会見を受けてのファンの葛藤こんにちは、くららです。
昨日のご遺族側の記者会見から、宝塚ファンはショックで、なんとも言えない気持ちで過ごしていらっしゃると思います。

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待ちつづけた公式ニュース

本日宝塚公式ホームページで、この件に関して何か発表があるかと気にして待っていましたが、何も発表がありませんでした。

月組公演にトップ娘役の海乃美月さんが復帰されたことは良かったです。
急な大きな代役を務められた彩みちるさん、天紫珠李さんをはじめ代役の方々本当にお疲れさまでした。
千穐楽の11月19日まで無事に駆け抜けていけますように。

11月25日からの宙組東京公演の有無について、常識的に考えて現在の状況での開催は難しいと思います。しかし何も発表されていないことは、昨日も書きましたが本当に不親切だと思います。

※私が昨日のブログで、午後5時のテレビ報道の説明ボードを見て東京宙組公演中止と思ったのは誤りでした。良く見ると宝塚大劇場の宙組公演の中止でした。本当に申し訳ありませんでした。

宝塚歌劇団と阪急電鉄のコメント

昨日の会見を受けて、歌劇団と事業主の阪急電鉄はそれぞれコメントを出されていました。このコメントを宝塚の公式ページに載せてくださったらと思いました。

歌劇団「宝塚歌劇団として大変重く受け止めており、ご遺族に対して誠実に対応して参りたい。今後、外部弁護士による調査結果をふまえて真摯に対応して参る所存です」

阪急電鉄「阪急電鉄としても、大変重く受け止めております」

劇団の「ご遺族に対して誠実に対応して参りたい」と言う言葉を信じたいです。その反面、自死から今日で6週間たちました。

ファンは「調査にはまだ相応の時間を要する」という話を聞いて、その「外部弁護士による調査結果」を首を長くしながらひたすら待っていますが、ご遺族に対しても調査結果を待つことを強いておられたのなら、あまりに不誠実だとあきれてしまいました。

今まで劇団は、何かあると「ご遺族の意向」と言う言葉を盾にしていましたが、その言葉は劇団の有耶無耶に隠蔽する言い訳に過ぎなかったのだと思いました。

ご遺族が劇団の対応に誠意が無さ過ぎて、代理弁護士に依頼されて、記者会見を開かれたことも納得できます。

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10月7日の記者会見

10月7日の記者会見は、二つ行われました。
一つは大阪、神戸、京都の新聞・通信社が加盟する大阪芸能記者会の要請を受けて、その加盟する新聞・通信社を対象に、午前11時から木場理事長が行われました。言葉を選びながら真摯に取材に応じられていました。

もう一つは午後に渡辺裕企画室長他の報道機関を対象に行われたものです。へらへらと笑いながら取材にこたえられていて物議を醸していました。テレビや大手の新聞などの報道機関はこちらの映像、画像を使用して、今回の件も報道されています。

ご本人のにやけてしまう癖もあるのでしょうが、大切な命が失われたことに関しての会見で、不謹慎と思える態度でこたえられているので、宝塚歌劇団の印象を大変悪くしています。

この会見の様子が報道されることはわかっていたと思うので、昨日の会見に対しては、新たに会見を開いて、会見の上書きするべきだったと思います。

Aさんがお亡くなりになった後の6週間の宝塚歌劇団の対応は、後手後手にまわって、一事が万事「不誠実な宝塚歌劇団」という印象になっています。

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ファンの葛藤

昨日は会見についてブログをアップしましたが、気持ちがとても混乱していたので、正直な心のうちを書くことができませんでした。今日はそのあたりを書いていきたいと思います。(私の勝手な思いです。ご批判はご容赦ください)

ご遺族に対して

ご遺族のコメントは、お母様が書かれたものと思いますが、同じ母親の立場として涙なくして読むことができませんでした。お母様の思いが痛いほど伝わってきました。劇団には何としてもこのお母様に誠実に対応していって欲しいです。

つまり要求されているように、劇団が責任を認めご遺族に謝罪して欲しいです。

弁護士の方が挙げられた勤務時間については、芸事の労働時間はどこまでか?という疑問も残りますが、過重労働については改善の努力をしていかなければならないと思います。

上級生の謝罪について

昨日の会見では、パワハラを行った上級生が責任を認め謝罪することも求められています。

私の勝手な憶測ですが、ここは簡単にはいかない難しいところではないかな?と思っています。

私が一番ショックを受けたのは、この部分で、生徒さんがその対象と思いたくない。大方のファンの方もそうだろうと思います。

上級生は自分たちが今まで受けてきた指導の一環として、指導されたのだと思います。特に宙組は統率をとるために厳しい指導をするという風潮があったのかもしれません。

しかし、ご遺族は「指導などという言葉では言い逃れ出来ないパワハラ」と受けとめていらっしゃいます。
ご遺族に「パワハラ」と指摘され、このことが自死の一因であると思われているなら、責任を認め謝罪しなければなりません。

