宙組トップコンビ全ツ発表!他は?
こんにちは、くららです。
今日は宙組の別箱公演、トップコンビ主演の全国ツアーが発表されました!

真風・潤主演全国ツアーについて

宙組全国ツアー 真風・潤主演

『バロンの末裔』『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
11月21日(日)~12月9日(木) 全国ツアー。

梅田(2日)、熊本(1日)、鹿児島(2日)、長崎(1日)、佐賀(1日)、福岡(3日)、沖縄(2日)

梅田芸術劇場では2日間だけで、大分県と宮崎県を除く、沖縄を含める九州地方を網羅しています。
真風さんご出身の熊本県は1日だけですが、九州ご出身のトップスターとしての広範囲な凱旋公演ですね。

全国ツアーが沖縄に行くのは、2010年花組、真飛聖、蘭乃はなトップコンビの『メランコリック・ジゴロ』『ラブ・シンフォニー』(12月11日、12日上演)以来11年ぶりになります。
その公演の時も、「10年ぶりの沖縄での公演」と言われていたので、10年に1回「沖縄公演]があるようです。。
会場は、以前と同じ沖縄コンベンションセンターで、沖縄での公演が千秋楽になります。

その頃にはコロナも収束傾向で、帰宝前に、タカラジェンヌたちが沖縄観光ができる状態だと良いですね。

北海道の旭川市出身の潤花ちゃんにとっては、ご出身地とは正反対の南国での上演ですね。

『バロンの末裔』『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』

『バロンの末裔』について

1996年、月組の久世星佳さんのサヨナラ公演です。作・演出/正塚 晴彦
真風さんにとっては、宙組2番手時代の『メランコリック・ジゴロ』、2年前の『追憶のバルセロナ』と、全国ツアーでの正塚作品は3回目になります。

20世紀初頭のスコットランドを舞台に、破産寸前の男爵家に生まれた男とそれを取り巻く人々の人間模様を描いた作品です。

久世さんは、男爵家の双子の兄弟エドワード(弟)ローレンス(兄)2役を演じていました。

軍隊にいた弟のエドワードが、主役です。
そして病弱な頼りない兄ローレンス。
今度は真風さんが、両方を演じられるのでしょう。

兄ローレンスの婚約者キャサリンへの叶わぬ想いを胸に抱きながらも、愛する土地と人々を守る為、貴族的な潔さでダンディに生き抜く男の姿が描かれています。

主要出演者
・キャサリン(風花舞) :兄ローレンスの婚約者、ボールトン兄弟の幼なじみ。
・リチャード(真琴つばさ) : 弟エドワードの軍隊時代の友人。
・ウィリアム(姿月あさと) :ボールトン家の抵当権を持つ銀行の頭取。
・ヘンリー(汐風幸) ボールトン家の領地の羊飼い。
・ヘレン (千紘れいか)リチャードの婚約者。
・トーマス(未沙のえる) : ウィリアムの父、銀行の創業者。
・ジョージ(汝鳥伶) :ボールトン家の執事。

「キジ狩り」での、トップコンビのラブシーンが心に残ります。

I  WISH(作曲:高橋城 作詞:正塚晴彦)が名曲として有名です。
『バロンの末裔』を知らなくても、“I  WISH”を聞いたことのあるファンの方は多いと思います。

久世星佳さんのサヨナラ公演だったので、サヨナラと重なる正塚先生の歌詞と、きれいなメロディーが涙を誘いました。

今年は、90年代の作品が、全国ツアー、博多座で数多く再演されています。どれもがトップスターのサヨナラ公演だったというところが共通点で、当時はサヨナラ公演の佳作が多かったのですね。

銀ちゃんの恋」も、初演は「久世・風花・汐風」の1996年のバウホール作品でした。

今から振り返れば、90年代は柴田先生、正塚先生たちの充実期で、脚本、演出が本当に良かったです。それに続く若手演出家を育てるためにも、90年代の名作の再演が続いているのかもしれませんね。

『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』について

最近全国ツアーのショーは、間近に上演されたショーの再演が多いですが、これは1年半前に宙組の本公演で上演されたものです。

現在上演中の『Délicieux(デリシュー)!』は、大階段を使ってのシーンや大掛かりなセットが多いので、セットを必要としない『アクアヴィーテ!!』の方が、全国ツアー向きでなのでしょう。
ウィスキーがテーマの、洗練された大人っぽいショーで、洒落ていて、勢いがあって、私は『アクアヴィーテ!!』が大好きでした。

