こんにちは、くららです。
花組『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』宝塚での千秋楽を配信で見ました。
劇場で観ていたら「目が足りない」状態ですが、映像で見所シーンを見せてくれるのも楽しかったです。
お芝居もショーも見れば見るほど惹きこまれる中毒性のある作品でした。
今年前半に月組、宙組、雪組と「もう少し脚本が良かったら」と思う作品が続いたように感じたので、1 か月前に下記ブログを書いていました。
今回の『鴛鴦歌合戦』は、小柳先生の脚本演出が素晴らしく、追いチケットして通いました。
傑作映画の良さをそのまま残して、宝塚の良さも最大限いかして底抜けに明るいミュージカルでした。
小柳先生の原作物の舞台化の実力はピカイチだと思います。
組子にたくさんセリフや歌や出番があったことにも、花組の作品が続いている小柳先生ならではの手腕が発揮されていました。
宝塚の和物は「時代劇チャンネル」で放送されて好評を得ているようです。
『鴛鴦歌合戦』も大評判になるような気がします。
宝塚の日本物の良さがギュっと詰まった『鴛鴦歌合戦』は、宝塚に馴染みが無い方にも楽しんでいただきたい名作と言えると思います。
原作もので、完全なオリジナル作品ではありませんが、脚色力が素晴らしいのは宝塚の強みです。
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本編後の感想
航琉ひびき副組長(93期)、和海しょうさん(94期)、春妃うららさん(97期)３名の退団セレモニーがありました。
ドキッとした美風組長の今後の日程発表
美風組長が、これからの花組のスケジュールを紹介されている時に、
「柚香光 スペシャルコンサート『Be Shining!!』」まで話された後、感極まったような、困ったようなお顔で長く沈黙されてしまいました。
詳しいスケジュールが発表されない事が気になっていたので、
「えっ！？何か変更になったの？」とドキドキしてしまいました。
しばらくして昭和女子大学人見記念講堂と神戸国際会館こくさいホールの日程を話されました。
何も変更はなく、予定通り開催されるようでホッとしました。
気になって宝塚公式ページを見てみると、詳しいスケジュールが発表されていました。
東京は11月28日（火）〜12月3日（日）全９公演(貸切1公演)
神戸12月10日（日）〜12月13日（水）全６公演
公演数がとても少ないのでチケット難になるでしょうね。
美風組長さんはファイルをお持ちでしたが、全部覚えてそらで話されていたので、突然忘れてしまわれたのでしょう。
連日の酷暑の中、無事に完走できて千秋楽を迎えて、ホッとしてお疲れが出ていらしたのかもしれません。
本当に花組生のみなさん、暑い中お疲れさまでした。
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退団者挨拶でのお名前間違い
美風組長さんは、やはりお疲れだったのでしょう。
航琉ひびきさんのお花渡しの芹香さんを紹介する時も大きなミスをされてしまいました。
「同期生からのお花は、宙組永久輝せあさんです」と。
私は自分が聞き間違えたのかと思いました。「とあきせあ」と「せりかとあ」似ています。
芹香さんが笑いながらお花を持って現れて、大きな拍手とともに笑いも起こっていました。
芹香さんが航琉さんの側に近づいた時に、
大きな羽根を背負いお花を持った柚香さんが、美風さんの方に歩いて行って、笑顔で耳打ちされました。
その時芹香さんと航琉さんは顔を見合わせて笑っていました。
美風さんは間違いに気づいて大慌てな表情で「もう一度ね」と言いながら、人差し指を立てて「もう1回」と芹香さんに合図を送って、芹香さんは笑顔で花束を持ったまま袖にひっこまれました。
美風さんは、三つ指ついて土下座して謝られました。即座に土下座する姿も美しかったです。
そして美風さんが定位置に戻って、もう一度アナウンスからはじまりました。
「組からと同期生からのお花です。同期生からは、宙組の…」
「芹香斗亜さん」とお名前が出るまで、少しの沈黙がありました。
美風さん、本当に緊張されていたのでしょう。
笑いの多い和やかな雰囲気の中でお花渡しが終わって、芹香さんは笑顔で袖にはけて行かれました。
お名前を間違えてしまうハプニングで、みんながより笑顔になって、会場の雰囲気が温かく和んだように感じました。これが宝塚の良い所ですね。
柚香さんが美風さんの所に耳打ちに行った咄嗟の判断が素晴らしかったと思いました。トップとして４年の経験を積んで、本当に頼もしい柚香さん。
もしかしたら、永久輝せあさんが一番驚いていたかもしれませんね。今回の公演から初めて大きな二番手羽根を背負って、それを長時間背負い続けていることも今日の千秋楽が初めてで緊張されていたことでしょう。
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柚香さんのご挨拶
