宙組『シャーロック・ホームズ』『Délicieux』2回目感想
こんにちは、くららです。
宙組の日曜日の午後公演を観てきました。(観劇2回目)

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『シャーロック・ホームズ』について

初日は、『シャーロック・ホームズ』に、「推理小説」のようなミステリーやサスペンスを求めて見たので、ちょっと拍子抜けでしたが、解説には「名探偵の挑む冒険活劇」と書かれていて、そういう思いで見たら、ミュージカル作品としてとっても面白かったです。
真風さんのシャーロック・ホームズ芹香さんのモリアーティ潤花ちゃんのアイリーンをはじめ、みんなキャラクターがたっていて、回を重ねるごとにそのキャラクターがさらに際立って面白くなっていきそう。
衣装もゴージャスで、真風さんと潤花ちゃんの衣装替えが多くて、どれもとっても似合っていて素敵です。

真風さんの唯一無二の個性

頭脳明晰でありながらも、ユニークで軽妙で、人間味あふれるシャーロックには、真風さんのやさしさが感じられる「だぁ」というセリフの語尾がしっくりきます。
上田久美子先生演出の『FLYING SAPA』でも、「だぁ」が健在でした。

「だぁ」という真風さんの個性は、オリジナル作品においては、長身でトレンチコートが似合いすぎる真風さんの格好良さと同じくらい、ゆりかさんの良い持ち味だと私は思います。

初日の終演後のご挨拶
ご挨拶の時は、「ゆりかさん」に戻って、自然体でとてもやさしい口調で、ゆっくりお話をされます。

マカロンのペンライトについては、「プックリしてかわいい」と表現されたり、
客席でペンライトが振られている時の光景については、「絵ずら」と表現されたり、
ゆりかさん特有の言葉遣いのかわいらしさに、客席は笑って癒されました。

「宙組」特有のポーズなどはありませんが、客席に向かって一生懸命手を振っていらっしゃいました。
今回、観客は「ペンライト」を持っているので、それを振ってこたえたら、感慨深く眺めていらっしゃいました。

何回めかのカーテンコールのご挨拶で、「お客様の前で公演することができました」と仰った時には、5月の無観客での『Hotel Svizra House』のことを想い出していらっしゃるのだろうなと思いました。大阪公演は全部無くなりました。併演のバウホールの「夢千鳥」も公演できたのは、わずかでした。

他のトップさんと比べたら、真風さんの舞台のご挨拶での言葉数は多くはありませんが、その姿から伝わってくるものがあります。とても自然体で人間味にあふれています。

最後のご挨拶で「ずっと見ていたいけど、そろそろね、皆も帰らないといけないから」と、締めて終えられました。

断捨離が趣味で、お掃除もお得意で、女子力の高いゆりかさんですが、舞台に立つと誰よりも男らしくて格好良くて、「男役」をするために生まれてきたような恵まれた容姿。このギャップがゆりかさんの最大の魅力です。

今回のシャーロック・ホームズは、素のゆりかさんも何となく感じられて、とても魅力的です。

『Délicieux』について

昨日「Le Trio Forêt Noire」を嫌いなシーンと書きましたが、2回目を見た時は見慣れて、嫌悪感がうすまっていました。
普段のショーよりは、ゆめゆめしく展開するショーの中で、急にドギツイシーンになったので、初日は嫌な印象が強かったです。
しかし、「いろんなシーンのごちゃ混ぜ」が宝塚のショーであることは、宝塚の定番です。

マリーアントワネットのお茶会について
芹香斗亜さんと言うとアドリブの天才です。
このコメディシーンでのセリフが、アドリブで変わるのかな?と思っていましたが、初日と比べて変わっていなかったように思いました。

4組の貴族の美男子が、アントワネットの心をとらえようと、スイーツを紹介しますが、どれも毒舌で拒否します。
セリフが沢山ありすぎて、アドリブはやりにくいかも?と思いました。

でも、キキちゃんのことだから、客席受けのために頑張ってくれそうな?乞うご期待ですね。

中詰について
シャンソンのラテンアレンジが、次々に歌って踊られました。
ラテン調の「ベサメムーチョ」は、先に真風さんが歌い、その後花音舞さんと若翔りつさんのデュエットでした。

