『応天の門』『Deep Sea 』2回目観劇感想
こんにちは、くららです。
5日の3時半公演を観劇しました。
宝塚友の会の貸切公演だったので、終演後にトップスターの月城さんのご挨拶がありました。

「日頃から宝塚を愛して下さり本当にありがとうございます。昨日始まったばかりのこの公演ですが、芝居もショーも、これから深めて参りたいと思います。今後とも宝塚歌劇をどうぞよろしくお願いします」

たった1日ですが、お芝居、ショー共に深まっていたと思いました。

ショーでは、月城さんの歌の迫力がさらにパワフルになっていました。
エトワールの天愛るりあさんの歌声もさらに良くなっていました。
やはりみなさん初日は緊張されていたのでしょう。

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お芝居『応天の門』昨日書き忘れたこと

初日は中央に清和帝(千海)が鎮座しているはじめの内裏のシーンで、藤原良相役の春海さんのマイクが入っていませんでした。でも春海さんは慌てずお腹の底から声を轟かされていました。
本日はマイクが入っていて、迫力が全然違いました。やはりマイクトラブルはドキドキするのでない方がよいですね。でも大きな声を出して乗り越えられて流石だなと思いました。

藤原高子…天紫珠李
天紫さんは情感こめたお芝居がとてもお上手で、伝わってきます。
昨日はお化粧がちょっと馴染んでいないように思いましたが、今日は少し良くなっていたように感じました。

かつて業平と駆け落ちしたことがあり、コミックでも業平に想いを寄せていて、時折文を送り合ってる二人。

業平と高子の関係は、若き日の業平英かおとさん
若き日の高子蘭世惠翔さんが演じて、美男美女の悲恋がせつなく描かれていて、とても美しくて印象的です。
業平と高子の和歌は伊勢物語でも有名ですが、劇中でも、二人の間の和歌が文字の映像で紹介されました。
そして若き日の業平と高子の影ソロが鳳月さん
鳳月さんの歌がとっても良くて、心が打たれました。

別の回想シーンでは、道真の兄・吉祥丸(瑠皇りあ)李白の詩を歌うところもあります。

回想シーンの文学的な香りによって、コミックが原作のこの作品の厚みが増しているように思いました。伊勢物語を読んでみようかなと思いました。

2回目を見て、田淵先生の作品は精神性を訴えることに特徴があるように思いました。
初日の感想で結末が無いのが残念と書きましたが、精神面で訴えている結末は、道真がしっかり話しています。(詳細は書きません。)

芝居のラスト、一瞬で暗転しますが、本舞台には藤原家の基経(風間)、良房(光月)、良和(春海)、黒炎(朝霧)たちがいました。朝廷の鬼たちかな?

『Deep Sea 』

星組の「ジャガービート」は「ビッビッ」が頭の中でリフレインしました。
月組は「ディープシー」が、「ビッビッ」と同じ感じで、頭に残ります。

開演5分前からタイトル画像の映像が始まります。
スモークが上がって、波うっていて、波の音が聞こえてきて、ワクワクが増します。

S1 月城さんの開演アナウンスが流れて、舞台上で海神たちが踊りはじめ、最後に月城さんが「ダイブ!」と。すると映像は水の中になっていき、組長さんのアナウンスの後、映像も消えて劇場内真っ暗に。

S2 Prologue海神たちのカルナバル
「チョンパ」と明るくなって、本舞台は2階建てで、銀橋、花道までギラッギラッなザ・タカラヅカのラテンのスターさんたちが板付いていて、とにかく華やか。
銀橋の中央に、豪華な衣装に頭飾り、羽根までついた月城さん。迫力あるラテンを情熱的に聞かせてくれます。

海乃さん、風間さん、鳳月さんと歌い継ぎ。

光月組長と白雪副組長の歌で3組のデュエットダンス。
月城・海乃。
鳳月・天紫。
風間・彩。

S3 Cool Lady 踊るマーメイド
「吟遊詩人」の鳳月さんが銀橋で歌って本舞台に行くと、深海のディスコの中央の椅子に人魚にされた海乃さん。ドギツイ緑のトゲトゲのある人魚の尾っぽ。
「私の魔法を解け」と訴え鳳月さんが近づくと、一瞬にしてミニスカートで立ち上がられます。

マンボの男女たちに囲まれて、鳳月・海乃のデュエットダンスに。リフトも。
男役のマンボの歌手は千海さん。

S4 Passion Guy 海神の戯れ コメディ
イケメンのシルエットが映し出され、その幕があがると白いハットに青のストーンがついたスーツの月城さん。6人の真珠の女を侍らせたプレーボーイ。彼女たちを引き連れて銀橋渡り。「一人に絞れない」と歌っていたような。

