第4弾文春報道雑感
こんにちは、くららです。
本日週刊文春電子版で第4弾が発売されました。

月組については安心材料になりました。

月組の報道は安心要素のみ

10月上旬、月組東京公演のお稽古開始前に木場理事長と月組プロデューサーが出席されて”内部説明会”が開かれたようです。まず皆でAさんに黙祷を捧げ嗚咽が漏れたそうです。

その内容を録音したものを文春は入手して記事にされていました。
さらにその音声の一部を公開されています。
内部に通報者がいるのでしょうが、きちんとした話し合いだったので、「月組は大丈夫です」という証拠のために送ったのかな?とさえ思いました。

それでも活字の「見出し」では、衝撃を与えるような書き方になっていたので、流石ゴシップ記者だなと思いました。

梨花組長の言葉

「みんながみんな心身共に健康だとは思っていない、無理をしたり、いっぱいいっぱいな状況でやっているのが見ていてよくわかる。だから下級生でも、何かあれば言いに来て欲しいなと思っている」とまず話されていました。

ジェネレーションギャップ

「下級生たちは怒られないで育ってきているから、急に劇団に入って何かを言われると反応しづらく、恐怖に思ってしまう人たちもいる。学年ごとに色々違うと思う」

悪しき伝統について

「音楽学校も私たちの時、上級生の時、また下級生の今のやり方も全然違うと思う。色んな規則も、私たちの時にはなかった規則が今はあったりとか、無くしたのにまた変な規則ができたっていうのもいっぱいあると思う」

「変えていくべきことは変えていかなきゃいけない。組として必要なもの、必要じゃないもの。今までやってきて変に作ってしまっているものというのを全て排除していきたい」

「舞台人としてちゃんとやらなきゃいけないこと、礼儀であったりというのは当たり前のこととして、本当に必要なものだけをちゃんと守っていく。本当に要らないものを無くしていくために皆さんと話をして、新たに初舞台生に教えるために作っていきたい」

問題視されている受け継がれてきた「宝塚の伝統」について、新たに初舞台生に教えるために、みんなと相談して本当に必要なものだけ守っていく、と思いを決められていることを知ることができました。

連帯責任ではない

「間違ったら間違った本人が悪い。上級生に全部教えてもらうのではなく、自分たちで考え、行動をできるようになって欲しい。皆さん全員、芸名をもっている舞台人なので、舞台に立つ以上は、その責任を持って欲しい。」

新人公演の長の責任

「新公の長とかに下級生のことは任せていますが、新公の長が全部悪いわけじゃない。ミスをしたのは自分たちだったら、自分たちが謝りに来てくればいい。教えてもらったことをちゃんとやって舞台に立つということはみんな一緒。全部教えてくれず、分からないことがあったら「すみません。教えてください」でいいと思う。そういう状況でみんながやっていって、組内で変だなと思うことがあったら、変えていきましょう。」

お亡くなりになったAさんに新人公演の長の責任が重くのしかかったことも原因だったのでは?と捉えていらっしゃるから、この話をされたのだと思います。

組長さんの立場なので「組内」としか発言できませんが、こうして問題を受けて直ちに「変えていきましょう」と声をかけられる行動力を素晴らしいと思いました。

下級生が意見を言える風通しの良さ

梨花組長が下級生に意見を促すと、Aさんの同期の103期生の1人が、ここに集まった人たちの雰囲気の“温度差”がショックで悲しくて、もう少しお互いが気持ちを考えることができたら防げるんじゃないかなと思ったと心情を吐露されていました。

当事者の同期として思うところは重いと思います。Aさんの代弁者として103期にはこれからも変わらず声をあげていって欲しいと私は思います。

そして、上級生を含む方たちに向けての発言だと思いますが、理事長、プロデューサーを前にして、下級生が堂々と発言できることに、上下関係に縛られていない月組の風通しの良さを感じました。

103期を代表しての彼女たちの思いも取り込んで、月組では梨花組長の仰るような改革を行っていけるだろうと私は思い、安心しました。

月組だけの改革ではなく、全組の改革に繋がっていかなければ意味ありませんが。

真摯に向き合っている木場理事長

この集会で冒頭に話された木場理事長の話も心動かされました。

木場「このような辛い、厳しい状況でございますが、どんな時も待ってくださってるお客さんのために公演をお届けするのが我々の使命だと思いますので、亡くなった生徒の思い、これまで宝塚歌劇に携ってくださった全ての方の思いも受け継ぎながら、やっぱりまずはみんなで共に前を向いて進んでいきたいと思っております」

