こんにちは、くららです。
花組全国ツアーは23日は新潟でした。
永久輝さんのアドリブも絶好調とか。
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花組全国ツアー「NOW ON STAGE」
『GRAND MIRAGE!』のシボネーの下手での待機時間、下手の客席にお手降りをされたり、二階席を眺めポーズで眺められたり、客席へのファンサービスがバッチリだったそう。
梅田での千秋楽の時に、これから客席とコミュニケーションをとっていかれるかな?と期待していたので、期待にこたえてくださっているようです。
スカイステージの花組全ツの「NOW ON STAGE」を見ました。
出演は、永久輝、星空、凪七、綺城、帆純、一之瀬、侑輝、7 名。男役さんはブラック系の衣裳で統一していて、星空さんだけブラックにピンクの花柄のワンピース。
6名の男役軍団という出で立ちなのに、皆さん話すことが可愛くて、ワイワイガヤガヤとチームワーク良く盛り上がっていました。
移動のバスの中などで、「王冠」を手にした人は、王様になれて願いごとを聞いてもらえるという約束事(ゲーム)を作ったそう。みんなに自分が王様になれることを楽しみにしているようでした。
突然主演の役目を担う永久輝さんのプレッシャーも大きかったようですが、その重圧が吹っ切れたようで、無邪気に楽しみながら大役に挑まれているようです。
永久輝「ずっと一緒に移動して、ずっと皆さんと一緒にいられるのが、本当に何より楽しみ。全国ツアーならではの雰囲気が会場ごとにあって、それがとっても楽しみですよね」
「これが宝塚デス!!(両手で押し出すポーズをしながら)と言うのを全国に!」とのこと。
凪七さんが、無邪気な花組生を引率する修学旅行の先生のような雰囲気。皆を盛り上げようと、はしゃぐ永久輝さんを綺城さんが、学級委員長のようにやさしく見守っていて、美風組長、紫門副組長さんも一緒で、とても良い雰囲気で全国ツアーチームは結成されているなと思いました。
宝塚のマイナスなニュースが流れていますが、全国で多くの方たちが宝塚を待っていて、花組の『激情』『GRAND MIRAGE!』を見れば宝塚の虜になることは間違いないでしょう。
私も梅田の2回の観劇で虜になってしまって、遠征はもう少し後ですが、とっても楽しみにしています。
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宙組の「労働環境の是正を求める意見書」
文春の記事
今週の文春の記事に、Aさんがお亡くなりになった数日後に、桜木みなとさんが、副組長の秋奈るいさんらと共に立ち上がって、下級生も含めた半数以上の生徒へのヒアリングを実施して、劇団に労働環境とパワハラの是正を求める意見書を作成して提出したことが書かれていました。
それはトップスターと組長が身動きが取れないため、代わりに桜木さんが、散り散りになった生徒たちをまとめるべく『2度と起きないための改善方法を考えよう』と奔走。
この真偽のほどがわかりませんでしたが、関西テレビのニュースで報道されたことで、文春報道は間違っていなかったことがわかりました。
関西テレビのニュース
宝塚歌劇団の宙組の劇団員らが、劇団に「労働環境の是正を求める意見書」を提出していたと報道されました。
宙組では劇団員らが主体となって、半数以上の劇団員にヒアリングを行い、労働環境の是正を求める意見書を劇団に提出していたそうです。
劇団は、関西テレビの取材に対し「前向きに改善できるよう話し合いを続けている」と。
11月14日の会見で意見書について公表しなかったのは、「外部の調査委員会に意見書は渡されていない。この会見は女性の死亡に関するものであり、意見書とは別問題だ」と回答。
関西テレビのニュースでは、宙組生の名前は明らかにされていませんが、香盤順が、組長、トップスターに続いて桜木さん、秋奈副組長という順番なので、この二人が中心となって動かれたのでしょう。
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現時点では「宙組の意見書」は反映していない
「半数以上の劇団員にヒアリングを行い、労働環境の是正を求める意見書」を作成するために、どれだけ思いをこめ、労力をかけられたことでしょうか?
