こんにちは、くららです。
昨日の「彩凪翔」くんの退団発表の衝撃、なかなか冷静になることができませんね。
「上級生2番手」というのが更に当たり前になっていくのか?と思っていたところで、「雪組は違う」ということになったので、
他の組はどうなるのか?組替があるのか?考えるとキリがありませんね。
11月1日の大劇場月組公演の千秋楽の興奮も冷めやらない翌日の夜、月組の月城かなとさんがラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』に出演されました。
その時の様子をブログに書いていたので、ご紹介したいと思います。
ラジオの収録は、『WELCOME TO TAKARAZUKA』と『ピガール狂騒曲』の公演中に行われていました。
コロナ禍の中、初舞台生を迎えて、不安な気持ちがいっぱいな中で始まった公演でした。
本当に無事に千秋楽が迎えられて良かったですね!
その時の特別な思いや興味深いお話を聞くことができました。
宝塚ファンの話題は、次にトップスターになるのは、月城かなと君か?芹香斗亜君か?というのも気になるところです。
番組内で二人の繫がりがありましたよ。
パーソナリティは、小山乃里子さん。
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和物レビュー『WELCOME TO TAKARAZUKA』について
Q初日は幕があくまで「どうなのだろう?」と心配していたけど、「チョンパ」で隅から隅までみんな笑顔で、よかったわぁ。

全然空気が違いました。舞台稽古はその前にやってはいたんですけど、お客様が入った時の全員の組子の気持ちの盛り上がり方とかが、本当にみんなが心から楽しんでいる感じがしました。
Qそれが舞台をやっている人の喜びなのかなぁ。悲しみがあって、100倍ぐらい?100倍じゃあきかないかぁ。舞台ができるって。

お客様が見に来てくださらないと成り立たないし、やっぱり生の舞台がいいなあいいなあって思いました。
Qショーの方は大活躍で。

日本物のショーは初めてなんですよ。憧れの若衆。あの鬘がかむりたくて、ずっと憧れていたので、今回すごく嬉しいです。
Q鏡のシーン良かったわあ。

珍しい構成で、クラッシックの音楽にあわせて、まず芝居から始まるというところが、すごく斬新ですし、からみぶりも難しいんですけど、毎回新鮮にできる感じが楽しいなと。
Q美しくて、一服の絵という感じで。

振付の先生からは、宝塚のひとりの役者が男役として舞台に上がるまでを表現したいから、あまり日舞と思わずに、いつもやっているような宝塚っぽくやってくださいという風に言われているんですけど。派手に大きく見えるようにやっています。
Q初舞台生のお化粧とか、れいこがそんなことやるわけないけど。

いやいや、ちょうど今日一人、初舞台生が「お化粧どうですか?」と聞きに来てくれました。聞いてきてくれると、とても嬉しいですし、できることは教えてあげたいなと思うんですけど。
最近の子はすごくお化粧が上手なんですよ。私たちが初舞台生の時の方が、もっともっと酷かったなと。
なかなか時間がないんですけど。できる限り月組で初舞台を踏んでもらっている間は見てあげたいなと思います。
Q待ちに待った初舞台生ですね。

今回の初舞台生の子は、すごい長い間舞台に立てなくて、その分すごくいつもの初舞台生よりしっかりしている気がします。
私もそうだったんですけど、初舞台は何が何だかわからない状態なのですが、今回の子たちは舞台に立ってちゃんとパフォーマンスをするんだという思いをすごく高めて、待っててくれた分、しっかりしているなと思いますね。
『ピガール狂騒曲』について
お芝居では人間味あふれるムーランルージュの創始者。支配人シャルル・ジドレールを演じています。
Qなんと格好良いのですかね、シャルル・ジドレール!本当に格好良い。

そうですかね。すごく純粋な大人の男性ですよね。先生にはもっともっと派手に派手にと言われたので、いろいろ海外の映画とか俳優さんとか研究して、この時代の格好良いけど強引な男性を目指して役作りしました。
Q動きというのが、今までの月城かなとさんからずいぶん違うのかなと。体全体使っていますね。

お衣装もベロアの重厚感のあるもので、ずっしりとくる衣装なので、それに負けないように大きく、そしてヒゲもつけてますし、年配の男性なので、大きくドッシリとした感じを出せたらいいなと。

膝上のブーツでひざまずいたり、床まで座り込むということは、普通ないんですけど、そのぐらい激しい男性なので。
今回は銀橋と本舞台に橋がかかっていて、これも新しい演出で面白いなぁとやってても思います。
Qお客様の反応っていうのか、顔なんか見える?

見えるんですけど、みなさんマスクされているから、若干不安になる時もあります。マスクしていると、笑っているのか、どうか全然わからないんですよ。
Q笑い声は聞こえる?それでもマスクでこもっちゃう?