パワハラの内容

お亡くなりになる直前に、複数の上級生から頻繁に呼び出され、

「下級生の失敗は、全てあんたのせいや」
「マインドが足りない。マインドがないのか」
「うそつき野郎」などの暴言を受けていたそうです。引用朝日新聞web

――パワハラを受けていたということは、生前からご遺族も聞いていたのか
本人からそういう話を聞いているし、その問題に関係する情報も、家族なりに収集している。引用 朝日新聞web

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素晴らしかった宙組お披露目公演

私がこのことを書くとご批判があるかと思いますが、宙組『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』は、お披露目公演としては 群を抜いた素晴らしいものでした。

特に『Sky Fantasy!』は、下級生一人ひとりにまで出番があり、みんな溌剌と活躍されていました。宙組では『黒燕尾』をなかなか見ることがありませんでしたが、統率のとれた黒燕尾が男役さんたちによって披露されていました。

みなさん素晴らしい舞台をつくろうと、心身ともに一杯いっぱいの中で、高みを目指して頑張っていらっしゃったのだと思います。
「ダンスと歌の宙組」に生まれ変わっていました。

宙組のお披露目公演が素晴らしいものであったことは、決して否定してはいけないと思います。初日の映像があるなら、ダイジェストで放送していただきたいです。

宙組の問題

特に『Sky Fantasy!』は目まぐるしい展開で出番も多くて、人数が少なく経験値の浅い下級生が多い宙組では、みんなをまとめていくには、厳しい叱咤激励も必要だったのだと思います。精一杯頑張らなくてはならない中で、誰もが余裕が無かったのかもしれません。

時間の余裕があれば、周りを見て当たり前に優しい配慮ができたことが、ただただ厳しい状況の中でそれができなかった。

宝塚歌劇団の伝統という名の厳しい上下関係も、余裕がない中で余計にギスギスしたものになったのかもしれません。

マイナス条件が重なり過ぎて、「パワハラ」と受けとめざるを得ないえないことになったのかなと思っています。

宝塚で長く過ごしてきた上級生たちには、その指摘は理不尽と思えるような、納得できないところもあるのだと思います。

しかし尊い命が失われるほど重いことは無いので、まずご遺族の思いを一身に受け止めて、行動を起こして欲しいと願っています。

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宝塚歌劇団に責任があると思う

この問題は、何と言っても宝塚歌劇団に全ての責任があると思います。

宙組は少ない人数の上、組長・副組長もどの組よりも若い年齢です。どうして人数の補充が無かったのか不思議です。
さらに、組長・副組長、トップスター、トップ娘役、路線スターたち、みんな就任したばかりです。
ここまで経験値の無い、「初心者マークの人たち」で新しい組をスタートしたことが、未だかつてあったでしょうか?
さらに週刊誌に「学級崩壊」と揶揄されるような、まとまりが無い所も宙組にはあるようです。

私は、前回の別箱『Xcalibur エクスカリバー』『大逆転裁判』を見る限り、よくまとまって皆さん実力発揮されていたと思いました。これも中心となる方たちが頑張られたからだと思います。

あまりに初心者マークの状態で、しかも新人公演の長が2人だけという特殊な状態で、劇団側の配慮が何ひとつ無くスタートさせたのは、劇団の大きな過失だと思います。

そしてご遺族は寛容なお気持ちをもっていらっしゃるのに、あまりに劇団の対応に誠意がなくて、弁護士に相談される結果になり、現在に至っています。

「劇団が責任を認め謝罪すること」と「パワハラを行った上級生が責任を認め謝罪すること」を求めていらっしゃいます。前者も後者もご遺族の納得のいくように責任を認め謝罪して欲しいと思います。

しかし責任の重さは、劇団の方が上級生より何十倍も重いと思います。上級生は劇団の被害者でもあります。上級生の処分を優先しないで欲しいです。処分をすれば終わりという問題ではありません。

川人博弁護士は「日本を代表する芸術・芸能分野の劇団である歌劇団で将来ある若い女性の命が奪われたことは極めて重大だ。阪急は全力をあげて適切な対処を行わなければならない」と訴えられました。

「96期問題」をはじめとして、歌劇団は今まで様々な問題の対応を間違ってきています。事業主の阪急電鉄とよく協議して、今回の件が訴訟にまで発展しないよう善処して欲しいです。
阪急阪神ホールディングス株式会社の角会長の出番にもなるかもしれません。角会長は宝塚音楽学校の理事長もされています。これ以上大きな問題として膨れ上がる前に適切な対応をしていただきたいです。

そして何よりも宝塚歌劇団内の抜本的な改革に繋げていって欲しいです。

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