コメディを極め踊りたい鳳月杏さん『ビバ!タカラジェンヌ』
こんにちは、くららです。
宝塚大劇場月組の『I AM FROM AUSTRA~故郷は甘き調べ』は、無事に千秋楽を迎えました。
その千秋楽の夕方、鳳月杏さん主演『出島小宇宙戦争』の先行画像が公表されました。

“Wow”と思わず叫んでしまったほどの、衝撃的なイケメン画像!
ビビットイエローの背景に、渋い洒落た衣装に身を包んだシルバーの長髪のイケメンが、天文方なので「天体望遠鏡?」を担いでいる。
「デジタル・マジカル・ミュージカル」やら「ミクロでマクロなスペースオペラ」という公演解説にふさわしい、訳のわからない謎の世界観

この「謎の衝撃度」にボッーとなっていたら、ちなつさん(鳳月杏)が午後8時からのラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』に出演されました。

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1年はやいですね、瞬く間に過ぎていきました Byちなつ

冒頭でパーソナリティの小山乃里子さんより、
月組慣れた?お正月は花組でしたが、波乱万丈という感じよね。」とたずねられ

鳳月: 「いろんなことがありましたね。組み替え含めて、お陰様でいろんな公演に忙しく出させて頂きました。

この1年でこんなに幅広い活躍をした方は、なかなかいらっしゃいません。

2019年の鳳月杏さんの変幻自在さ
・本公演『CASANOVA』コンデュルメル夫人
・仙名彩世ミュージック・サロン『Sen-se』
月組に組替え
・鳳月杏ディナーショー『NEXT ONE』
・6/25のみ花組へ特別出演『恋スルARENA』
・『ON THE TOWN』(梅田芸術劇場)オジー(若い水兵)
・本公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』ヴォルフガング(イケオジ)12/28迄

鳳月: 「有難いことに色々なジャンルの役を頂いたので、かなり自分の中でも初挑戦が多かった1年でした。

美しい妖艶なコンデュルメル夫人で美しいソプラノを聴かせて下さり、「こんな高い声まできれいに出るの?」と驚きました。
そして、仙名彩世ミュージック・サロン『Sen-se』とご自身のディナーショー『NEXT ONE』では、幅広い実力と魅力が爆発でした。
『ON THE TOWN』では、大人っぽいのに「水兵さん」は不釣り合いかと思いましたが、巧みな芝居力とコメディセンスが光っていました。

大劇場の『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』の初日を観劇しました。
珠城りょう君の父親役のお鬚をつけたイケオジ役でしたが、セリフを言うだけ、動きをするだけで、ドカンドカンと笑いをとっていました。
見事なコメディアンヌぶりに、「この作品は鳳月杏さんがいることで面白くなっている!」と感じました。逆に言えばいなかったら、面白くないのでは…と。

鳳月: 「初日のお客様の反応は、結構皆さん声を出して笑ってくださっていて、喋るたびに反応があったので、動揺して、笑い声に、「どうしよう」となっちゃったんですけど、そのユーモアも役の魅力なので、そういうとこを忘れずに、ちょっとカッコ良くというところを目指してやっています。」

最初からあんなに笑いをとることを狙っていた訳では無いのですね。今日のお話を聞いて私はビックリしました。
光月るうさん演じる[ホテルのコンシェルジュ]エルフィーとちなつさんが、笑いを扇動していて、この二人がいなかったら、面白くなかったと思います。

客席の楽しさで楽屋まで明るい
鳳月: 「お客様が笑いや手拍子で盛り上げてくださっているのが嬉しいし、ナンバーが多いので、ライブ感があって、出演者側は有り難く思っています。お客様が笑ってくださったり、楽しい空気を感じて、演者側のエネルギーもカッと上がるので、楽屋の過ごし方もみんな明るく、コメディや楽しい作品の時は雰囲気が良いです。「オンザタウン」もテンポのある芝居だったので、楽しかった。

重い役をやっていると、「お稽古から公演が終わるまでずっと苦しい」と聞きますが、楽しい演目をやっていると、楽屋まで楽しく、さらに相乗効果で客席が楽しくなるのでしょう。
『I AM FROM AUSTRA~故郷は甘き調べ』は、本当に楽しい作品です。

千秋楽近くから、マイナスな評価が耳に多く入ってくるようになりました。
関西と関東ではノリが違うと言われます。関東では楽しくないと受け止められるのでしょうか?

