宝塚の戦略はスゴイ!次は?
こんにちは、くららです。
もうすぐ雪組が大劇場の千秋楽を迎え、来週の今日は星組の礼真琴くんが大劇場公演お披露目の初日です。
そしてその次の公演は、先日「ダンスオリンピア」でプレお披露目公演を大絶賛の中終えた花組の柚香光くんが大劇場公演お披露目

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1年前の2月5日に星組の紅ゆずるさんの退団発表があり、その約1カ月後に明日海りおさんの退団発表がありました。
トップスターが続けて退団公演を行うわけが無いという常識を覆して、お二人は退団していかれました。
この続いての退団興行は、今年の続けての本公演お披露目公演のためだったのでは無いかと今となっては思っています。

2018年に星組は、台湾公演を行ったため本公演は1作だけでした。
そして2019年大劇場お正月公演が星組公演で、その次が花組公演となり、その星組→花組 という体制のまま退団公演が行われ、今年もその体制のまま「お披露目公演」になっています。

1月10日大手新聞に全面広告

1月10日朝日新聞夕刊
1月10日の朝日新聞、読売新聞には、礼真琴×柚香光×吉沢亮の大きな写真と少しのトークと共に、星組公演と花組公演のポスターも掲載された全面広告が掲載されていました。
礼真琴×柚香光×吉沢亮トーク「Oggi」1月28日発売の予告のような形ではありましたが、二人のトップスターの売り出し公演予告宣伝が主なように思えました。
「Oggi」礼真琴×柚香光×吉沢亮スペシャルトーク
1人のトップスターでは無く、2人のトップスターだからこそ、「全面広告」での売り込みもしやすかったのでは無いかと思います。

日経ウーマン宝塚特別ワイド版

日経WOMAN
日経WOMAN2019年12月号宝塚特別ワイド版(11/7発売)の表紙は、礼真琴くん。中にインタビュー記事など礼真琴くんの特集記事がありました。

日経WOMAN 2020年2月号宝塚特別ワイド版(1/7発売)の表紙は、柚香光くん。中にインタビュー記事など柚香光くんの特集記事がありました。

礼真琴くん主演プレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』の初日は11月20日でした。
柚香光くん主演プレお披露目公演『ダンスオリンピア』の初日は発売日の1月7日でした。

プレお披露目公演は、それぞれの持ち味を最大限にいかした素晴らしい公演でした。
95期という同期生でありながら、全く被ることのない個性と才能に恵まれている二人です。

過去の私のブログで2人は同じ時期に「バウホール初主演」を経験し、「東上初主演」も同じで、今まで「運命共同体」のような道筋であったと何度も書いてきました。
この「二人が続けてトップに就任する」という筋書きは、一体どのくらい前から計画されていたのだろう?と思います。
スゴイ計画性と戦略!ふたりのれいのトップ就任時期が「令和元年」となったのは偶然ですね。

大劇場お披露目公演について

星組
幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷~舞い降りた新星~』
Show Stars『Ray -星の光線-』

初日が1週間後に迫って、いろいろと情報が入ってきています。
礼真琴・舞空瞳コンビ ダンスと歌の高い技術力をはじめとして、表現力やスター性など、様々な魅力にあふれた「圧巻の舞台」を魅せてくれることでしょう。

花組
ミュージカル浪漫『はいからさんが通る』

手抜きのセルフ再演とか言われていますが、計画的な演目選びだと思います。
2017年の大ヒットの時から、柚香光くんがトップになったら大劇場で再演を!という青写真があったのかもしれません。
再演は手抜きでは無く、「小劇場」で成功したものを、「大劇場」で成功させるのは、大きなチャレンジだとも思います
再演の難しさ
再演は同じことをしても評価されない上、高いレベルで「過去の自分」を越えていかなければなりません。
再演というのは、主演の二人にとっては、「無難」の反対の「高いハードル」では無いかな?と私は思っています。

