月組公演観劇と殿堂と雑感
こんにちは、くららです。
昨日月組公演の午後3時を観てきました。
ローソンの貸切公演だったので、終演後に珠城さんの「みなさん、お元気でしたか?」のお手振り付きのご挨拶もありました。

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お疲れがたまっているように見えた6月1日の舞台

お芝居の最初のセリフで珠城さんが噛んだのをはじめ、他の出演者の方々もこけたり、大階段で躓いたり、ドキっとするシーンがいろいろでした。
休演日を前にお疲れがたまっているように思えました。

急に暑くなったので、珠城さんの汗もいつもにも増しているよう。

珠城さんが、最後の大階段を特大羽根を背負って降りられてくるシーンも、普段より足元に気をつけて踏みしめていらっしゃるように、私には見えました。

「ナウオンステージ」で鳳月杏さんも下記のようにおっしゃっていました。

「たっちゃんが卒業ということで、今回の公演も芝居もショーも、本当に魂をこめて誰よりも過酷な状況の中命がけでやっている姿を見て、沢山勇気と元気を頂いています」

前回の『WELCOME TO TAKARAZUKA』『ピガール狂騒曲』の時も、休む間もない出番をこなす超人的な体力に驚きましたが、今回はさらにそれの上をいっています。

お芝居、ショーともに、珠城さんは出突っ張りな上、特別豪華なトップ羽根が、とても重そう。
ナイアガラと言われる青い羽根が、スカートに見えるほどピッシリついていて、羽根の密度も高くモフモフとした装飾もたっぷり。
史上最高の重量のように思えます。

体力を使いきった最後に、あの大羽根を背負うのは、相当過酷のように私には思えます。しかし5年間トップスターを続けてきた労いの込められた羽根なのでしょう。

終演後のスカイレポートで、珠城さんは

「ハードだから大変ですよね、と言わるんですけど、確かに体力的にはハードかもしれないですけど、それだけのものを最後にやれるだろうと与えていただけることも幸せ」と、

いつも前向きで誠実な珠城さん。

初日の珠城さんのご挨拶で
このもろうた時と力を何に使うか、珠城りょうとしましては、宝塚歌劇の長い歴史の中で、今この時を、宝塚を、月組を愛して下さる皆さま、そして愛する月組の仲間、そしてそしてずっと支え続けてくださったファンのみんなのために使いたいと思います。」
と仰っていました。

「心ある舞台を元気にパワフルにお届けしていきたいと思います。」

珠城さんは、最後の舞台に万感の思いを込めて、全身全霊で有終の美を飾られています。
宝塚大劇場の千秋楽は、6月21日です。ライブ中継、ライブ配信がされることが発表されました。

東京公演になると、さらに暑くなります。大千秋楽は8月15日。
珠城さんが東京の千秋楽まで、元気に駆け抜けていかれるように、心より願っています。

宝塚プルミエール

先日の「宝塚プルミエール」は、月組特集でした。
スカステよりも映像が多くて、お芝居の正行と弁内侍(珠城・美園)のラブジーンも長く映っていました。

最後に珠城さんから月城さんにエールを送るところがありました。
二人は、着物に袴姿で、とても麗しかったです。トップと2番手二人ともが美人というケースは珍しいかな。

珠城「とにかくれいこが健康で元気で笑顔で幸せでいてくれたら、何よりだと思うので、きっとそのれいこが心身ともに充実していたら、お客様にも伝わると思うので、それを客席から見守るのをとっても楽しみにしています。頑張ってね」

それを聞いたれいこちゃんは、「ありがとうございます」と、神妙な顔つきで珠城さんの目を見て、深く頭を下げていました。

月城「ほんとうに、あの、悲しみだしたら止まらなくなってしまうので、今しか見れないものを、悲しさに流されずきちんと焼き付けておきたいという思いがあって。最後まで楽しく見送れたらなと思いましたので、最後まで…」

(言葉に詰まり、手をワサワサ動かす謎のジェスチャーで表現、珠城さんも笑顔で、同じジェスチャーを。普段の息のあった関係性が感じられました。)

