『LOVE AND ALL THAT JAZZ』情報と急激な若返り
こんにちは、くららです。
昨日は月組 宝塚バウホール公演『LOVE AND ALL THAT JAZZ』千秋楽のライブ配信の嬉しいお知らせがありました。

バウホールの公演はなかなかチケットが入手できないので、この公演からライブ配信が通常化すると良いですね。
来年の話になりますが、縣千くん主演の『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』も配信があることを今から期待しています。

ただし千秋楽の配信なので、「10月18日(月)14:30」と、平日のお昼であることは、お仕事のある方には少し残念ですね。

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『LOVE AND ALL THAT JAZZ』の公演情報をまとめてみました。
主演が100期の風間柚乃くんで若いですが、そうだけでなく新生月組スタートでもあるので、ニューエイジの若さみなぎるエネルギッシュな公演であることに改めて気づきました。

「レビュー本」での風間柚乃くんと谷正純先生のトークから

主演コンビ

ルーカス……風間柚乃(100期)
レナーテ……きよら羽龍(104期)

主演コンビが、ドイツのベルリンから、フランスのパリを経てカナダのモントリオールまで旅をする話で、他の出演者は、そこに行くまでの各地の場面にしか出てこない。とのこと。

多くの出演者が1幕と2幕では役が違います。

舞台を通してずっと出るのではなく、その場面で全部を勝負しきらないといけないという挑戦をしてもらいたいと谷先生は思っていらっしゃるよう。

風間くんは「いろんな人とお芝居していて、大劇場公演並みに役がある」と話されていました。

106期の3人まで全員役がついていました。若手の方々には新人公演以上の貴重な公演になることでしょう。

『LOVE AND ALL THAT JAZZ』どんなお話?

「タカラヅカニュース」の公式ページの情報と稽古場情報と稽古場レポートをまとめてみました。

第二次世界大戦下ナチスに支配されているべルリン
ジャズピアニストとして有名なルーカスは、父から受け継いだキャバレー「レベル」を一人で営んでいた時、ユダヤ人の娘レナーテが逃げ込んできて、かくまった。
そこから、敵国判定してジャズさえ演奏することのできない祖国の歪んだ現状に反発して、レナーテと共に自由に生きられる国へ旅していきます。

かつては音楽仲間であったナチス親衛隊ゾマー少尉(礼華はる)の猛追を受けながらも、仲間のミュージシャンが集うパリ、そしてレナーテの祖父が住むカナダを目指して旅を続けます。

ナチス親衛隊は、礼華はるくんをはじめ皆、高身長なので物理的にも追い込まれていく。スゴイ威圧感!だそう。
・ナチス親衛隊 礼華はる(101期)…178cm、一星慧(102期)…178cm、大楠てら(102期)…180cm
・コールマン大佐・朝霧真…176cm

月組が誇る超高身長の方々がナチスの軍服で威圧感を与えてくれるようです。

ルーカスは明るく優しく、人格的にすぐれていて、人を変えてしまうような好青年。
こういう時代に前向きに生きていることで、まわりの人たちにいろいろと影響を与えていく、とっても魅力的な人のようです。

稽古場レポートに出演していた彩音星凪くんは、そういう人間的な大きさは風間柚乃さんにそのまま通じると話されていました。

どの地でも、みんながルーカスたちに巻き込まれながら変わっていき、また二人も変化していくストーリーのよう。

ナチスのお話ながらも、人間的な温かさも詰まっていて、暗い世界状況の中で明るくひたむきに前向きに生きる人々が、ジャズの名曲に乗せて描かれているミュージカル作品。
風間くん、きよら羽龍ちゃんの歌声もとっても良いそう。

風間君は、羽龍ちゃんの明るさ、やる気、そして気弱さがあるところが、レナーテ役にとっても合っていると話されていました。

1幕と2幕は、ガラリと舞台の雰囲気が違うとか。

1幕はパリのジャズクラブが舞台の一部。ジャズを愛する仲間たちが集う場。

2幕は、ドイツ人と言うだけで収容されているカナダの収容所が舞台の一部。
コメディタッチで明るい場面が多いとか。
汝鳥伶さん演じる“フリードリヒ”は地質学者でマイペースな役。眼力と包容力がスゴイそう。
千海華蘭さんは厳格なおじさん“ジャスティン役”。こわいそう。
紫門ゆりやさん演じる“ツヴァイク”は、ロイヤルな空気感が心地よいそう。
ゆりさんは、自主稽古に付き合ってくださるそうで、専科に異動されたものの、早速月組に出演されて、みんなが喜んでいるようです。

谷先生からみたら「頑張って演じている人は罪人だ」そう。
「頭で考えるより感じろ」頑張るのではなく役になりきること、演じることが楽しくなっていくことを目指しているそう。

月組ならではの個性豊かな人物が演じられるようです。

風間くんはジャズとも仲良くなって、気持ち良いという域にまで達したいそう。

プロローグもフィナーレもジャズ

プロローグもジャズ!
「メモリーズ・オブ・ユー」の曲にのせて、カップルになったり、男役だけで、娘役だけで、「これぞヤングエイジ」の演出とのこと。

フィナーレもある!
「シング・シング・シング」の曲。
お芝居の延長で「おだちんを捜せ!」から始まるそう。
「絶対にわからないと思う」と風間くん。

娘役の総踊りでは、100期の桃歌雪さんが、娘役さんの中では一番の上級生!
やはり100期は新人では無く、中堅ですね。100期の娘役さんが一番年長であるこの公演の若さぶりをあらためて感じました。

下級生のピックアップシーン、一人ひとりの見せ場があるそう。

ジャズ、歌も踊りも新しい感覚だそう。

最後は最上級に盛り上がって終演!

ナチスの頃の時代を覆う閉塞感は、現在と通じる所があります。そんな中敢然と立ち向かう若者の姿を、ジャズの名曲に乗せて描くミュージカル作品は、現在の私たちにもスカっとした励ましを与えてくれるでしょう。

若手中心のバウホール公演

新生月組の公演は、博多座とバウホールに分かれています。

バウホールの出演者は
・専科…2人
・92期…1人
・97期…2人
・100期…3人
・101期…2人
・102期…4人
・103期…3人
・104期…4人
・105期…4人
・106期…3人

28名の出演者のうち、100期以降が23名です。
急速に若返りしていることに驚きました。
娘役の最上級生は先ほども書いたように100期です。

来年1月の縣千くん主演『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』についても、30名の出演者のうち、90期代の出演者は5名のみで、25名は100期以降でした。

「新人公演」の代わりの要素も含まれているでしょうが、急速な若返り化を感じるバウホール公演です。
特に雪組と月組は、トップスターが新しく代変わりしたばかりですが、他の組も次第にそうなっていくのでしょうか。

これからバウホールの主演をしていくスターたちも、やはり100期以降のような気がします。

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