こんにちは、くららです。
昨日の驚きの発表から1日たちました。
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昨日の発表について今思うこと
そのひとつ前の星組の別箱公演についても、「赤と黒」と「全国ツアー」が今まで無かった形で実施されると発表を知って驚きましたが、終わってみれば「それで良かったな」という結果でした。
今度の秋の別箱についても、礼さんの休養が発表されましたが、そんなに心配しなくても良いことだと思います。
「宝塚歌劇でも働き方改革?星組トップ・礼真琴が今秋一時休養」とデイリースポーツのweb記事になっていました。
文字通り「ゆっくり休養して、また次から楽しませてください」と、受け止めるだけで良いと私は思います。
現に礼さんは『1789』の制作発表会では、元気な姿で素晴らしい歌声を聞かせてくださいました。
そして「今個性みなぎっている星組生全員で、お客様に勇気と元気をお届けできる舞台になればと思っています」と話され、現在全力でお稽古に励んでいらっしゃいます。
何も深読みなどする必要は無いと私は思います。
そして「何故昨日発表されたか?」気づきました。
今日と明日水美舞斗さんのディナーショー『One and Only』が開催されていて、4月28日付で専科に異動されます。専科異動の前に次の水美さんのスケジュールをファンに知らせておきたかったのだと思います。
私は明日の水美さんの配信を楽しみにしているのですが、雪組の午後3時半公演のチケットを持っているので観劇予定です。急いで帰れば、ギリギリ間に合うかな?という所です。普段あまり走ったりしませんが、明日は全力で頑張りたいと思っています。
『ME AND MY GIRL(ミー・アンド・マイガール)』について、新しいファンの方はご存知でない方も多いようなので、簡単にご紹介したいと思います。
最高にハッピーな、コメディ・ミュージカルです!見終わって、とっても心が温かくなり、元気になれます。
私は2013年に梅田芸術劇場で月組の『ME AND MY GIRL』が上演されていた頃、大きく落ち込むことがあって、先が見えないしんどい心境でした。
観劇に行ってサリーの愛希れいかさんが歌う【顎で受けなさい】がまさに心にピッタリでした。「生きていればどんな目にあおうとも、顎で受け止めて ニヤリと笑おう」。
チケットに余裕があったので、帰りに次のチケットを買って、元気になりたくて何度も通いました。あの時『ME AND MY GIRL』に出会えたことは、私には大きな助けでした。
『ME AND MY GIRL』簡単なあらすじ
1930年代のロンドンが舞台。下町で育ったビルは、遺言によりロンドンの名門貴族の世継ぎであることが発覚し、恋人のサリーと一緒にヘアフォード伯爵家へやって来て、「大金持ちになれるかもしれない!」と大はしゃぎします。
ビルの粗野な言葉遣いや振る舞いは、周囲を驚かせ、叔母のマリア公爵夫人から教育を受けるうちに、後継者の自覚が芽生え始め、一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描き上げたロマンティックなコメディです。
とても分かりやすく親しみやすいストーリーで、ラストは全員がお互いに理解し合って大団円を迎えます。もつれた糸が最後にスッとほどけるような爽快感があります。そして先に紹介したような、ハートフルな名曲の数々も素晴らしいです。
1幕ラスト「ランベス・ウォーク」の客席降り
社交界デビューしたビルのところへ、サリーが自分がいかに上流社会にそぐわない人間かを示すために、突拍子もない恰好をして、ランベスの仲間たちを連れて現れます。
ビルはサリーの気持ちを察して「メイフェアにはメイフェアの歩き方があるように、ランベスにはランベスの歩き方がある」と歌います。すると段々その中にパーティーの客の貴族たちも加わり、庶民と貴族との壁が壊れて、第一幕の終わりは、全員参加の楽しい「ランベス・ウォーク」ナンバーになります。
そして客席にまで降りてきてくれて、大盛り上がるシーンに。
間近の2015年の花組の本公演では、2階席にまで下級生が来てくれていました。
昔からこの作品を観ていると「ランベス・ウォーク」=客席降り と私のようにイメージしてしまう方も多いかもしれません。
2023年の秋の博多座で、客席降りは可能なのかな?客席降りがなくても、とってもハッピーなことに違いはありません。
過去の『ME AND MY GIRL』作品について
月組初演がロングラン(1987年)
1987年に月組の剣幸さん&こだま愛さんを中心に本公演で上演されました。
大好評を博したため、次の月組本公演でも上演されました。(ロングラン記録)
2回目は、宝塚大劇場と東京での上演の間に中日劇場でも上演。
初演の新人公演の主演のビルは涼風真世さん。
2回目の新人公演のビルは天海祐希さん。当時研1でした。
月組の初演を観た時に、すごいハッピーさに大感動しました。
天海祐希さん退団公演(1995年)
天海さんは研1で新人公演で主演のビルを演じていました。
天海さんが「徹子の部屋」に出演した時に話されていた内容です。
トップスターになる頃に、月組のプロデューサーから先々のスケジュールを書いた紙を見せられたそうです。その時にちょうど2年後の12月がパァーと光って見えているような気がして、それは天海さんが大好きで、一番最初の大きな役だった『ミー・アンド・マイガール 』。再演の予定だと聞いて、「あっ、コレだ。コレで私はやめよう」と思って、プロデューサーに「ここで辞めますと!」と希望を出されたそうです。
天海さんのご希望通り、『ME AND MY GIRL』が退団公演となりました。サリーは麻乃佳世さんが演じられ、天海さんと一緒に退団されました。
トップ就任2年後に『ME AND MY GIRL』の再演が予定されていなかったら、天海さんの任期はもっと長かったのでしょうか?
