愛宝会2019年度受賞者発表
こんにちは、くららです。
月刊「ミュージカル9-10月号」に、愛宝会の2019年度の受賞者が掲載されていました。
例年なら「ミュージカル誌5月・6月号」に掲載されますが、今年はコロナ禍によって遅い掲載となってしまいました。

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愛宝会の四賞受賞者(「ミュージカル9-10月号」より)

令和1年度〈愛宝会四賞〉
・すみれ(新進娘役)……夢白あや
・野菊(演技)……天寿光希
・さくら(舞踊・ダンス)……水美舞斗
・鈴蘭(歌唱)……鳳月杏

愛宝会とは
愛宝会は、政界や財界など社会的地位のある男性ファンで構成されている宝塚ファンクラブ(後援会)です。
1955年に青年ファン数人で「愛宝会」が結成されました。65年もの歴史がある会です、

非公認のファンクラブであって、公式ではありませんが、長い歴史の中で、宝塚劇団とは密接な関係にあるようです。
長年政界で活躍していた桜内義雄氏(2003年逝去)は、宝塚歌劇団の大ファンとして知られていて、長らく愛宝会会長を務めていらっしゃいました。
現在の会員数は約80名程で、そのうち8割は男性のようですが実際に活動を担っているのは奥様方が多いそうです。
東京都知事の小池百合子氏も「愛宝会」の会員だそう、兵庫県芦屋市ご出身でしたね。

「愛宝会」に対して社会的地位のある女性ファンで構成されている「緑宝会」というファンクラブもあるそうです。

毎年春には活躍した生徒に「愛宝会賞」を贈る授賞式が行われ、トップスターや実力のあるタカラジェンヌたちの、そうそうたるメンバーが受賞されてきました。

過去から現在の受賞者たち(2010年度からを掲載)

赤字)は、トップ娘役。
青字)は、トップスター

すみれ賞……研3の新進娘役 

2010年  早乙女わかば(94期)
2011年  実咲凛音さん(95期)
2012年  咲妃みゆさん(96期)
2013年  城妃美伶さん(97期)
2014年  有沙 瞳さん (98期)
2015年  彩みちるさん(99期)
2016年  星風まどかさん(100期)
2017年  結愛かれんさん(101期)
2018年  舞空 瞳さん (102期)
2019年  夢白 あやさん(103期)

毎年、研3の娘役さんに贈られています。

104期で新人公演のヒロインを演じたのは、都姫ここちゃんだけです。
新公ヒロインに抜擢された美羽愛ちゃんきよら羽龍ちゃんの新人公演は見合わせ中です。

野菊賞……助演賞

2010年  末涼亜希さん
2011年  桜 一花さん
2012年  寿 つかささん(組長)
2013年  美城れんさん(専科)
2014年  星条海斗さん(専科)
2015年  純矢ちとせさん
2016年  美弥るりかさん
2017年  愛月ひかるさん  
2018年  瀬戸かずやさん
2019年  天寿光希さん

  

2番手退団した美弥るりかさんは、「野菊賞」受賞2年後に退団されました。
現在2番手の愛月ひかるさん瀬戸かずやさんも「美弥るりかさんに続く?」という考えもあるようです。

愛月ひかるさんは、受賞対象の2017年は『王妃の館』金沢貫、『神々の土地』ラスプーチンという個性的な脇役を見事に演じていたので、「助演賞」はピッタリだと思います。

瀬戸かずやさんも、受賞対象の2018年は『ポーの一族』フランク・ポーツネル男爵、『あかねさす紫の花』中臣鎌足、『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-』渡辺小左衛門、『蘭陵王』高緯と脇をかためていたので、「助演賞」はピッタリでしょう。

「助演賞」というより優れた演技に対しての賞でしょう。

さくら賞……舞踊賞

2010年  蘭寿とむさん
2011年  早霧せいなさん
2012年  蘭乃はなさん
2013年  朝夏まなとさん
2014年  愛希れいかさん
2015年  柚香 光さん
2016年  宇月 颯さん
2017年  珠城りょうさん
2018年  礼真琴さん
2019年  水美舞斗さん

鈴蘭賞……歌唱賞

2010年  柚希礼音さん
2011年  北翔海莉さん
2012年  末涼亜希さん
2013年  望海風斗さん
2014年  明日海りおさん
2015年  礼 真琴さん
2016年  朝夏まなとさん
2017年  真彩希帆さん
2018年  月城かなとさん
2019年  鳳月杏さん

最近の娘役で「鈴蘭賞・歌唱賞」を受賞しているのは、真彩希帆ちゃん!流石です。
歌唱賞に対して「真彩希帆ちゃんを選ばずして、誰を選ぶ?」という感じなので、納得の受賞ですね。
これからも真彩ちゃんに続く、歌唱力抜群の娘役さんがうまれていくといいですね。

複数受賞しているのは、柚希礼音さん、末涼亜希さん、朝夏まなとさん、礼真琴さんでした。
「愛宝会」というファンクラブの賞なので、宝塚歌劇団の人事に直接の関わりは無いということになっています。

その他の賞について

年度賞について
宝塚歌劇団で選出して、毎年発表する「年度賞」があります。
優秀賞・努力賞・新人賞・団体賞などの形式になっています。
例年は受賞者が集まって「授賞式」が開催され、スカステニュースや宝塚の雑誌にも掲載されていました。
しかし今は「人が集まる」ことが控えられているので、こちらの発表も今年は遅れています。(例年は7月頃)
各組は「団体賞」を受賞することを励みにしているようです。

パンジー賞について
他に、阪急すみれ会「パンジー賞」という、阪急電鉄グループの宝塚歌劇後援会が特に素晴らしかった生徒やスタッフに贈る賞があります。
男役賞、娘役賞、助演賞、新人賞、スタッフ創作賞という5つの種類があるようです。
毎年11月もしくは12月に宝塚ホテルで表彰式が行われています。

調べたところ名誉な順番は上から
宝塚年度賞 > 愛宝会賞 > パンジー賞 だそうです。

コロナ禍によってさまざまなことが停滞していましたが、公演も再開され、愛宝会の2019年度の受賞者が公表されて良かったと思います。
受賞した方々は、受賞を励みに、ますます頑張られることでしょう。
宝塚歌劇団の公式の「年度賞」も、そのうち公表されるといいですね。

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