「小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア」は、安寿ミラさん演じる「マルコ」が主人公です。
(30年前は、「塩野七生作「聖マルコ殺人事件」より」と記されていました。改題と改稿を加えた新装版が2021年版で案内されている著書名です。)

当時の次期トップ娘役の森奈みはるさんは、スパイス的に登場してくる早口の可愛いメイド役でしたが、この作品では2番手娘役ではありませんでした。

香坂千晶さん華陽子さんは、轟悠さんと同期の71期生。この公演では真琴つばささん、愛華みれいさんも出演されていました。真琴つばささんと華陽子さんは同期で新人公演主演、ヒロインを演じていました。本公演でも二人は可愛いカップルの役でした。

香坂さんはこの公演で退団だったので、女スパイのような大人っぽい少し別格的な娘役2番手でした。夢白あやさんが演じます。

安寿ミラさんがトップになっても、とても良い役のついていた華陽子さんの役は、新進娘役の可憐な役でした。音彩唯さんが演じます。103期の聖海由侑さんとカップルです。聖海さん音彩さん共に抜擢ですね。

2番手、3番手娘役の役を、夢白さん、音彩さんが演じることから、やはり「有望娘役」さんに変わりないなと思いました。

2番手男役の役は、綾 凰華さん
3番手男役の役は、諏訪さきさんです。
柴田先生の作品なので、脚本が書き込まれていて、男役さん、娘役さん共にたくさんの役の見せ場があります。

「ヴェネチアの紋章」配役

アルヴィーゼ総督(大浦みずき)……彩風咲奈
リヴィア夫人(ひびき美都)……朝月希和
2番手
マルコ(安寿ミラ)  ………綾 凰華
オリンピア(香坂千晶)………夢白 あや (マルコの恋人)

3番手
ヴィットリオ(真矢みき)……諏訪 さき(貴族の庶子)
ジョヴァンニ(愛華みれ)……眞ノ宮 るい(貴族の庶子ヴィットリオの仲間)
エンリコ(夏城令)   ……彩海せら(貴族の庶子ヴィットリオの仲間)

セバスチアーノ(真琴つばさ)……聖海由侑 (マルコの片腕、ラウドミアと婚約)
ラウドミア(華陽子) ………音彩唯(アンドレア孫娘)

カシム(宝樹芽里)……一禾 あお(トルコ人側近)
ヴェロニカ(森奈みはる)……莉奈くるみ (カシムに恋しているメイド)

オルファン隊長(紫吹淳) ……望月篤乃(ハンガリー人)
スルタン(姿月あさと)……汐聖 風美(スレイマン大帝)
レミーネ(峰丘奈知)……希良々 うみ 歌姫

元首アンドレア(未沙のえる)……真那 春人アルヴィーゼの父
プリウリ(立ともみ)……奏乃はると(リヴィアの夫)
大使ピエトロ・ゼン(磯野千尋)……叶ゆうり(ヴェネチアのトルコ大使)
宰相イブラヒフ(舵一星)……橘幸

初演の出演者と一致する名前を書き上げました。
「ビアンカ」の星南のぞみさんをはじめ、初演に無かった役名があるので、新たな役が加わっているのかな?と思います。

105期の紀城ゆりやくんにも「ジェンティーレ」という役がついています。

見せ場と思うところ

超ロングの黒髪のアルヴィーゼは、愁いを秘めた色っぽさがあって、長髪をなびかせる大浦さんの髪さばきが綺麗でした。
彩風咲奈さんで超ロングというと、金髪の「ネモ船長」が思い出されます。今回はその黒髪版になるのでしょうか。
抜群のスタイルで、ロン毛でコスチュームを着こなすアルヴィーゼは、間違いなく抜群のカッコ良さでしょう。

大浦・ひびきコンビは、ダンスの名手コンビでした。名倉佳代子先生の振付のふたりのダンスシーンは、最高に美しく、惹き込まれ、感動しました。
舞踏会の時に手に鈴をつけて踊るモレッタも印象的でした。

今回は演出が謝珠栄先生なので、ダンスの振付も担当されるのでしょうか?
彩風・朝月コンビのダンスシーンも見せ場になることでしょう。

30年前のこの公演には、安寿ミラ、真矢みき、真琴つばさ、愛華みれ、姿月あさと、紫吹淳と将来のトップスター6人7人も出演していました。スターの宝庫だったのですね。申し訳ありません匠ひびきさんが抜けていました。ヴィットリオの仲間のダニエリを演じていらっしゃいましたが、2021年版ではダニエリ役は消えて、仲間は3人から2人になりました。

悲恋物ですが、「サヨナラ公演」なので、ラストシーンは明るく終わりました。
寺田瀧夫先生の主題歌がとても宝塚らしくて響きがよく、任田幾英先生の衣装も華やかで素敵で、柴田先生ならではの細やかさが行き届いた秀逸な作品でした。
「大浦・ひびき」コンビの、互いの個性を引き立て合う関係性が生きていて、このコンビのサヨナラ公演としての集大成にふさわしいものでした。

「彩風・朝月」コンビは、この作品で「プレお披露目公演」として、スタートします。
なんとなく「彩風・朝月」コンビには、「大浦・ひびき」コンビの良さに通じるところを感じます。

全国ツアーの2会場目は、咲ちゃんの念願の愛媛凱旋公演です。
コロナの影響が無く無事に開催されますように。

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