締めの銀橋で、真風さんは、ターバン姿でオレンジ色の大羽根を背負い、芹香さん、潤さんもオレンジ色の小さめの羽根を背負っていました。中詰の大羽根は珍しいです。

美男子ジゴロの「巴里野郎」15人
桜木、和希、瑠風を中心に15人の男役さんが、3色に別れて歌って踊っていました。

巴里野郎 15人

桜木みなと、秋音 光、留依 蒔世、希峰 かなた、雪輝れんや

和希そら、紫藤りゅう、若翔りつ、優希しおん、琥南まこと

瑠風輝、鷹翔千空、真名瀬みら、風色日向、亜音有星

15人が95期~103期の男役さんホープでしょう。

※Wトリオ(男役)亜音有星(103期)、大路りせ(105期)

気になる若手さんたち

風色日向さん復帰
怪我で「アナスタシア」と別箱公演を休演していた風色くんが元気に出演されていました。
お芝居では、潤花ちゃん演じるアイリーンにだまされる「ボヘミア王」として、注目される見せ場があるのですが、仮面をつけているので、しっかりお顔が見えませんでした。

モリアーティの武器工場に市民として出演。

「スコットランドヤード」(警察官たち)6人は、みんな歌うまさんばかりで、そのメンバーとして歌も聞かせてくれました。
和希そら、留依 蒔世、希峰かなた、湖風 珀、風色日向、亜音有星

ショーでは、「アントワネットのお茶会」で、亜音有星くん、大路りせくんと共に、3人で「いちごのケーキ」をすすめていました。可愛かったです。

「キャンディー・ケーン」では、タップを披露していました。(星月 梨旺、秋奈 るい、穂稀 せり)と共に。退団される星月さんには、タップのソロの見せ場もありました。

タップでも活躍されていたので、怪我は完治したのでしょう。これから頑張って欲しいと思います。

優希しおんくんについて
今回より、若翔りつさん、希峰かなたさん、澄風なぎさんと共に初スチール入り

お芝居では、路上生活をする少年のウィギンズ
キャスケットが良く似合い、『FLYING SAPA』の少年ズーピンと似た感じです。
少年そのもので、舞台上での、疾走速度が速い!
ショーの「カンカン」では、一人だけ高速回転していました。
身体能力が素晴らしく高いので、もっとショーでの活躍が見たかったです。
お芝居の路上少年の中では、一人だけ出番が多かったです。

娘役HOPEの路上少年たち
ベーカーストリーズイレギュラーズ路上生活少年たちは、娘役ホープさんたちの役でした。

娘役さんホープ 少年役

花宮沙羅(102期)、花乃さくら(102期)、有愛 きい(103期)、朝木 陽彩(104期)、山吹 ひばり(105期)、渚 ゆり(106期)

※Wトリオ(娘役)栞菜ひまり(103期)、朝木陽彩(104期)、愛未サラ(105期)、山吹ひばり(105期)

105期の愛未サラちゃんは、お立ち台で歌っていた上、wトリオにも選ばれているので、歌が得意なのでしょう。同期の山吹ひばりちゃんとともに美しさで目をひきます。

107期初舞台生 一輝翔琉さん

約2カ月遅れの初舞台のロケットは例年とは違っていました。

3段のマカロンタワーに初舞台生が乗って登場しました。3段目は大階段の天辺より低いですが、かなり高さがあります。
衣装は、ピンクと白のマカロンをイメージしたキュートなもので、可愛かったです。
「モン・パリ」「パリゼット」「宝塚我が心の故郷」「すみれの花咲く頃」など馴染み深い曲のアレンジでのラインダンスは、親しみやすさを覚えました。

ロケットセンターは一輝翔琉(いちき かけるさん)
「文化祭」のダンスで、切れ長の目が素敵で、成瀬こうきさんに似た雰囲気で、大活躍していました。
その時に長身だと思いましたが、171センチでした。
107期生は、全般に背が高くないので、小顔でスタイルの良い一輝さんは、当時から目立っていました。

真ん中でピンスポットが当たっているように見えました。
華があって、既にスターとして輝いています。

107期生は、成績の6番までが娘役さんなので、7番の一輝さんが男役の1番です。

3人の休演者
107期生は39名入団しましたが、1人怪我のために全日程休演です。雛乃にこさん

藍羽ひよりさん相星旬さんは、「初舞台生口上」には出演されますが、初舞台ロケットは、全程休演のため、36名でのロケットです。

舞台の上に大きなマカロンタワーがあるため、舞台いっぱいに広がることができず、例年よりこじんまりしたロケットに思えました。

休演者が、はやく回復されて、次の公演には出演できると良いですね。

少し前までは、舞台の人数が制限されていましたが、現在は111名が舞台に立てています。
大人数でのカンカンは、大階段まで使って圧巻の迫力でした。
人海戦術を使った迫力も、宝塚の大きな魅力の一つですね。

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