芹香斗亜ちゃんは2番手というよりWトップに近い存在?
こんにちは、くららです。ご訪問ありがとうございます。
今日は宙組芹香斗亜ちゃんについて書きたいと思います。

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キキちゃんにかける期待

今日は宙組全国ツアー『追憶のバルセロナ/NICE GUY!!』の市川市文化会館での千秋楽でした。
華妃まいあちゃんの退団公演となってしまったのは残念ですが、まいあちゃんも多くの魅せ場で有終の美を飾れて良かったと思います。
この公演は、梅田で1回観ただけですが、昔の懐かしい作品でもあり、今の宙組にピッタリの作品で、真ん中二人のバディ感が素敵で、さらには和希そらくんまで四天王と新聞記事に書かれて、私にはとても楽しめるものでした。
若手のバウホール公演もとても良かったですし、この全国ツアー中に多くの台風が発生しましたが、全くかすりもせず、無事に全日程を終えられたのは、宙組の絶好調さが反映しているようにも思います。
数日前の「来年のカレンダーの掲載月の詳細」によって、芹香斗亜ちゃんの2番手がもうしばらく続くだろうということに心配の声が上がっていますが、ここで私の勝手な予想を書きたいと思います。
これからの宙組のワン、ツーは、『Wトップに近い存在になるのでは?』と思うのです。

<紅ゆずる・芹香斗亜>対談

先日『紅ゆずるメモリアルブック』を購入しました。
この中には、紅さんの入団から18年間、「歌劇」「宝塚GRAPH」などから抜粋した様々な記事が掲載されています。

その中に2016年宝塚グラフ 1月号の「Especial Time」お気に召すまま<紅ゆずる・芹香斗亜>対談がありました。
メモリアルブックに掲載されていた内容は抜粋なので、実際に当時のグラフを出して読んでみました。
星組時代、キキちゃんとさゆみさんは、5学年離れていますが、とても気が合っていたようです。

さゆみさんがすごく落ち込んでいた時に、ききちゃんは、両手を挙げて“♪さゆちゃん、元気出してぇ~♪”と歌ってダンスし、そのワイワイダンスに、さゆみさんはとても元気づけられ、励まされたそうです。

さゆみさんのツッコミに、一つ上の面白さで返してくるキキちゃんは、昨年の「宝塚グラフ2014年7月号」の中で、さゆみさんが「面白いタカラジェンヌ」NO1としてあげるほど。
それを見て、「本当は面白いんでしょう?」とキキちゃんは周りの人たちにメチャ言われるそう。
今でもそれは不動だと、さゆみさんは言っていました。

キキちゃんが2番手になった時に、さゆみさんに何の連絡もなかったそうです。
さゆみさんは花組の舞台を観劇して、キキちゃんが2番手羽根を背負って降りてきて、度肝を抜かれたとか。
その後さゆみさんはキキちゃんのお化粧を一からやり直すアドバイスをされ、慌ただしく東京公演に行ったそう。

突然2番手になって、戸惑い続けているキキちゃんの心情を察知して、さゆみさんは、深いところも語っておられました。
「キキの笑いは、ただ面白いだけじゃなくて、人を幸せにする力ををもっているから、それは絶対封印して欲しくないのよ。もっともっと出していって花組さんを元気づけて欲しい!」
「組の柱なんだから、もうパッとね。好きなようにもっとパッと打ち上げちゃいなょっ!」
立場とかに委縮しないで、自分を解き放って、のびのびと楽しんで自分にチャレンジしたらというようなアドバイスをされていました。

花組2番手という立場が、キキちゃんに突然降ってきて、キキちゃん自身も大きな戸惑いがあるので、それをさゆみさんに喜んで連絡できる心情では無かったのでしょう。
あらためてこの対談を読むと、キキちゃんの当時の心情が伝わってきました。