「大劇場公演全日程を皆様に無事お届けできたこと、心から御礼申し上げます。温かなお言葉が聞こえてくるような拍手で大劇場を包んでくださったからこそです。本当にありがとうございました」と、とても嬉しそうでした。
宝塚大劇場公演完走は、『元禄バロックロック』と今回で２回目です。完走が本当に嬉しかったでしょうね。
「7月7日の七夕さまから始まりましたこの公演、梅雨の中を駆け抜けてまいりましたが、紫陽花の季節から、今の祭りで町が賑わうこの時まで、お客様と笑いあいながら、愛をうたうことが出来た日々は本当に幸せでした。厳しい気候が続きますが出演者一同健康に留意し、さらに心を一つに東京公演に向けて、さらに高みを目指して励んでまいります」
退団者の方とのお話で印象的だったこと
春妃うららさん
柚香「花組のほこる本当に上品な娘役さんで、歩くとお花が舞っているようで、楽屋の化粧前がお隣で朝一番のうららの「おはようございます」が五臓六腑に染み渡ります」と、難しい言葉で表現されていました。
和海しょうさん
1期先輩の和海さんは、音楽学校受験の時から受験生の柚香さんに目をつけお掃除の分担に選びたいと思い実現し、今は柚香さんの率いる花組にいれたことが誇らしいと話されていました。
同期の礼さんや瀬央さんが「しいちゃん」と呼ぶのに、柚香さんは今まで呼べないと頑なに言い続けていたそうですが、この場で初めて「しいちゃん」と呼んで、そのことで汗をかいている可愛い柚香さんと、呼んでもらえたと喜ぶ和海さんでした。
柚香さんは上級生に対しての尊敬から名前の「ちゃん」呼びができなかったのでしょうか。律義さを感じました。
航琉ひびきさん
柚香さんがお金持ちの役をやる時は、いつも家を守っている役が多くて「れいちゃんの執事」と話されていました。
柚香さんがトップとして君臨しているこの時代に生まれて良かったとも。柚香さんにとって最大の賛辞ですね。
フレンドリーな柚香さん
緞帳まえに、お一人で出てきた時は、座り込んでお話ししたいぐらいと話され、「皆様お元気で」と袖に引っ込んだ後も、カーテンの横からちょこんと顔だけ出して、名残惜しそうにされていました。
柚香さんは、トップスターとしての経験を積むほど、フレンドリーさが増していいるように思います。
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花組『アルカンシェル』スケジュールは退団フラグ？
昨日、宝塚大劇場の公演スケジュールが公表されました。
110周年第２弾・花組『アルカンシェル』【宝塚大劇場】
3/20 水 13:00
3/21 木 13:00
3/22 金 13:00
3/23 土 11:00 15:30
3/24 日千秋楽 13:00
前楽が貸切でない
→ トップスターのサヨナラショーができる。
水曜日から金曜日まで1回公演
→サヨナラショーのお稽古ができる。
4月9日の『宝塚歌劇110周年記念式典』の時は、花組公演は終わっています。
日程：2024年4月9日（火）
会場：宝塚大劇場
全生徒が出席します。
記念公演として月組の『Grande TAKARAZUKA 110!』が上演されるでしょう。
月組『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』
初日 3月29日（金）
110周年第一弾星組『RRR』【宝塚大劇場】と比較
1/31 水 11:00 貸切公演
2/1 木 13:00
2/2 金 13:00
2/3 土 11:00 貸切公演
2/4千秋楽 13:00
前楽が貸切
→ トップスターのサヨナラショーなし。
来年のお正月公演の星組と比較すると、花組の最終週のスケジュールは、ゆとりがあります。
退団フラグかもしれません。(可能性があるということ)
退団フラグと見せかけて、実はそうで無いということもあるので、「可能性があるかも」の一つでしょう。
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110周年概要発表会のアフタートークで
柚香さんが、『アルカンシェル』公演について、豪華絢爛なレビューシーンが散りばめられたミュージカル、と仰っていました。
ショースターの柚香さんが、ショー作品でない１本物で退団されるわけはないと思いやすいですが、『アルカンシェル』はショーシーンが散りばめられた作品になるようです。
そして芹香さんには、「ダンサーの役だからピッタリ」と仰っていました。
昔は大きなトップスターさんは、植田紳爾先生のオリジナル１本物で退団されていました。
ダンサーの紫吹淳さんは2003年に小池先生の1本物「薔薇の封印」で退団されました。
真風涼帆さんも6月に小池先生の1本物「カジノ・ロワイヤル」で退団されました。
大御所の小池先生の1本物で退団するというのは、トップスターとして名誉ある有難いものでもあるのもしれません。
退団の予想があっても、発表があるまでは何も確定事項ではありません。
15日に台風が近畿地方直撃の可能性もあるようです。
被害が最小限になりますように。どうかお気をつけください。
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