不安になる時もあるんですけど、マスクの中で笑ってくださっていると良いなと思いながらやってます。
Qちょっとしたドタバタかなと最初は思っていたけど、しっかりしたドタバタでした。やってて楽しいでしょう?

そうですね。ドタバタではあるんですけど、その中で全員がちゃんとストーリーがあるので、ドタバタしつつもみんなが一生懸命生きているという感じが、この作品の良さかなと思いますね。
Q月組は喜劇や、コメディタッチが合わないかなと思っていた時があったけど、滅茶苦茶みんなのっているね。

月組らしいというか、みんなお芝居をするのがすごく好きな組なので、ドタバタですけど、すごくリアルにその時生まれた感情でみんながやっているのが、月組ぽいなと。
Q真ん中だけ見てられないの。右の端みて左の端みて、

そう。みんなが端っこの方までちゃんとお芝居しているから、そういう所も観て欲しいですし、1回じゃぁ見切れないと思います。
Q次は東京ですね。東京のファンの方も待っているでしょうね。

今年はまだ東京に行っていないんですよ。年のはじめが名古屋の公演で、後は公演がストップしてしまったので、私たちも待ちに待った東京公演で、楽しみにしています。
Qお家にも帰っていないってこと?

そうですね。帰っていないんです。
Q東京公演は11月20日から1月の3日まで。「チョンパ」はお正月にふさわしいね。

お正月にぴったりの作品で、二つとも宝塚らしい作品なので、ぜひ沢山の方に観ていただきたいですし、こんな状況ですけど、観て元気になって帰っていただけるように頑張りたいなと思います。
みなさんマスクして来てくださって、リスクの中来てくださっているので、全力で楽しんで笑って帰っていただけるように、頑張ります。
月城かなとくんと芹香斗亜くん
Q次の大劇場公演宙組「アナスタシア」で最初に出ていただくのは、芹香斗亜さん、キキちゃんなんですが、キキちゃんとはどうなんですか?

あまりお話したことはないんですけど、いつもすれ違った時にご挨拶すると、スゴイ笑顔で返してくださって、それがとっても個人的には嬉しくて、
あと、芹香さんが「金色の砂漠」で演じられたジャーという役がスゴク好きなので、いつか「その役が大好きなんです」と話しをしたいなと、思っています。
次は話しかけてみようと思います。
次の『ビバ!タカラジェンヌ』への宝塚からの出演は、キキちゃん。公演が始まってからになります、
次期トップスター候補として、ファンたちが注目している月城かなとくんと芹香斗亜くんです。
・れいこちゃん 雪組→月組
・キキちゃん 星組→花組→宙組
と、全くふたりは接点が無いのですね。
キキちゃんが、花組『カリスタの海に抱かれて』『宝塚幻想曲』で、初めて2番手羽根を背負ったのは、2015年3月13日。
れいこちゃんが、月組『I AM FROM AUSTRIA』で、初めて2番手羽根を背負ったのは、2019年10月4日。
4年以上の開きがあります。
男役として完成しているキキちゃんが、先にトップスターになるのがふさわししいように思えますが、各組の状況やバランスもあるので、何とも言えません。
キキちゃんは2番手になって、歌唱力をあげていき、いまや「歌の実力があるスター」と言えます。
れいこちゃんも、急激に歌唱力をつけてきていて、「芝居の人」なので、心情をからめた歌唱が素晴らしいです。
各組中心に宝塚は動いているので、トップスターの時期は、スターにとっては関係ないかもしれません。
キキちゃん、れいこちゃんという魅力的なスターが2番手として控えているので、次々とスターさんがご卒業されていきますが、宝塚は不滅だと思います。
次回キキちゃんが番組に登場した時は、れいこちゃんの「大好きなジャーについてお話がしたい」という話しについて
キキちゃんは、どうこたえるでしょうか?
ウイットに富んだキキちゃんからは、面白回答が聞けそうです。
ふたりは全くタイプが違いますが、相性が良いのではないかな。
終わりに
次週11月9日の出演者は、元星組の綺咲愛里ちゃん。
1月の明日海りおさん主演「ポーの一族」には、メリーベル役で出演予定。
10月13日には、写真集が発売されて、いろいろとご活躍中です。
ラジオの収録は、向き合って間にアクリル板を挟んで、お二人ともマスクしたままラジオ収録をされたそうです。
マスクを通しても、お話がクリアに聞けることは有難いですね。
コロナ感染の心配はなかなか消えませんが、宝塚の舞台の上演は、通常に近い状態に戻っています。
裏でのタカラジェンヌたちのお稽古は、全く通常ではなく、いろいろとご苦労があるのだと思います、
そんなことをおくびにも出さず、素晴らしい舞台を届けてくれて有難いですね。
舞台に立つ側の月城さんのお話を聞いて、舞台が上演されている喜びと感謝をあらためて感じました。
国内でも寒くなった地域から感染者が増えていると報道されていますが、どうか感染がこれ以上広がっていきませんように。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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