月城「大事に1日1日過ごしたいと思います」

珠城「ありがとう」

珠城さんと月城さんは1期違いですが、珠城さんはトップスターを5年続けていらっしゃるので、全く貫禄が違います。
れいこちゃんもトップになると、トップらしい貫禄がついていくことでしょう。
既に痩せすぎ感があるので、貫禄と共にお肉もついていくと良いなと思います。

3兄弟の武器について
月城さんは、三男の正儀(まさのり)役で、舞台で一人だけ刀では無く、長い棒のようなものを持っていることが気になっていました。

珠城「のりはね、武器が違うんです。」

長男役の珠城さんが、弟を役名をもじって「のり」と呼ぶことが新鮮。

月城「長巻というお初の武器を。」

珠城「あれは何か、キャラクターが出ている感じがする」

月城「暴れん坊感っていうか」

長巻は大太刀を振るい易くすることを目的に発展した「刀」だそうです。
ヤンチャな三男がそれを振り回しているのは、様になっていました。

四条畷の戦いで、鳳月杏さん演じる次男正時は、斬られて珠城さんの腕の中で命尽きていきます。
そして珠城さん演じる正行は、正時の刀も持って、二刀流で戦っていきます。

刀ひとつにも、上田先生の思いが込められているなと感じられます。

後村上天皇の暁千星くん

「朕は~」と、ゆっくり、やわらかい公家言葉で話します。
イントネーションが独特で、やさしい響きに癒される気がします。

初日の頃も「ありちゃんの新境地開拓」と思っていましたが、昨日はますますセリフが良くなっていました。

最後の出陣の所での歌も、「もどれよ」という、思いのこもったやさしい声掛けも秀逸です。

「ナウオンステージ」で、珠城さんへの思いが沸き起こってきて、その大切なセリフをしゃべれなくなるのではと、ありちゃんは本気でとっても心配しているようでした。

月組に配属された時から、「やさしい兄貴」として早期抜擢のありちゃんを励ましてきた珠城さん。
ありちゃんの珠城さんへの尊敬や愛は、雑誌「歌劇」の絵と文でも毎回語られていました。

そんな大きな存在の珠城さんを、リアルに舞台で見送るありちゃんの心境は本当に寂しさでいっぱいでしょう。
多分ありちゃんは、強く乗り越え、ますます気持ちのこもった演技ができるようになると思います。演技派と言われる域に達せるのでは。

殿堂「Memories of 珠城りょう」

貸切公演だったためか、開演の少し前でも、整理券に余裕があって、待つこともなく入館することができました。
殿堂ザッハトルテ
「I AM FROM AUSTRIA」では、劇中で「ザッハトルテ」をおいしく食べていたので、「無性に食べたくなって」観劇後に数回買って帰った思い出があります。
そのため、この展示を見て、一番心に残ったのはこのトルテでした。

『BADDY』の宇宙服
タバコをふかせている『BADDY』の宇宙服。とっても暑そう。初見の時は、新しすぎる上田先生のショーに衝撃が走りました。懐かしい思い出です。

暁千星衣装
「ピガール狂騒曲」での、バケツを被った風間柚乃くんのボリスの衣装が話題になっていますが、ありちゃんのものも展示してありましたよ。180度開脚のリフトの写真も飾ってありました。これだけ伸縮自在できるズボンの素材も気になりました。

シアターでは、珠城さん主演の別箱公演の映像だけで、25分間埋め尽くされていました。
本当に数多くの主演作品を演じてこられたのだなぁと思いました。
「Memories of 珠城りょう」は、6月21日(月)までです。

望海さんの時のように宝塚大劇場の千秋楽の生放送はありませんが、下記番組があるようです。

宝塚ホテル開業1周年記念

「アフタ〝ムーン〟ティー with りょう」
7月17日 20:00~
出演 紫門ゆりや、輝月ゆうま、暁千星、風間柚乃
MCは樹里咲穂さん

紫門ゆりやさんと輝月ゆうまさんが出演されるのは、専科に異動されるからですね。
視聴者の参加型の企画として、珠城さんへの質問やリクエスト、お悩み相談などのメッセージを募集中とのこと。
珠城さんがお悩みにこたえてくださる?面白そうですね。

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