瀬奈じゅん&彩乃かなみ(2008年)
瀬奈じゅんさんと名コンビだった彩乃かなみさんの退団公演でした。最高のビル&サリーを魅せてくださいました。
役替わりは、ジャッキーとソフィアを、明日海りおさんと城咲あいさん。
新人公演は、ビルが明日海りおさん、サリーが羽桜しずくさんでした。
霧矢大夢さん主演で博多座公演
本公演の後、博多座で2番手の霧矢大夢さんが主演のビル。新人公演でサリーをつとめた羽桜しずくさんがサリーで上演されました。
この別箱期間、瀬奈じゅんさんは日生劇場で『グレート・ギャツビー』の主演をされていました。
15年前に、博多座で2番手主演の『ME AND MY GIRL』が上演された実績があります。
花組 真飛聖主演で梅田芸術劇場で上演(2009年)
初めて花組で、トップコンビ主演で別箱公演として上演されました。サリーは桜乃彩音さん。
★3役役替わり★
ジョン卿 | 壮一帆 | 愛音羽麗 |
ジャッキー | 朝夏まなと | 壮一帆 |
ジェラルド | 愛音羽麗 | 朝夏まなと |
月組 龍真咲・愛希れいかで梅田芸術劇場で上演(2013年)
★4役役替わり★
ジャッキー | 美弥るりか | 凪七瑠海 |
ジェラルド | 凪七瑠海 | 美弥るりか |
パーチェスター | 星条海斗 | 沙央くらま |
ヘザーセット | 沙央くらま | 星条海斗 |
暁千星さんは、月組初配属の出演作品です。当時は研1は組まわりをしていたので、研2の春に組配属でした。研2の12月には北翔海莉さん主演東上『THE MERRY WIDOW』公演で、目立つニエグシュ役を演じられましたが、流石に初配属の『ME AND MY GIRL』では活躍されていなかったと思います。
月組初配属の『ME AND MY GIRL』も、暁さんにとって思い出深い作品だと思います。
花組 明日海りお・花乃まりあで本公演(2016年)
新人公演でビルを演じた明日海さんの「思い出再演」と言えるでしょう。
★8役役替わり★
ジョン卿 | 芹香斗亜 | 瀬戸かずや |
ジャッキー | 柚香光 | 鳳月杏 |
ジェラルド | 水美舞斗 | 芹香斗亜 |
パーチェスター | 鳳真由 | 柚香光 |
マリア公爵夫人 | 桜咲彩花 | 仙名彩世 |
ランベス・キング | 鳳真由 | 瀬戸かずや |
ランベス・クイーン | 鳳月杏 | 水美舞斗 |
ディス夫人 | 仙名彩世 | 桜咲彩花 |
2023年星組博多座の配役予想
発表済み配役
★ビル……水美舞斗/暁千星
★サリー……舞空瞳
ビルとサリーでタップの見せ場があります。3人はタップもお得意でしょう。
ビルは、でんぐりかえしなどのアクロバティックな動きも。
さらにビルは小道具を使った器用さを求められます。ハットトリック、懐中時計、りんご、トランプなど。
サリーは、ラストに素敵な淑女に変身した見せ場があります。もうその舞空さんの素敵な姿は、今からしっかりイメージできます。
★ジョン卿…水美舞斗/暁千星
ジョン卿は、ビルの叔母のマリアの友人で、ずっとマリアのことが好きな、遺言執行人。お茶面な人間味のある人物です。髭をたくわえた中年男子。イケおじ姿が拝めますね。ビルとともに酔っぱらいながら歌う「愛が世界をまわらせる」がとても素敵。
その2役を水美さんと暁さんで役替わりされるのですね。今まで、主演のビルの役替わりはありませんでした。ビルと180度違うジョン卿の役替わりは、演じるお二人にはとても大変だと思いますが、見る方には興味深く、とっても楽しみです。
今回のこの役替わりが大きなアピールポイントだと思います。
水美さんのファンも暁さんのファンも、どちらの役も同じくらい見たいと思います。
その他の役勝手に予想
マリア公爵夫人(ビルの叔母、ビルに紳士教育を施す)
……小桜ほのか?
ジャッキーとジェラルド
…極美慎、天華えま役替わり?
ジャッキーは、マリアの姪でジェラルドの婚約者。
財産目当てにビルに胸や美脚を惜しげもなく披露しながら「私を抱きなさい」と迫る色っぽいシーンがあったり、サリーは目の敵。男役がやるからこそ、魅力的な役です。個人的に極美さんと天華さんで見てみたいです。
ジェラルドは、マリアの甥で気品たっぷりのマイペースなお坊ちゃま。
婚約者ジャッキーの心を取り戻そうとする。
パーチェスター(へアフォード家の弁護士)
「お屋敷の弁護士が~」と歌うミーマイきっての名物キャラ。マリア側についたりジョン側についたりせわしなく動く、真面目で一生懸命ゆえにすべってしまうお調子者の三枚目。柚香さんが味のあるパーチェスターを演じられました。
天華さんで見てみたいです。芝居巧者が演じないと面白みに欠けると思います。
宝塚の名コメディアンヌ未沙のえるさんの当たり役でした。
その他にもキャラの立ったいろいろな役があります。配役発表も楽しみです。
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