月城かなとさんの怪我とタカラジェンヌのプロ意識
今日の公演より、月城かなとさんが怪我のため月組のショー『クルンテープ 天使の都』を休演されることになりました。『夢現無双』には出演されます。

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月城かなとさんのこと

お怪我をされたのは、木曜日の新人公演の前からだという情報なので、昨日の公演は無理をしてショーも務められたのですね。(振りが変わっていたということですが)
怪我をしている中、大階段をおりてくることも本当にお辛かったと思います。
舞台に穴をあけたくない、迷惑をかけたくないというプロ意識に脱帽です。
無理をせず治していただきたい。だいじょうぶになっての復帰を待ってます!

一番辛いのはれいこちゃんご本人だと思います。
体の痛みを我慢して舞台に立つ方が、お休みするより精神的には楽かもしれませんが、月城かなと君はトップスターになる期待のスターさん。
今後のために適切な処置をして、身体を痛めつけず、休ませて治すことが一番。
まずお体を大切にしていただきたいです。

今回はたまたま海乃美月ちゃんが、怪我のため同じようにショーを休演されているため、舞台に立てない辛い気持ちを共有しあえるのでは。
休演はタカラジェンヌのメンタル面に相当なダメージになるそうです。
海乃美月ちゃんは、怪我をされていても、大劇場の美弥るりかさんのサヨナラショーには出演されていました。
月城かなと君も無理をしない範囲で、復帰できますように。

今日のお茶会への出席を取りやめられたとのこと。ファンの方にはとても残念なことでしたね。
れいこちゃんも今が精神的に一番つらい時だと思います。
この辛い時を乗り越えられて、さらに素敵なスターさんになっていかれると思います。

タカラジェンヌのプロ意識

生きていると、体調の変化はあって当たり前です。
特にタカラジェンヌは身体を酷使されていますから、一般人より怪我をしやすく、不調も出やすいと思います。
でも舞台をつとめるためのプロ意識は徹底していて、かかりつけの整形外科、マッサージや整体などに頻繁に通って、徹底した体調維持に務められているようです。

昔は宝塚は、プロとアマの中間と言われていましたが、タカラジェンヌの舞台をつとめるための「プロ意識」は、並外れています!

骨折してもサヨナラ公演を休演しなかった稔幸さん

2001年、『ベルサイユのばら2001―オスカルとアンドレ編―』(オスカル役)で相手役の星奈優里さんと同時に退団。
そのサヨナラ公演中に右手首骨折をし、手首をギプスで固定して一日も休むことなく舞台をつとめられたそうです。
サーベルを利き手の反対で持ったりの振り付け等の変更をして、退団する千秋楽までオスカル役を演じきられました。
骨折の痛みはひどく、熱が出ることも当たり前。その中でオスカルの激しいダンスを踊られたのですね。

この公演は宙組と星組公演を宝塚・東京と同時開催することが売りだったために、
星組は先に・東京宝塚劇場公演<2001年3月30日~5月6日>が上演され
宝塚大劇場公演<2001年8月17日~10月1日>は後でした。
宝塚で観劇しましたが、全く観客には「骨折されている」ことは分かりませんでした。
骨折のことは退団されてから知りましたが、ただただそのプロ意識に驚嘆し頭が下がるだけでした

念願の舞台を前にアキレス腱断裂し東京公演には復帰した紫苑ゆうさん

シメさんが熱望していた「うたかたの恋」のお稽古中にアキレス腱を断裂してしまい宝塚大劇場での公演は休演されました。麻路さきさんが代役。
同時上演のショー「パパラギ」には、故やすきたかじんさんが提供された『心はいつも』が使われていたため、紫苑ゆうさんの突然の休演は、やすきたかじんさんを通しても語られました。
復帰までに半年は必要と言われたにもかかわらず、4ヶ月後の、東京宝塚劇場で見事に復帰されました。ご本人の努力のたまものでしょう。

靱帯を痛めても手術をせず出演し続けた風花舞さん

ロンドン公演の舞台稽古中に、すべって左のひざの靱帯を痛めて倒れ、救急車で病院に運ばれ、「休演しなさい」と言われたそうです。
「手術したら半年は舞台へ戻れない、振り付けが簡単になるのも嫌。その後も足はずっと痛みましたが、誰にも言わず、退団までこらえてきました」
その2年後月組トップ娘役に就任。そして退団後手術をされたそうです。

陽月華さんは、宙組娘役トップスター時、お稽古中に左足首を骨折して『黎明の風/Passion 愛の旅』は休演されましたが、次の公演では完全に復帰されダンサーとしても活躍されました。通常では足の骨折から激しい動きができるまでに復活するには、長期間かかります。

凰稀かなめさんは、柚希礼音お披露目公演「太王四神記Ver.2」に星組2番手として組替えして出演予定でした。
しかしお稽古中に左足小指骨折でしばらく休演されることが発表されましたが、初日より出演されました。
その陰にはご本人の責任感や強い意思があったのだろうと思われます。かなり無理をしての出演で、凰稀さんのお身体にその後ダメージがなかったのだろうかと心配しました。

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這うような体の状態で千秋楽をつとめた匠ひびきさん

匠ひびきさんは、「琥珀色の雨にぬれて/カクテル」がお披露目かつ退団公演となる1作だけのトップさんでした。
大劇場の公演中に脊髄炎という病に襲われて、千秋楽の3日前から足が動かなくなった中、何とか千秋楽まで舞台を務められました。
その大劇場での「琥珀色の雨にぬれて/カクテル」千秋楽公演の映像がスカイステージで放送されました。
命がけで公演をつとめられている光景は涙なしには見れないものでした。
休演という選択肢もあったと思いますが、「トップスターとして千秋楽」をつとめられたプロ意識に、ただ驚嘆するばかりです。

1作トップ就任の匠ひびきさん「琥珀色の雨にぬれて/カクテル」

ここにあげたのは大きなスターさんのニュースになったものだけです。
ニュースにならなくても、怪我や不調と闘いながら、舞台に立つ努力をされているジェンヌさんは沢山いらっしゃるでしょう。

それだけ「プロ意識」をもって舞台を魅せていただけることは有難いと思います。

でも「タカラジェンヌ」には、退団後の長い人生が待っています。
在団中に体を酷使しすぎないようにして欲しいですし、何よりもお一人おひとりのお身体を大切にして欲しいなと思います。

れいこちゃんが決して無理をされませんように。
しっかり治っての復帰を待っています。

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