礼真琴くん新トップの覚悟と峰さを理さんとの深い繋がり
こんにちは、くららです。今日は雪組全国ツアーの千秋楽でした。
公演の見どころは満載ですが、何と言っても皆の心を惹きつけたのは、望海さん中心のフリーダムなアドリブの数々
私が観劇できたのは、彦根の2公演だけでしたが、Twitterなどを通して、全公演のアドリブ等を知ることが出来て、毎日幸せでした。

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雪組に気を取られていたら、紅さんが宝塚をご卒業されて、もうすぐ1ヶ月。
新生星組 礼真琴・舞空瞳のお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』開幕まであと10日です!
梅芸ネット会員で初日のチケットが当選したので観劇します。

木曜日の観劇帰りに、宝塚のブックファーストに立ち寄ったら、礼真琴くん表紙の「日経ウーマン12月号」が目立つ所に山のように積み重ねてありました。
「宝塚特別ワイド版」と書いてあったので、丸ごと礼真琴君特集かと思って、楽しみに買って帰りました。

冒頭に「礼真琴特集」が8ページあるだけで、後は通常の「日経ウーマン」でした。ちょっと騙された気分。ちゃんと調べなかった私が悪いのです。
最近、宝塚ファン向けに、こういう仕様が増えてきましたね。

日経ウーマン12月号礼真琴特集

たった8ページと書きましたが、礼真琴君を深く知れる濃い内容でした。

まず驚いたのが、写真の顔つきが今までと違うこと、特に東京宝塚劇場の座席に、脚を組んでド~ンと座っている姿が、「トップスター」そのものなのです。

宝塚大劇場も東京宝塚劇場もどちらも赤い座席ですが、写真に座席番号「31〜49」が写っていたので、これは東京宝塚劇場だと解釈しました。
冬の装いで写っていましたが、紅さんの東京の退団公演中の撮影だったと思われます。

取材も2番手の時だと思われますが、見出しの「新・リーダーとしての覚悟」にふさわしい言葉に満ちていました。

紅さんのラストデイ、ライブビューイングに映し出される映像には、礼真琴君の涙はありませんでした
「泣き虫こっちゃん」が東京千秋楽では泣かなかったことに、次の日からトップスターになる覚悟を私は感じました。
千秋楽の前の東京公演中から、他にも「トップとしての取材」があったでしょうから、ドンドン覚悟が決まっていったのでしょう。
覚悟は顔つきも変わるのですね。「立場は人を作る」と言われますが、納得です。
これからトップスターを続けていくことで、どんなに頼もしくなっていくのでしょう。

礼真琴の核心に迫る10の質問

まだ販売中の雑誌なので、3つだけピックアップさせてもらいます。

1 座右の銘……限界を超えろ
常に“今日は昨日の自分を超える”という気持ちで日々を重ねてきた結果、気づいたら「今ここにいる(トップスター)」という感じだそう。
このスピリットが「礼真琴」をつくったのですね。

2 自分の性格の強みは……負けず嫌いな所

3 自分の性格の弱点……いろいろなことが見えてしまいそれを不安に感じてしまうところ

大きな役のたびにプレッシャーや不安を感じていても、外に「緊張が見えない」タイプのようで、“余裕でしょ”と言われることが多い。
実はものすごく小心者で、毎回緊張したり怖がったりを繰り返しながら、壁を越えてきたそう。

こっちゃんに“不安”は無縁の「実力の塊」ように見えますが、やはりこっちゃんも「人間」で、不安や緊張を乗り越えてきたのですね。
緊張しない秘訣」については、下の方に記しています。

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星組と峰さおりさん

「星組のために命がけてやろう」と、ずっと思ってきたそう。

礼真琴くんは星組の申し子

こっちゃんが初めて観た宝塚の舞台は星組公演「龍星」(主演・安蘭けい)
その中の柚希礼音さんの舞台姿を観て、一緒に舞台に立ちたいと思い、宝塚を目指し、主席で入団。
芸名は尊敬する柚希音から「礼」の字をもらって、「礼真琴」。
柚希礼音さん率いる星組に配属になり、2012年のショー「Étoile de TAKARAZUKA」新人公演(研3)で、真風涼帆らと共に主演パート(本役:柚希礼音)の一部を務めたのを皮切りに、柚希礼音さん退団公演でも新人公演主演をして、合計3回柚希さんの新人公演主演を経験しました。
その後、北翔海莉さんトップの下では三番手、紅ゆずるさんトップの下では二番手。そして紅さん退団とともに星組トップスターに。
「絵にかいたような」サクセスストーリーです。

峰さおりさんも星組の申し子

「日経ウーマン」の8ページの記事の中に、もう一人の星組の申し子ともいえる「峰さおり」さんのお名前が2回出ていました。

峰さおりさんについて
星組のトップスター鳳蘭さんの下で、鳳さんの継承者として全幅の信頼を受けて育成されていた星組生え抜きのトップスターさんです。
鳳蘭さんは、星組の生え抜きの大スターで、昭和のベルばらの四天王の一人でもあり、当時からの《星組》という伝統を重んじる流れは、現在もなみなみと受け継がれています。

峰さおりさんは、1983年から1987年まで星組のトップスターを務められました。その下に日向薫さん紫苑ゆうさん麻路さきさんがいらっしゃいました。
現在は女優としての活動と日本舞踊家「西崎峰」として舞台活動を行う一方、宝塚歌劇団で日本ものの振付も手がけていらっしゃいます。

この5年ほどの間で1番影響受けた人は……宝塚OGの峰さを理さん
『阿弖流為-ATERUI-』の振り付けの時に、心に刺さる言葉をたくさんもらって、その時から自分が変われたような気がした。

宝塚OGの峰さを理さんより、緊張しない秘訣を教えられた
舞台の初日は不安や緊張があるけど、峰さんより、「緊張するのは、自分がやってきた以上のことをやろうとするから。今までやってきたことをそのままやれば良い」とアドバイスをされてから、緊張は絶対にするものだが、「自分をよく見せようとしなければ緊張しても大丈夫」と思うようになったそう。

峰さを理さんは、全国ツアー初主演の『アルジェの男』の振付、演技指導担当
礼真琴くん全国ツアー初主演の『アルジェの男』では、星組再演時の主演をした峰さを理さんが振付、演技指導に加わっていらっしゃいました。
日本舞踊家の峰さを理さんが、洋物に関わられるのはその時が初めてです。
こっちゃんが初主演の重責の中、全幅の信頼を寄せている峰さんから指導を受けたことは、大きな励みと助けになったことでしょう。

礼真琴の星組トップスターとしての覚悟

新生星組は良い意味で変わりたくない

先輩方が築いてくださった星組の良さをなくしたくない

私自身も変わらず、毎日全力で舞台に立ち続けたい

その背中を見て、ついていきたいと思ってもらえるような存在になれれば嬉しい

リーダーに欠かせないもの……元気でいること。

自分が笑顔で元気でいることが、組のみんなの元気やパワーにつながると思うから。

礼真琴くんは、新トップスターとしての覚悟はバッチリのようです。
舞空瞳ちゃんとの息の合ったコンビも、これ以上無いようなバッチリな組み合わせです。
新しい星組が、どんな驚きの舞台で感動を与えてくれるか、楽しみですね。

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