唯一つ残念なのは、半年後も客席降りが復活していないだろうこと。仕方ないですね。

今後の宙組について

真風さんの任期は?
真風さんの写真集が発売されるので、次回の7作目で、ご卒業されるとしたら、その前の別箱公演は、2番手の芹香さん主演で全国ツアーということもあるのかな?と思っていました。
予想ははずれました。

トップスターの全国ツアーが、プレサヨナラ公演だったことはあったのか調べてみました。
最近はありませんでしたが、過去にはありました。

全国ツアーが、卒業2回前だった例

望海風斗さん
・2019年10、11月、『はばたけ黄金の翼よ』『Music Revolution!』(卒業2作前全国ツアー)
・プレサヨナラ『NOW! ZOOM ME!!』コンサート

朝夏まなとさん
・2016年11 – 12月、『バレンシアの熱い花』 – フェルナンド・デルバレス『HOT EYES!!』(卒業2作前全国ツアー)
・プレサヨナラ『A Motion』コンサート

全国ツアーがプレサヨナラ公演だった例

安蘭けいさん
2008年11月、12月「外伝ベルサイユのばら -ベルナール編-/ネオ・ダンディズム!III」全国ツアー主演が、プレサヨナラ公演でした。

霧矢大夢さん
2011年11-12月、全国ツアー『我が愛は山の彼方に』『Dance Romanesque』[13]全国ツアー主演が、プレサヨナラ公演でした。

トップ就任前の全国ツアー主演について

現在のトップスター、柚香光さん、珠城りょうさん、彩風咲奈さん、礼真琴さん、次期の月城かなとさんは、トップ就任前に「全国ツアー主演」を経験しています。
コロナによって、月組と雪組は結果的には全国をまわれませんでしたが、当初の予定は全国ツアーでした。

しかし全てのトップスターが、トップ就任前に「全国ツアー主演」を、トップ就任の間近に経験しているわけではありません。

紅ゆずるさんは、2014年11、12月に、『風と共に去りぬ』で主演として全国ツアーをまわられましたが、その後北翔海莉さんがトップスターに就任され、北翔さん退団後にトップスターに就任されたので、タイムラグがありました。

望海風斗さんは、トップに就任前の全国ツアー主演の経験は無く、トッププレお披露目として、全国ツアー初主演をされました。

現在はコロナ禍で、前例が関係ないことも多いです。
トップスターの全国ツアーが、プレサヨナラ公演になることは無い。

次期トップスターは、トップ就任前に全国ツアーを経験する。

どちらの説も、100%確実な話ではありません。

今日、次回宙組の外箱公演として、トップコンビの九州中心の全国ツアーの発表がありましたが、これに真風さんの任期を断定できる要素は、ありません。

宙組外箱公演は2分割?それとも3分割?4分割?

始まったばかりの宙組『シャーロック・ホームズ』も、『Délicieux!』も、2番手芹香斗亜さんの活躍が多く、大きな存在感があります。
現在、他の組と比べて、芹香さん程「存在感の強い2番手」は、いません。
芹香さん都合で退団されない限り、次なる未発表のトップスターの、一番近い位置にいらっしゃると思います。

芹香さんは、東上公演を既に2回経験しているので、トップ就任前に、東上公演をどうしても経験する必要は無いとも思いますが、「群盗」から2年たっているので、東上主演があるかもしれません。
クリスマスのシーズンなので「ディナーショー」という可能性もあるかも?

3番手の桜木みなとさんは、東上公演の『壮麗帝』が、コロナによって、梅田だけの公演になってしまったので、再度東上主演の可能性があるかもしれません。
95期の朝美絢さん、水美舞斗さんが東上主演を経験しているので、「経験値」としても、する必要があるような。
クリスマスのシーズンなので「ディナーショー」という可能性も?

そして若手育成のためにも、バウホールでの公演が開催される可能性も、あるかもしれません。

先のよめないコロナの状況ですが、以前の状態に戻りつつあるので、予定としては、「失われたコロナ休演期間」を取り戻せるような、積極的な展開がされていくような気がします。

今後外箱公演の発表があって、その先が見えてくるかもしれませんね。

現在、順調に初日の幕が上がり、千秋楽も迎えられています。

まずは、7月1日に「マノン」、2日の「VERDAD」の初日の幕が無事に上がること、

そして、7月4日の花組大千秋楽が、無事に行われることを願っています。

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