キキちゃんは当初は実質二番手では無かった

2014年8月〜11月『エリザベート -愛と死の輪舞-』ルドルフ、ジュラ(柚香光と役替わり
2015年1月   『Ernest in Love』アルジャノン(別箱)
2015年3月〜6月 『カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲』 二番手羽根を背負う。 
2015年7月〜8月 台湾公演『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-/宝塚幻想曲』アンドレ 
2015年10月〜12月『新源氏物語/Melodia -熱く美しき旋律-』惟光 
2016年2月〜3月、 『Ernest in Love』アルジャノン、レイン(鳳月杏と役替わり)(別箱)
2016年4月〜7月、『ME AND MY GIRL』ジョン・トレメイン卿(瀬戸かずやと役替わり)、ジェラルド・ボリングボーク(水美舞斗と役替わり)
2016年9月、   全国ツアー公演『仮面のロマネスク/Melodia-熱く美しき旋律-』フレデリーク・ダンスニー男爵
2016年11月~2017年2月『雪華抄/金色の砂漠』ジャー
2017年3月~4月 『MY HERO』ノア・テイラー 別箱東上公演初主演
2017年6月~8月 『邪馬台国の風/Santé!!-最高級ワインをあなたに-』クコチヒコ
2017年10月   『ハンナのお花屋さん-Hanna’s Florist-』アベル・ヨハンソン 宙組へ組替え

2015年『Ernest in Love』では、二番手アルジャノンを演じていたのに、2016年『Ernest in Love』では、アルジャノン、レインを鳳月杏と役替わりで演じました。
2016年4月〜7月、本公演『ME AND MY GIRL』では、ジョン・トレメイン卿を瀬戸かずやと役替わり、ジェラルド・ボリングボークを水美舞斗と役替わりで演じています。
台湾公演の前の2015年3月〜6月『カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲』では、二番手羽根を背負いましたが、その前の本公演『エリザベート -愛と死の輪舞-』では、ルドルフ、ジュラを柚香光と役替わりしています。
2015年3月より二番手羽根を背負っていますが、その後の数度に渡る「役替わり」を見ると、「形だけの二番手」であったと言えます。

実質の2番手というのは、2016年11月~2017年2月『雪華抄/金色の砂漠』からと言ってもいいでしょう。
東上公演初主演『MY HERO』は、演目も「戦隊モノ」という風変わりなものだったので、チケットの売れ行きは芳しいものではありませんでした。
今年の2月〜3月の、東上公演『群盗-Die Räuber-』も演目が暗かったので、ヒット作とはなりませんでした。
共演が研1からの若手中心で、チケットの売れ行きがトップスターへの試金石だったのならば、クリアとは言えなかったのかもしれません。
私は宝塚的ではない、文学の香りが漂う小柳先生のチャレンジ作品は良かったと思っています。

『オーシャンズ11』よりキキちゃんの魅力が全開

しかし、2月〜7月『オーシャンズ11』のラスティー役は真風涼帆のダニーとのバディ感のあるとても良い持ち味を出して、2番手ですが、今まで演じられたどのラスティーよりも、トップに迫る存在感を見せてくれました。

2019年8月〜9月、本日千秋楽の『追憶のバルセロナ/NICE GUY!!−その男、Sによる法則−』でも、芝居のアントニオの役の比重は初演より増し存在感を見せ、ショーにおいても、 デュエットダンスでは無く、トリプルダンス(まか・キキ・まどか)が魅せ場で、Wトップに迫る勢いがありました。

2019年11月~2020年2月『El Japón -イスパニアのサムライ-/アクアヴィーテ!!』ポスターでも、キキちゃんの存在感は大きいです。
この芝居、ショーどちらにおいても、キキちゃんは今までより活躍の場が増えると思います。
そして3月から4月の3回目の東上公演で集客の実績を残し、トップスターへの準備は開けていくのでは無いでしょうか?
『El Japón -イスパニアのサムライ-/アクアヴィーテ!!』は、何となく駄作臭が漂っていますが、ふたを開けてみればとても傑作ということになるのでは、とも期待しています。
今の宙組には勢いがありますから。

昔むかし昭和の話ですが、松あきらさんと順みつきさんで花組のWトップ時代がありました。その時松あきらさんの退団公演の時は、順みつきさんは外部出演して、松あきらさんの単独主演でサヨナラら公演は行われました。Wトップに近い体制だと、真風さんのサヨナラ公演では、真風さんにはなを持たせるために、キキちゃんは別の公演に特別出演するということもあるかもしれません。(これは過去の例からの「確率の低いもしかして」です。)

関西ジェンヌ紅ゆずるさんは10月13日に宝塚を翔びたたれてしまいます。
その後は、紅さんが「面白いタカラジェンヌ」NO1としてあげるキキちゃんに活躍していって欲しと期待しています♪

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