木場「週刊誌も出始めておりまして、その辺の対策につきましても、専門のコンサル会社と連携をいたしまして、生徒の皆さんを守る対応を取っているところでございます。
特に出版社になると、表現の自由があってなかなか対応が難しいところはあるんですけど<も、それでもやっぱり我々は生徒の皆さん、そして宝塚歌劇を守っていきたいと思っておりますので、そこもしっかりと取り組んでまいりたいと思っております」

記事には、「理事長の説明は、後の記者会見で話した内容とほとんど同じで、まるでカンペを読み上げているようでした」と書かれていました。ポーカーフェイスのため伝わりにくいですが、私は真摯に向き合われていると思います。

タイミングが後手後手で印象はよくないですが、生徒さんたち、宝塚歌劇を守るために、これからも頑張っていただきたいと思います。

悪意に満ちた宙組報道

宙組関連については、悪意を持って文章を書けば、ここまで捻じ曲げ、脚色できるのだと思う内容でした。
宙組組長の松風さんとトップスターの芹香さんの印象を下げることに徹していました。

芹香さんは宙組トップスターとして、気丈に劇団レッスンに出席し、宙組生たちを励まされているのだと思います。その心のうちはズタズタかもしれませんが、自分のなすべき責任感を優先されているのだと思います。その姿を脚色して悪意をもって記事にされていることが、とても腹立たしかったです。

「エクスカリバー」は7月23日~8月5日に上演されました。記事では7月下旬に芹香さんがコロナに感染したことを皮切りに、体調不良者が続出していた中、松風組長が出演者たちに『劇団にも外部にも絶対言うな。劇団の診療所ではなく各自で病院を探して行け』と命じ、約半数の生徒の陽性が確認されたのに公演が強行突破され、39度の高熱が出たまま舞台に立たされ続けた生徒もいたと書かれていました。

コロナの症状は喉にあらわれます。
宙組の「エクスカリバー」は、歌とコーラスが見事な作品でした。7月下旬以降に感染者が半数出てあの作品が上演できるはずがありません。

今年2月、ヘアアイロン事件が文春に報じられた時は、芹香さんと松風さんが“幹部部屋”にAさんを呼び、『これはイジメじゃないよね。記事は事実無根だよね』と代わる代わる強要したと書かれていました。
この頃は寿つかささん真風涼帆さんが“幹部部屋”にいらっしゃいました。その時の組長は寿さん、トップスターは真風さんです。しかも2月に本公演は行われていないので、宙組生は“幹部部屋”など使っていません。

芹香さんと松風さんのイメージを悪くするために、今回の記事を書かれているようにしか思えませんでした。

このように勝手に脚色して印象操作することは、報道機関として最もやってはならないことです。
何故やっているかと言うと、Aさんが追い詰められた原因は、上級生による理不尽なイジメだったと言うことにもっていきたいから。
2月に文春が報道した責任を何としても宙組の責任にすりかえたい。

OGとして東小雪さんが語られていましたが、東さんは「あうら真輝」の芸名で91期生として花組「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」で初舞台を踏まれましたが、「落陽のパレルモ」を公演開始から2週間で病気降板。舞台に復帰されないまま退団されています。
初舞台と2週間しか舞台を踏まれていないので、タカラジェンヌの経験値としては浅いです。
「生徒の人権が守られていない劇団」と発言されていましたが、タカラジェンヌの生活が「人権侵害」という発想をお持ちのOGはほとんどいらっしゃらないのでは?と思います。ジャニーズの人権侵害問題と同じように宝塚歌劇団を語られていましたが、それは違うでしょう。

文春の何としてでも宝塚のイメージを失脚させたい印象操作をここでも感じました。

今回文春が月組の報道をしたことで、私は現場の方々が「改革」の意識を強く持っていることを知ることができて良かったです。
悪意に満ちた宙組報道については、文春の意図が透けて見えて、墓穴を掘ったのではないかと思いました。これからも文春報道は続いていくのでしょうか?

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