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笑いをさらに極めようとしているちなつさん

鳳月: 「笑いの間に自分らしい「間のつくり方」に真剣に取り組んでいきたいコメディのテンポにこだわりはじめました。オーソドックスな笑いが多く、典型的なボケなど多いから、鉄板のネタのような感じで、「こうきたらこうやるという」とやったら良く、バシバシとみんなで決めていけたらいいのではないかな。」

コメディセンスというものは、「素養」に関わっているので、急に身につけようとしても身につかない場合もあります。
真面目で誠実な人柄の主演の珠城りょうさんは、コメディは苦手のように「オンザタウン」の時から感じていました。

「オンザタウン」の時は、真ん中3人の一人にちなつさんがいることで、珠城さんは助けられ、かえって素の真面目な部分が対比で面白くもありました。
『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』でも、出演者が多くて周りが空気をつくっていくので、誠実な真面目な珠城さんの人柄がいきていたと思います。

コメディというものは、コメディセンスがある人が演ってこそ楽しいもの。
紅ゆずるさんの舞台が楽しかったのは、センスにあふれている紅さんがやったからこそ。
ちなつさんに、紅さんに通じるような、コメディセンスの片鱗があると思います。
ちなつさんは、ご自分のコメディセンスに気づかれて、「自分独自の間のつくり方に真剣に取り組みたい」と思われているようです。
ますます舞台が面白くなりそうですね。
ちなつさんがいれば、東京公演も楽しいものになると思います。

そしてその次に控えているのが、先ほどポスターについて触れた『出島小宇宙戦争』!
梅田芸術劇場ドラマシティ:2020年2月8日(土) – 2月16日(日)
東京建物 Brillia HALL :2020年2月24日(月) – 3月1日(日)

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『出島小宇宙戦争』について

鳳月: 「出島の小宇宙戦争をさせて頂くことになりまして、こちらもコメディタッチの非現実的に皆様に楽しんでいただけるような内容ではないかなと思っています。真面目な話では無いので…

『義経妖狐夢幻桜』(2018年雪組バウ)『アイラブアインシュタイン』(2016年花組バウ)と奇をてらった作品を生み出してきた谷貴矢先生の作品です。
どんな脚本・演出でも、ちなつさんなら予想の上をいく、トンチキ度満点の素晴らしい舞台に仕上げて下さるでしょう。

私のお気に入りのありちゃん(暁 千星)とおだちん(風間 柚乃)が出演します。
『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』で注目をあびている「あり・おだ」!

おだちんのコメディセンスは、新人公演のエルフィーで充分発揮されました。
ありちゃんも、ちなつさんに修行してもらって、コメディもいけるありちゃんに成長して欲しい。
(「オンザタウン」の時のありちゃんは、オラみ(男っぽさ)を魅せることが一番の目標で、コメディセンスは狙っていなかった)

登場人物 予想
・幕府の天文方:カゲヤス…鳳月 杏
・樺太を探検し未知の文化との交流経験を持つ御庭番:リンゾウ…暁 千星?
・出島で出会った女:タキ…海乃美月?
・近代技術をもたらしたという謎の西洋人:シーボルト…風間 柚乃?

「誰が宇宙人で、誰がそうでないのか。何がリアルで、何がそうでないのか」
この登場人物の中で、「宇宙人が誰」とは、まだ決まっていないようです。
もしかして、ちなつさんのカゲヤス以外、みんな宇宙人?

ちなつさんの「踊り不足」
ちなつさんが、『ビバ!タカラジェンヌ』の中で終始残念そうに語っていたことは、「最近踊っていない」こと。
鳳月: 「最近1年近くショーをしていないから、寂しく、恋しくなり始めている。

『CASANOVA』でも、フィナーレでは男役に戻ってキザに踊っていました。
『ON THE TOWN』も、踊りがいっぱいのミュージカルでした。
『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』でも、フィナーレで踊っていらっしゃいます。

しかし、その程度の踊りは、ちなつさんの中では「踊り」に含まれないよう
『出島小宇宙戦争』のタイトルは「デジタル・マジカル・ミュージカル」なので、ありちゃんも出演しますし、フィナーレと踊りのシーンを沢山つくってもらったらと思います。

でも 【公演解説】には、混乱の中でカゲヤスは、「ミクロでマクロなスペースオペラ」に巻き込まれていくという表現がありました。
この「スペースオペラ」が、「歌劇」を意味するのなら、踊りは控えめなのか?
でも、ちなつさんの初主演なので、踊りたいちなつさんを存分に踊らせてあげて欲しい!
そんなちなつさんも観たい!

どんな作品になるのかわかりませんが、楽しい作品になることだけは間違いありません。
ポスターの公表も、公演も楽しみすぎです♪

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