望海風斗さんの魅力の根底「ヴァンサンカン 朝美絢」から発見
こんにちは、くららです。
今日は宝塚大劇場にて、第55回『宝塚舞踊会~祝舞御代煌~』が開催されました。
休憩時間30分をはさんで3時間半の長丁場の舞台、出演される方も観劇される方もお疲れさまです。
専科の方々をはじめ、月組、星組、宙組のトップコンビが出演されました。
礼真琴・舞空瞳コンビは、「星組トップ」としての初仕事ですね。

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2年前の『宝塚舞踊会』では、星組トップスター・紅ゆずるさんと雪組トップスター・望海風斗さん「橋弁慶」で共演されました。紅さんが弁慶を演じ、望海さんが牛若丸。
紅さんは日舞がお得意ではないので、努力を重ねられ「とても大変だった」と語っていらっしゃいました。
トップスターさんは通常の組のスケジュールをこなす上に、舞踊会の練習を重ねていくので超ハードなスケジュールをこなされます。

紅さんと望海さんの「弁慶と牛若丸」つながり

この時に組んだ紅さんと望海さんの面白エピソードがあるので、ご紹介しますね。
宝塚グラフ9月号の「スター通信」に二人の楽しいやりとりが掲載されていました。

昔はよくモノマネとかして遊んでいたのに、ある日突然真面目なの望海風斗さんになったのはなぜですか?いつからですか?でも舞踏会で一緒に弁慶と牛若丸を踊って以来、全国ツアーで弁慶と牛若丸の像を見つける度に写真を送ってくれて、そこは変わってなくて嬉しいです。今度いつ遊んでくれるんですか?、弁慶と牛若丸の写真はいつでも送ってくれていいよ(笑)by 紅ゆずる
最近もモノマネしてますよ!(笑)でもさゆみさんの前ではなかなか…。やっぱり他組のトップさんに対してちゃんとしなきゃって思うのかなぁ。今お忙しいと思いますが、私から向かっていきますので是非また遊んで下さい!弁慶と牛若丸の写真もドシドシ送りますね!by 望海風斗

「橋弁慶」は、二人のからみが多くあったので、二人のスケジュールが合う時に、一緒にハードなお稽古を重ねられたのだと思います。
そして「全国ツアー」で、「弁慶と牛若丸の像」を見つけると、その写真をさゆみさんに送るだいもんは可愛いですね。

『宝塚舞踊会』は、2017年10月17日(火)でした。トップスターは忙しいので、お稽古は春すぎから長期間かけて行うようです。
望海さんは、2017年8月~9月『琥珀色の雨にぬれて/“D”ramatic S!』2018年3月~4月『誠の群像-新選組流亡記-/SUPER VOYAGER!-希望の海へ-』で全国ツアーに2回主演でまわられ、現在3回目の『はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!』全国ツアー中です。
今回の全国ツアー中も、さゆみさんに写真を送られたのでしょうか?
『はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!』の初日が、紅ゆずるさん退団公演の前楽で、共に台風の影響で中止になりました。
その台風の最中、お互いトップスター同士ということで、やりとりをされたかもしれません。

その翌日、望海さんが全国ツアーの初日を迎えられた日に、宝塚を翔び立っていかれました。

この「紅さんに写真を送る」エピソードから、お茶目かつ「先輩思い」なだいもんですね。

紅さんと望海さんの私の感じる共通点
紅さんは、客席の空気を感じ取りながら、臨機応変に自由に空気を動かして、客席を楽しませてくださる「舞台空間」をつくっていらっしゃいました。
望海さんも、紅さんと同じように、感じる心でご自身が舞台を楽しみながら、客席をも楽しませてくださっている「自由さ」があるのを以前から感じていました。

昨日発売の「ヴァンサンカン25ans 12月号 」の『ことばでひもとくタカラヅカ Vol.3 朝美絢』を読んで、あーさも同じことを感じていることを知りました。
そして、真彩希帆ちゃんも、中村一徳先生も。「その時の感覚で自由に舞台を創っている」と。

朝美絢くんの証言 「ヴァンサンカン25ans 12月号 」

『望海さんが率いる雪組にいられて本当に良かったと思うんです。』by 朝美絢

組替え前、望海さんは真面目でキッチリ計算して演じているとあーさは思っていたそうですが、一緒にお芝居をすると全然違っていたそうです。
実際は全く力が入ってなくて、とことん楽しんで演じている。

演じることを、トコトン楽しんで舞台に立って、「こんなに自由に舞台に存在することもできるのだ」と、知ったそうです。

しかもその前提に大きな宝塚愛がある!

出番前に過去のスターさんの動画を見て“今足りないのはこの感じ”と言ったり、

自分のスタイルに固執するのではなく、常に「もっとカッコ良くできるはず」を追求している。

「心底宝塚が好き」で、その舞台を楽しんでいるから、望海さんのあの熱がお客様に「ドン!」と届いている!とのこと。

あーさは、2017年夏に月組から雪組に組替えになり『CAPTAIN NEMO…ネモ船長と神秘の島…』のラヴロック少佐が雪組での初出演でした。
そして11月、望海さんのお披露目公演『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜/SUPER VOYAGER!』で初めて望海さんと一緒の舞台に立ちました。
あーさのサン=ジュストの「憑依型」役者ぶりは特筆すべき進化でした。
組替えして2年経過しましたが、望海さんの下で、魅力的なスターとして成長し続けています。

真彩希帆ちゃんの証言 「エンター・ザ・ミュージック」

真彩ちゃんは、望海さんは、与えられたものを完璧な、見本のようにされる方なのかなと思っていたら、そうではなかったそうです。
その時の感じたもので変化していて、どれも辻褄があっていて、間違った方向には行っていなくて、100通りすることが、そのまま100通りあり得る。
「お芝居や歌が、変幻自在な方で素晴らしい」と【BSテレ東】「エンター・ザ・ミュージック」で話されていました。

中村一徳先生の証言 「歌劇10月号」

『その時その時に感じる気持ちでやってくれていたので、毎回違うものを観ているような新鮮さがありましたね。』中村一徳先生
(全国ツアー紹介歌劇10月号)

『舞台を自由にやる、その瞬間を心から楽しいと感じ、それをお客さんと共有する。自分自身が楽しんで呼吸していれば楽しくなる。』
これは、スカステの対談番組「リクエストDX」で、水美舞斗君との対談で、元雪組トップスター壮一帆さんが話されていた言葉です。
舞台人を極めると、舞台に息づいて、客の息を感じ、客の心を動かすことができるようになるようです。望海さんは既にその極の頂点にまで達していらっしゃいますね。

望海さんは、素晴らしい実力をお持ちですが、それだけでなく自由に舞台にたって、楽しんでいらっしゃるからこそ、客席にそれが伝わってきて、より感動や感激が深くなるのですね。
そして望海さんの心底に「宝塚愛」が深くあるから。

皆さま周知のことだったかもしれませんが、私は朝美絢くんの記事を通して「新しい発見」をした思いでした。

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