6人の真珠の女
白のダルマ姿に、頭に大きな羽根がついていました。
・彩みちる
・結愛かれん
・天愛るりあ
・蘭世惠翔
・菜々野あり
・羽音みか

本舞台には、風間さん率いる戯れの男たち。
真珠の女たちを奪おうとして、ダンシングじゃんけん。
月城さんは風間さんとのジャンケン対決に負けてしまって、人生の終わりという程のひどい落ち込み。

そこに真珠の女王の海乃さん登場。お腹だしのゴージャスな衣装。
海乃さんは「ミキモト真珠」で、6人の真珠の女は安物真珠設定だそう。

月城さんは海乃さんによって報われて、ハッピーエンド。

コミカルな月城さんを楽しめます。
初見の時は、ジャンケン対決にちょっと?でしたが、2回目からはとっても馴染めました。

S5 Deep Moon月夜の夢(中詰め)
まず、天紫、礼華、彩海さんの銀橋渡り。

中詰の衣裳は、「Phoenix宝塚」のプロローグのゴールド交じりの赤い衣裳。
月城さんと海乃さんだけ黒にゴールド。
男役さんが銀橋から花道まで一列になって壮観です。

銀橋渡り順番(多分、間違っていたらごめんなさい)
鳳月
結愛・英・蘭世
羽龍・蓮・白河
・夢奈
→風間
海乃

銀橋歌い継ぎの時に、本舞台で退団者の清華さんが男役さんを引き連れて踊ってたり、退団者の朝霧さんが羽音さんを凄い勢いでリフトされていました。こうして随所に退団者の活躍シーンもありました。

S6 Groovy Groove 眠れぬ夜
若者たちの若さ弾ける爆踊り。礼華さん彩海さん中心。
若手さんたち一人ひとりの顔がよく見えます。8組のリフトもありました。
最下級生108期の八重ひめかさんのお顔も覚えられました。

男役8名
・礼華はる(101期)
・彩海せら(102期)
・柊木絢斗(102期)
・瑠皇りあ(103期)
・彩路ゆりか(103期)
・七城雅(105期)新公主演
・涼宮蘭奈(106期)
・天つ風朱李(107期)

・天愛るりあ(102期)
・菜々野あり(102期)
・白河りり(103期)
・羽音みか(103期)新公ヒロイン
・きよら羽龍(104期)
・美海そら(104期)
・一乃凛(106期)
・八重ひめか(108期)

S7 Sanctuary 秘密の花園
月城さんと絶世の美女の鳳月さんのデュエットダンスに、風間さんのアダルティな歌。
月城さんの鬘が金の長髪なのも珍しくてドッキリ。はじめは長いケープ風のマントもつけていて王子様風。
既にちなつさんの脚、大胆に露出!
昨日の初日に、これからドンドン露出される予感と書いていましたが、既に「見たいなら見せてあげる!」バンバンという感じでした。初日は、意識的に隠そうと抑えられていたような。

S8A Mantle Parade 祈りの灯
レクイエム 海乃さんの歌。
蠟燭の灯が印象的です。

S8B Mantle Energy噴き上げる魂
爆踊り
光月組長、千海さんも爆踊りされていました。
皆の踊りの最後に月城さんがせり上がってきて降臨。

退団者7人のシーンもありました。

ロケット
頭にひれがついて、衣装の後ろにひらひらとした布のついたお魚ロケット
真ん中が背の高い男役さんでした。
一輝翔琉さん(107期)、雅耀さん(108期)が並んでいました。
この二人は、大階段でエトワールが歌っている時も、センターの一番上で並んでいて、一緒にご挨拶されていました。

フィナーレ
大階段、月城さん、娘役さんに囲まれて「ベサメ・ムーチョ」熱唱。
今回も大階段の上で、彩さんと天紫さんの後ろ向きになったお尻を月城さんが両手で触られていました。
このシーンの娘役さんたち、異常にお色気があふれているので、振付なのでしょう。

男役群舞
ここでも男役さんたちの銀橋一列がありました。いろいろと釣ってくれます。月組でこういう演出は珍しいような。

鳳月さんは、「シボネー」を歌われていました。

DVデュエダン
Twitterを見ていたらこう表現されていたので、使わせていただきました。
月城さんがDV彼氏風で、海乃さんも怒りに燃えて、終始とっても冷酷な顔をされています。でも一瞬二ヤリとされた瞬間がありました。それは確信犯?それとも耐えられなかった?
最後は月城さんからキスをして、明るくなってはけると思いきや、もう一度海乃さんからキス。
昨日銀橋でご挨拶が無いと書いていましたが、デュエットダンスをしながら銀橋を渡られていたので、そのままはけて当然でした。
初日は突然のDVデュエダンで驚きすぎて、全体の流れが見えていませんでした。

今回のショーは、「男まさりの強い海乃さん」を魅せることも稲葉先生の狙いのようです。

大人な月城・海乃コンビと、異常に色っぽい鳳月さんの「ゴールデントリオ」によって、大人っぽくて今まで見たことの無いような新鮮なショーになっています。
そしてこれからの深化もとっても楽しみです。

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