こんにちは、くららです。
月組公演の初日を観て来ました。
お芝居、ショー共にとっても楽しかったです。いっぱい通いたい作品です。
ショーの開演アナウンスは、ご挨拶の最後に「DIVE!!」と添えられました。
その瞬間映像が海の底に沈んでいったので、観客も海底にDIVEしたのでしょう。
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階段降り等について
風間さんは、今回公演プログラムで、他の組の三番手さんと同じ扱いになり、お芝居で歌を歌いながらて銀橋を渡っていて、ショーでも確固たる3番手でしたが、羽根もモフモフもありませんでした。
お芝居、ショーともに礼華はるさん、彩海せらさんが活躍の場が多くありました。
エトワール天愛るりあ(102期) 5人役替り
↓
彩海せら(102期)・礼華はる(101期)
↓
天紫珠李(101期)・彩みちる(99期)
↓
風間柚乃(100期)
↓
鳳月杏(92期) 2番手白大羽根
↓
海乃美月(97期) 白大羽根
↓
月城かなと(95期) トップ羽根ナイアガラ
並び 蓮・清華・春海・彩海・天紫・副組長・風間・鳳月・月城・海乃・組長・千海・彩・礼華・夢奈
新公主演の蓮さんより1期上の春海さんの方が内側。
この並びのように、全般に新公主演経験がある夢奈さん、蓮さん、英さんの扱いが良くなかったです。退団者の光月組長、千海華蘭さんは活躍されていました。
Wトリオ
真弘蓮(104期)、月乃だい亜(104期)、和真あさ乃(106期)
朝香ゆらら(105期)、静音ほたる(105期)、一乃凛(106期)
月城さんご挨拶
(メモ書きしましたが、ちゃんと話を追えていないので、全部ニュアンスです)
1回目
「本日を心より楽しみにしていました。今日は立春です。梅の花も咲き、立春は新しいことを始めるのに良いそうです。皆様を海の底に引きずりこめるよう、頑張っていきたいです」
2回目
「宝塚史上初、エトワール5人の役替りになっています。それぞれ緊張していると思いますが、5人とも見ていただけたら嬉しいです」
3回目
「初日からこんなに呼んでいただけて。一列目にお客様がいらっしゃるのが久しぶりで嬉しいです。2階の端っこのお客様まで見えてますよ。(そちらに向かって手を振りながら)」
「ショーのはじめ、全員でDIVE!!します。今年も沢山DIVEする月組をよろしくお願いいたします。このメンバーで一瞬一瞬を大切にしていきたいと思います」(受けて大笑いしている組長さんをとっても意識されていました)
4回目
客席スタンディングオベーション。
「こんなに沢山呼んでいただけると思ってなくて何も考えておらず。困った時の風間!」と月城さんが風間さんに全振り。
風間さん、隣の鳳月さんにすがろうとするも、「風間一人で」と拒否され、風間さんが「立春!」と掛け声をかけてみんなでバンザイという流れで終わりました。
月城さんと鳳月さんの、風間さんの存在感をアゲていこう作戦のように思いました。
先輩に押し付けられて、頑張る風間さん。下級生の可愛さがにじみ出ていて、好演度が上がったのでは?
