演出家と運命のトップスター月城かなとさん
こんにちは、くららです。

星組『めぐり会いは再び next generation』の先行画像が公開されました!

思わず「わぁかわいい!」と声が出てしまいました。

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礼真琴くん演じていた14歳のルーチェが、かわいさそのままで、大人になって格好良くなっていました。
(『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』から11年!)
よ~く見ると、三つ編みが残っています。

そしてガールフレンドのアンジェリーク。
前髪をおろしたなこちゃん(舞空瞳)ちゃんも、髪型もドレスもとっても可愛い!
なこちゃんが、なこちゃんらしく可愛く画像に写ったのは、はじめてでは?

ポスターもこの可愛さのままであって欲しいと思います。

ルーチェの友人のレグルスは、瀬央ゆりあさんでしょうか?
ポスターに切手サイズで掲載されるか?

もう何もかも全てが可愛すぎて、勝手に夢が広がるこの作品は、小柳奈穂子先生作・演出です。

現在大劇場で上演中で、大好評の『今夜、ロマンス劇場で』も小柳先生の演出。
昨年の月組博多座の『川霧の橋』も。とっても良かったです。
2022年は小柳奈穂子先生の活躍の年となりそうですね。

演出家とトップスターの関係

雑誌「歌劇」では、大劇場トップお披露目公演の月に、そのスターが表紙を飾ってトップ特集が組まれます。
今月は「月城かなとトップ特集」でした。

トップスターの指名で2人の演出の先生が「贈る言葉」を投稿されています。
れいこさんは上田久美子先生谷貴矢先生を指名されたようです。
2人の先生の言葉がとても興味深くて面白く、先生たちのお人柄もれいこさんのお人柄も伝わってくるものでした。

谷貴矢先生と月城さん

2人の作品は『ダル・レークの恋』。昨年上演されたものです。
先生は宝塚をぶっ壊したい人なのかと思ったら全然違った」というれいこさんの言葉が、今では谷先生の宝物になっているそうです。

私も『ダル・レークの恋』を観劇するまでは、月城さんと同じような印象をもっていました。
2020年2月、月組鳳月杏さん主演『出島小宇宙戦争』は、面白く観ましたが、何が何だかよくわからない思いも残りました。
2018年4月で、雪組朝美絢さん主演『義経妖狐夢幻桜』もそう。
作品として楽しめたけれど、馴染めない新しさというか。この新しい感覚に私ついていけないわ、という思いを持っていました。

しかし、潤色・演出を谷先生が手がけられた『ダル・レークの恋』は、クラシカルな宝塚の良さをそのまま残しながら現代風にわかりやすくアレンジされていて、谷先生の手腕を心から見直しました。

谷先生によると「守るべきもの」と「チャレンジ」の天秤が、宝塚歌劇の永遠のテーマだそうです。

私もれいこさんと同じように、「チャレンジ」に傾いているのが谷先生と思っていたので、谷先生ご自身が「天秤」が永遠のテーマだと書かれていたことで、宝塚の将来に対して安心感をもちました。

演出の先生方はみなさんこの感覚で宝塚の作品に携わっていらっしゃるのでしょうか。そうならば安心ですね。チャレンジが突出することは無いのでしょう。

谷先生の大劇場演出デビュー作、花組『元禄バロックロック』(東京公演上演中)は谷先生独特の新しさが見事に宝塚の世界観に融合していて、「素晴らしい!」の一言に尽きる作品でした。

オリジナル作品だけでなく、『ダル・レークの恋』で潤色・演出をされ、れいこさんの「先生は宝塚をぶっ壊したい人なのかと思ったら全然違った」という言葉を受けて、谷先生の中に宝塚の演出家としてのどっぷり厚みが加えられたように私は感じました。

宝塚の先輩演出家には、みなさん「運命のトップスター」という存在がいらっしゃるそうですが、谷貴矢先生にとっては、月城かなとさんだそう。

5月に舞浜アンフィシアターで谷先生作・演出、月城・海乃主演『Rain on Neptune』がありますね。
先生は楽しみで仕方ないそうです。私もです。

月城さんが谷先生の「運命のトップスター」ならば、月城さんの大劇場のショー作品谷先生が手がけられたら?と思います。
谷先生のオリジナル作品のフィナーレの魅せ方は素敵です。
れいこさんの魅力を最大限に生かしたショー作品を見せていただきたい。

谷先生は、れいこさんのことを「超ネアカ」、「物づくりへの前向きなエネルギー」、「奥底で燃え滾る熱さやチャレンジ精神」、「ひょうきんな挨拶」などをあげて、人間として面白すぎる!と書かれていました。

どちらかというと大人しくてクールで冷静にみえる月城さんですが、人間として深みのある方なのですね。
トップスターとして、これからいろんな「月城かなと」を見せてくれそうで、楽しみです。

上田久美子先生と月城さん

2015年雪組『星逢一夜』の本公演と新人公演が上田先生担当で、月城さんは新人公演で主演を演じられました。その時のヒロインが月組に組替して来た彩みちるちゃん

上田先生は読者には少し読解不可能な月城さんへの私信のような書き方をされていました。
月城さんは地に足がしっかりついている、理知的で思慮深い人だという印象をもちました。(私の受け止め方です)
上田先生と月城さんで心の中の深い話をされたこともあるようです。

図抜けて芝居が上手い。芝居の月組の今後はさらに楽しみで仕方ない」とも書かれていました。

昨年はコロナで延期になったこともあって、望海さん退団公演『f f f -フォルティッシッシモ-』、珠城さん退団公演『桜嵐記』の2作品を担当されて大忙しだったためか、それ以降の作品の発表はありません。

上田先生にとって珠城りょうさんは、「運命のスター」だったと思います。珠城さんが退団されてしまって、創作意欲がわかなくなっていたら残念です。
ファンも上田先生の作品を待っているような気がします。
はやく斬新で心を射抜いてくれる上田作品を観てみたいです。

95期トップスターと演出家

他のトップスターさんは、「歌劇」誌の「贈る言葉」を誰に依頼されたのか調べてみました。

2020年「歌劇2月号」
礼真琴
→小池修一郎
→上田久美子

星組では紅さん主演『霧深きエルベのほとり』で上田先生が潤色・演出されました。
上田先生の作品で礼さん主演も見てみたいですね。

礼真琴さんと小柳奈穂子先生とも、運命的な結びつきがあるように思います。

2020年「歌劇4月号」
柚香光
→小池修一郎
→原田諒

柚香光くんと原田先生はトップに就任するまで4作。
トップに就任してからは『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』で楽しませてくれました。

スターと演出家の先生の間には、切っても切れない関係がありますね。
そういう組み合わせでも、また傑作が生まれていきます。
座付きの演出家がいる宝塚の強みを思います。

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