なのに宙組の「労働環境の是正を求める意見書」は、現時点では何も反映していないように思います。
外部の調査チームのヒアリング中に、「宙組の意見書」は提出されたのだと思いますが、死亡の調査とは別問題と劇団が判断して、外部の調査チームには渡されなかったそうです。
外部の調査チームには話せなかったけれど、桜木さんたちには話せた内容も、あったのでは?
劇団は、生徒たちの必死の訴えを何だと思っているのだろうか?と不信感を抱きました。
でも「前向きに改善できるよう話し合いを続けている」と取材にはこたえられていたので、このブログの最後に紹介している「宝塚歌劇団の改善の具体案」のための聞き取り調査に採用されるでしょうか。桜木さんたちの労に報いてあげて欲しいです。
生徒さんたちが、愛する宝塚を改善していくために自分の意思で立ち上がって行動を起こしていくことは、頼もしく感じます。こういう生徒さんたちがいらっしゃる限り、宝塚は大丈夫とも思います。
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ご遺族に対して
お亡くなりになったAさんの妹さんが属している雪組の生徒さんたちが、11月14日の歌劇団の記者会見と調査報告・提言に対して「ご遺族に誠意を示してほしい」と口々に訴えられたそうです。
Aさんと直接接していた宙組生たちが誰よりもAさんを追悼し、ご遺族に誠実に接したいと願っていらっしゃると思います。悔やんでも悔やみきれない思いの方もいらっしゃるでしょう。
ご遺族に対する気持ちが一番大きいであろう宙組生が、ご遺族に思いを伝えることも、劇団がシャットアウトしているのでしょうか?
村上新理事長ら幹部の言葉
『皆さんは歌劇団にいる限り、誰もが被害者であり、
『今回の件を認めれば、
この言葉は、11月14日の劇団の記者会見を受けて、16日に雪組生たちとの話し合いの場で、村上新理事長ら幹部が話されたという言葉です。(週刊新潮より)
「パワハラ発言を認めれば、これまで起きていた全てを認めることになる」という考えが劇団の幹部の共通認識なのでしょう。
間違っても「パワハラ」を認め、謝罪してはいけない。ということでしょうか?
私の憶測ですが、ご遺族に対して生徒が謝罪して欲しくないので、個々に接触することもできない状態になっている?
大切な仲間が亡くなったら、ご遺族のお宅を訪ねて、遺影に手を合わせさせてもらいたい、ご遺族ともお話がしたい…
当たり前のことが当たり前にできない状況は、気持ちのもって行き場がなくて、とても辛いと思います。そして世間は「ご遺族を優先して、誠実に対応して」と声をあげています。
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報道に関する違和感
週刊誌では、組長さんと、トップさんが一方的に加害者のように報道されています。私はそんなことは無いだろうといつも違和感を抱いています。
お二人は何も関与していなかったとしても、管理者としてトップとして、ご遺族に思いを伝えたいと願っていらっしゃるかも。劇団の事情で、ご遺族に誠実に接することが許されず、ただただ非難され続けるのも、あまりに理不尽だと感じています。
植田景子先生の「週刊誌が掲載した文言そのままに、事実に反する内容を、テレビや新聞が平気で報道していることに寒気がする」というのも、このあたりの私が感じている違和感かなと勝手に憶測しています。