「応天の門」感想
コミックが原作なので、通常の和物とはテイストが違っていて、衣装や髪形がポップでした。
菅原家の女房の梨花さん演じる桂木と彩みちるさん演じる白梅は茶髪でした。
「桜嵐記」の衣装を担当されていた薄井先生が今回も担当で、衣装も素敵。
原作のキャラクターを生かして、各自キャラが立っていて、表情豊かに明るくテンポ良く進んでいくので、惹きこまれていって、あっという間に終わってしまいました。
流石芝居巧者の月組なので、原作があっても、月組版として自然な感じで演じられていました。
原作が完結していないことを配慮して、「さらに続く」という終わり方でした。そのため問題の根本は解決していません。
勧善懲悪の日本物を期待していた人には、尻切れトンボな印象になるかも?私は「えっここで終わり?」と思ってしまいました。
出演者について
菅原道真…月城 かなと
三白眼を意識したメークをはじめ、姿勢や佇まい仕草などなど、原作に寄せるこだわりを随所に感じました。知的で冷静沈着なツンデレ学生を自然に演じられていて、月城さんの演技力に感服。
コミックではふてぶてしい印象をもちましたが、月城さんが演じると、理想に燃え、打算をゆるさない真っ直ぐなとっても好感がもてる青年でした。
昭姫… 海乃美月
酸いも甘いも噛み分けた、きっぷが良い姉御。海乃さんならではの大人っぽい魅力が活かされ、懐の深い人物で、作品にとっても深みを添えていました。
道真とは恋愛関係ではありませんが、「道真と業平」のバディ関係とは違う、道真と昭姫のこういうコンビの関係性も良いなと思いました。
在原業平…鳳月杏
匂い立つような色気のある美男で、無類の女好きの「色男」と言われながらも、結ばれなかった高子への思いを心に秘めていて、コミカルとシリアスの両面を併せ持つ業平をとっても的確に演じられていました。安定感が抜群です。
コミックでは、道真と業平のバディ関係が強調されていましたが、宝塚ではトップ娘役の海乃さんを交えた「ゴールデントリオ」として成立していました。
藤原基経…風間柚乃
黒に赤が映える衣装が似合う、超美男子で冷たい表情がキリリと格好良い。
黒い役ですが、ただ黒い役ではなく奥深いものがあって、登場するだけですごい存在感があります。歌もお上手。
清和帝…千海華蘭
あどけない13歳の帝が全く自然で、清和帝の背負っている大変さがにじみでていて、心を掴まれます。
白梅…彩みちる
2016年雪組『るろうに剣心』で少年の弥彦を演じられましたが、その延長のような菅原家に仕える白梅でした。
紀長谷雄…彩海せら
ほとんど白梅と一緒に登場します。コミックほどの濃いキャラの印象は残らなかったです。
二人は出番が多いので、今後印象づけられていくと思います。
藤原常行…礼華はる
やさしい兄で人の良さが滲み出ていました。
大師…結愛かれん
祭りの場面と道真の夢の中で、あでやかな情感あふれる舞を披露されていて、とても素敵で印象に残りました。
セリフはあまりありませんでしたが、退団公演でダンサーとして爪痕を残されています。
吉祥丸…瑠皇りあ
吉祥丸は亡くなった道真の兄で、回想シーンで何度も出て来て、歌も聞かせてくれます。
とても印象に残る良い役を好演されていました。
これだけ魅せる力がある方なので、新人公演の主演も是非やって欲しいです。
若き日の高子…蘭世惠翔
若手娘役さんたちのシーンにいないなと思ったら、回想シーンでの特別な役がついていました。
美しくて情感あふれるお芝居が良かったです。
町娘の真ん中で歌っている時もあって、良かったと思いました。
大拙…大楠てら
昭姫の店のスキンヘッドの大男が、コミックのイメージ通りで、とっても存在感があって目が奪われました。
藤原多美子…花妃舞音
とってもあどけなくて、守ってあげたくなるような可憐さ。研18で13歳の清和帝役の千海さんにお似合いでした。
ショーの感想
衣装などは派手派手で、フリルがとっても目立っていました。内容は、どぎつく無い良い塩梅のラテンショーだと思いました。星組の「ジャガービート」でどぎつさの耐性ができているので、同じ青系のショーなので、上品に感じられるというのもあるかもしれません。
大人っぽいという点では、5組の中では一番かもしれません。月城さんと鳳月さんどちらも、色気が駄々洩れですから。
月城さんの迫力ある歌唱は、ラテンにとってもマッチしていました。月城さんはあまり踊らなくて、他の人たちが熱く熱く踊る。昔の宝塚ではよくありました。歌えるトップスターのひとつの魅せ方です。
S4 Passion Guy 海神の戯れ
コミカルなシーンとのことでしたが、ジャンケンが闘いの手段ということ、ちょっと?でした。面白かったですけど。
フィナーレの、大階段で娘役さんに囲まれての月城さんの「ベサメ・ムーチョ」色気たっぷりで、濃厚でした!白いドレスの彩さんと天紫さんのお尻を月城さんが触っていたように見えて、「えっ!」と思いましたが、勘違いかな?明日もう一度見てみます。
フィナーレの月城さんと海乃さんのデュエットは、炎と炎がぶつかり合う、火花を散らす情熱的なタンゴと言うことで、突き飛ばしたり、今まで見たことのないような愛憎がにじむものでした。でも最後はディープキスを2回ほどされていて、こういうものもありだなと。二人で銀橋に出てきての挨拶はありませんでした。
こういう今までと違うものも、面白いと思いました。
ショーについては、もう一度見て詳しく書きたいと思います。
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