原作者の意向
昨日原作者大和和紀先生のインタビュー記事の一部をご紹介しましたが、
大和和紀先生ご自身が、宝塚の「ハイカラさんが通る」は、“原作へのリスペクトが半端無い”舞台だと仰っていました。
私の勝手な解釈ですが、2017年の作品の評判が良かったので、大劇場の再演に当たり、「配役は当時の出演者はそのままで」という大和先生のご希望があったのではないかと思います。
そして「役替わり」も、初演をリスペクトするために避けられたのでは?と。(あくまでもインタビュー記事を読んでの私の解釈です)
講談社もクレジットに記されています。講談社の意向もあるでしょう。

ドラマティックに、パワーアップしてお届けする」と宝塚の公式ホームページに書かれていましたが、その変更内容についても、インタビューによると、大和和紀先生と綿密に相談されてすすめられているようです。

「配役に変更がない」ことも「役替わり」が無いことも、原作の先生を尊重されての結果だと思います。

「新生花組の魅力を盛り込んだフィナーレナンバー」
「大正バージョン」A「浪漫バージョン」Bの2パターンが、日替わりで行われます。

雪組から組替えしてきた永久輝せあくんは、フィナーレで活躍するのではないかな?と期待しています。
他の花組生も、もちろん。

昭和の宝塚の「はいからさんが通る」は『宝塚テレビロマン』
『宝塚テレビロマン』は、1979年4月7日~1980年8月30日関西テレビで毎週土曜日に放送された宝塚歌劇団の連続ミュージカル番組です!
その一作目は、『はいからさんが通る』でした。
しかしこの番組は、ヒット作とはなりませんでした。それと比べたら2017年の花組のものは比べ物にならないくらい素敵でした。原作者の大和和紀先生も同じ思いだと思います。

大劇場2作目公演

星組は、海外ミュージカル1本もの「ロミオとジュリエット」が決まっています。
花組は、お披露目公演と逆で、「お芝居とオリジナルショー」になるのではないかな?と思っています。

星組と花組は、はじめは異なる形で魅せていく戦略なのでしょう。

しかしその次あたりからは、「違い」も意識されなくなって、自然体になっていくと思います。

2人はトップスターに就任するまでは、同じような道のりを辿ってきましたが、就任してからはもう「運命共同体」は終わり!
それぞれの任期を全うされていくと思います。多分任期まで同じということは無いでしょう。

トップ人事戦略

宙組朝夏まなとさんがトップ就任時に、真風涼帆さんが星組から組替えしてきて2番手に就任して、宙組は人気が出てきました。

そして真風涼帆さんがトップ就任時は、芹香斗亜くんが花組から組替えしてきて2番手に。この組み合わせも功を奏していると思います。

雪組早霧せいなさんがトップに就任する時は、花組から望海風斗さんが組替えしてきて2番手に就任。
咲妃みゆさんが月組より組替えしてきて、ちぎ・みゆコンビと合わせて、「トリデンテ」と大人気になりました。

望海風斗さんがトップに就任の時は、真彩希帆ちゃんが組替えしてきて、素晴らしすぎる歌コンビが魅了してくれています。

星組 礼真琴くんは、花組から舞空瞳ちゃんが組替えして来たことで、相乗効果でさらに実力がいかされるコンビが誕生しました。

95期礼真琴くん、柚香光くんが続けてトップスターに就任したことも、素晴らしい戦略だと思います。

組内で人事の調整がとれる場合は、そのまま組内での昇格となるようですが、宝塚は5組あって、「ここぞ!」という時に絶妙な組替えという采配がとられるのが、素晴らしいところだと思います。
凡人の私にはなかなか思いつかないところがあります。

「新生星組」と「新生花組」は素晴らしいスターをキリました。
次に誕生する「新生〇組」、どんな戦略が計られるのか、楽しみでもあります!

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