ご遺族に対して誠実でありたいというのは、わざわざ書かなくても、人として誰もが持っている当たり前の感覚だと思います。
当たり前のことが当たり前に出来ないのは、ご遺族側に弁護士がついて、個人と個人の話し合いでなくなったこともあるでしょうか。
ご遺族が弁護士を立てられたのは、劇団の対応があまりにまずかったからなので、それは当然だとも思っています。
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今後のご遺族側と劇団側
ご遺族側は27日に会見
宝塚歌劇団は再度、調査し直すと発表しながら、女性が死亡した背景の再調査は実施しない方針ということでした。
遺族側は、そのことに対して「求める再検証とは全く異なる」と批判し、歌劇団側と交渉した結果を27日に公にされるとのこと。
27日(月)に記者会見があるということでしょう。
その前に歌劇団側と交渉とあるので、現在交渉中でしょうか。
歌劇団側の改善予定
宝塚ファンに対しては、記者会見と調査報告・提言の公表で終わっていますが、新聞報道では再発防止策をまとめるために動き始めたようです。
1 まず、聞き取り調査
現在既に聞き取り調査中。
・歌劇団は劇団員+音楽学校生ら約400人に対して。
・過密な稽古スケジュールや厳しい上下関係、不合理なルールなどの実態を把握するため。
・聞き取りを行うのは、歌劇団のプロデューサーが中心。
2 理事長を中心に組織風土を改善するための具体案を作成
3 阪急電鉄幹部らが、具体案を検証
阪急電鉄幹部らが関わります。
4 外部の専門家で構成する調査委員会で評価
年内にも外部の専門家で構成する調査委員会を立ち上げる予定。
5 組織風土を改善するための具体案内容を発表
労基署が立ち入り調査に入ったことで、労働基準監督署による是正指導を受け、過重労働等が是正されていくと思います。
宝塚が再生できる最善の具体案ができることを願っています。
ご遺族側の会見が、これからも定期的に行われていくのだと思います。その度にマスコミが騒ぐでしょう。そのことがさらに改善のための良い作用になるかもしれません。昨日も書いたようにピンチはチャンスと受け止めていきたいです。
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くらら様
初めてコメントさせて頂きます
貴ブログは優しくも鋭い内容を上品な語り口で綴られており
楽しく拝読させて頂いております。
ただ、最近は宝塚に関する話題自体が楽しくないものばかりで、
宝塚ブログなるものを読むのもしんどくなるような状況です。
私は芹香さんに好感を持っていた程度で特別熱心なファンという立場ではありません。
でも、芹香さんは週刊誌等の報道により、
あまりに一人で宝塚の闇部分を背負わされていて気の毒に思うのです。
今回の報道で、二番手さんはヒーロー扱いになっています。
彼女も幹部部屋にいた当事者のはず。当時、故人を守る行動を取ったのか。
誰も手を差し伸べなかったから、悲劇が起こったのでは?
同期もこうなることが予想できたはずなのに逃げるように退団して行った。
上に立つ人間が異常な厳しさを持っていたとしても、
影ながらでも周りで助け合おうという状況って、劇団の指示がなくてもできるのでは?
故人が組内で孤立さえしていなければ、起こらなかったのでは?
なぜ、芹香さんをリークする方々は、自分達も当事者だと思わず、
面白おかしく書かれることを承知で情報を売り、
罪を芹香さんらに一手に負わせるような糾弾をするのでしょうか。
そして多くの方は、その報道を勇気ある行動と捉えるのでしょうか。
悲劇が起こったのは、新生宙組の初日前後の極限状態です。
誰もが自分を見失うほど忙しい、まさに心を亡くしていた状況だと思うのです。
芹香さんらの厳しすぎる要求が故人を追い詰めたのでしょうし、
それを擁護するのではありません。
ご遺族の傷が癒されるまで謝罪はしてほしいと思います。
けれど今、宝塚の闇を一身に背負って非難を浴び、
誹謗中傷、人格否定を受けている今の状況はあまりにも残酷です。
当人だって、謝れるものなら謝りたいと思っているでしょう。
いままで生徒の皆さんは、誰もが理不尽な指導を受けてきた。
芹香さんだって同じでしょう。
今回の上級生よりも、もっと理不尽な指導をした方もいるかもしれません。
様々な悪条件が重なって今回顕在化したに過ぎない。
これまでの歴史も含めた宝塚全体の問題であって、芹香さんら個人の問題では決してない。
そして、お披露目公演をいいものにしたい、すなわち、
良い舞台を宝塚ファンに届けたいという、私達ファンに誠実でありたいという、
真摯な思いからの厳しさだったであろう所は、宝塚ファンとして認めてあげたいと思うのです。
私は拝見していませんが、初日は素晴らしかったという感想がそれを物語っています。
しかし現実は、芹香さんの人格否定に終始しています。
芹香さんは今、過剰なまでの社会的制裁を受けています。
真摯であろうと向き合っていた、私達宝塚ファンから総攻撃を受けています。
私なら耐えられません。それこそ精神崩壊しても不思議ではありません。
ご遺族もこの状況を考慮に入れていただき、許して下さることを願います。
くらら様は芹香さん達も被害者だとの立場を取っていらっしゃったので
このコメント欄をお借りして日頃の思いを長々と投稿してしまいました。
失礼致しました。
※うまく送信できなかったため、2回送信しました。2件届いていましたらお手数ですが1件削除願います。
ゆかり様
はじめまして。コメントありがとうございます。
「宙組の違和感」というタイトルで私が伝えたかったのは、まさにゆかり様がこちらに書いてくださった内容です。
私は新生宙組の舞台の初日と2日めを観劇しました。
それまでの宙組本公演と違って難易度の高いものでした。
クオリティ高い舞台を、経験値の浅い下級生たちと共につくりあげるためには、厳しい叱咤激励もあったかもしれません。
トップの芹香さんは寝食を忘れるほど、限界値まで頑張っていらしたからこそ、あの舞台ができたのだと思います。
出番が多くて忙しいお披露目公演で、下級生の指導に多くの時間を割く余裕は無かったでしょう。
叱咤激励をしたとしても、個別ではなく、下級生全体に対してなど、大人数だったのでは。
沢山の負担を背負いすぎていて、まじめなAさんには、その叱咤激励が重く感じられたのかもしれません。
現在の世の中の非難や誹謗中傷は異常すぎます。
報道を鵜呑みにしすぎていると思います。
この問題をもう一度熟考してみて、気づいたことがあります。
今変わることが一番求められているのは、生徒さんたちの前時代的な上下関係や閉鎖的な体質の前に、企業のリーダーの姿勢かな?と思いました。
新しい記事にそのことを書きたいと思います。
貴重な意見ありがとうございました。
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くらら様
花組全ツ、観劇できて良かったですね。
私はライブ配信で見る予定ですが、最近それすら多忙で難しくなってきています。こちらのブログを読んで様子を知ると、花組の一人一人の笑顔が見えるようです。
なんだか、劇団は一応、イジメやパワハラを公式には認めない。法に触れるような運営方法は改善しよう、ということ。それも微妙ではありますが。
遺族の弁護士さんのおっしゃていた、日本を代表するエンターテイメントの一つを担っている劇団が、という部分に、大事な思いがあると感じました。だから、パワハラ、イジメ、などの間違いを正してほしい。しかも、このように、あちこちで、大きく報道される前にチャンスはあったと思います。が、実際、本人達が悪いとは、全く思っていないかも、という疑念もあります。
コスモスハート様
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
花組の全国ツアーは「こんな時だから宝塚の魅力を全国に届けたい!」と出演者が「宝塚愛」でより結束していて、「これぞ宝塚!」という感動が大きかったです。
全国各地で、この感動が爆発していくと思います。
日本の芸術・芸能分野での深刻な人権侵害が国際的にも強く非難されるようになっているそうなので、遺族側の川人弁護士は、書いてくださったように、この分野での労働問題を是正していきたいという重荷をもっていらっしゃるようです。
なかなか手強い相手側なので、宝塚の大改革に繋がっていくのかもしれません。
宝塚歌劇団、しいては阪急の「体質」こそ、一番変わっていかなければならない所だと思います。