こんにちは、くららです。
本日は星組天飛華音さん主演「My Last Joke―虚構に生きる―」の初日でした。
おめでとうございます。
そして月組東京公演は、本日から無事再開されました。
初日に休演していた3名が復帰され、新たに12名が休演され代役が入って公演されました。
あまりにも多い休演者の数に驚きましたが、「劇場にいる幸せな3時間」を届けるために月組の皆さんは、頑張ってくださったのだろうと思います。
本日も文春報道が出て、また他の雑誌も追随していて、宝塚ファン界隈は波風が立っているようです。
宝塚歌劇団は舞台を観客に届けることを生業としている団体です。
プロとして無事に舞台の幕があけられたことを、まず喜びたいと思います。
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月組『フリューゲル』『万華鏡百景色』について
本日より復帰
・静音ほたる(105期)
・七城雅(105期)
・綺乃ゆずは(106期)
復帰おめでとうございます。
本日より休演(12名)
・彩海せら(102期) ゲッツェ→瑠皇りあ(104期)
・柊木絢斗(102期) クラウゼ少尉→和真あさ乃(106期)
・大楠てら(102期) クリストファー大佐→遥稀れお(105期)
・羽音みか(103期) マリア→朝香ゆらら(105期)
・まのあ澪(103期) イルゼ→華羽りみ(107期)
・爽悠季(103期) 刑事(S1)→白霧椿(108期)
・毬矢ソナタ(103期) 東ベルリンの青年(S3)→美颯りひと(107期)
・真弘蓮(104期) 記者→涼宮蘭奈106期)
・月乃だい亜(104期) 東ベルリンの学生→桜之真緒(108期)
・一乃凜(106期) ユダヤ人の少年→彩姫みみ(108期)
・天つ風朱李(107期)
・美渦せいか(108期)
初舞台後しばらくお休みされ、この公演から復帰されている、アツアツくんこと白霧椿さんも代役を頑張っていらっしゃるようです。
ショーの彩海さんの階段降りの代役は、瑠皇りあさん。
付喪神も瑠皇さん、銀座は七城さん、中詰は瑠皇さんだったそうです。
瑠皇りあさんは代役としても大活躍されています。
今回新人公演の主演です。10月26日(木)に新人公演が予定されていますが、これだけ新人公演学年の休演者が多かったら、新人公演の開催は難しいでしょうか?
日程を調節してでも、開催できたら良いなと思っています。
発表された代役だけでなく、お芝居、ショーともに舞台に沢山の人たちが出ていて、出番が多いので、本当に大変だと思いますが、怪我など無いよう頑張って欲しいです。そして休演中の皆さんはやく復帰できますように、待っています。
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星組「My Last Joke―虚構に生きる―」について
開演前に木場理事長のご挨拶があったそうです。
スチール写真販売は、天飛華音さんと、詩ちづるさん。→スチール
客席降りは、天飛さんは2回(1幕前方お手振りして明るい、2幕後方扉から登場して、哀しみの表情で舞台上へ)、詩さんは1回あったそうです。
暗いシリアスなシーンが多いそうですが、エドガー・アラン・ポー(詩人、小説家)の苦悩に満ちた人生を、天飛さんは繊細に好演されているそうです。
ヒロインの、年の離れた妹のようないとこのヴァージニア(詩ちづる)は2幕で出番が多く、純粋で健気な宝塚の王道ヒロインを好演されているそうです。
1幕は、瑠璃花夏さん演じる女性作家のフランシスの出番が多いそう。
2番手の、エドガーと対立する編集者グリスウォルドは、碧海さりおさん。
主要な人物たちの芝居や歌唱力がとても良くて、見ごたえがあるようです。星組の舞台は、このあたりのクオリティが高いですね。
星組ホープの、稀惺かずとさん、大希颯さんも共に活躍されているようです。
観劇前にポーの作品について予習していたら、さらに物語の世界を楽しめるとか。
私は10月29日(日)11時30分の千秋楽公演を配信で見たいと思っています。
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週刊誌報道
本日「週刊文春」の電子版が販売され、「週刊新潮」も宝塚のイジメに触れ、明日文春、新潮の両誌が店頭に並びます。
宝塚が週刊誌の餌食にされています。
ファンが騒げば騒ぐほど、宝塚についての記事が書かれていくでしょう。
予科生の飛び降り事件
5年前に音楽学校に馴染めず、予科生の2ヶ月めで寮の2階のバルコニーから飛び降りを図り、その後辞めていった方について、音楽学校が隠蔽しているという長い記事が掲載されていました。この内容は事実だと思います。
劇団は、弁護士を立ててご両親と法的な話し合いをされているようですし、まだ未成年の生徒について世間に公表する必要は無いと思います。「隠蔽」という言葉で批判されていましたが、これは隠蔽とは言わないでしょう。
宝塚音楽学校の不文律廃止
この事件の後に、現在の宝塚歌劇団の理事長である木場健之氏が宝塚音楽学校の副校長に就任され、宝塚音楽学校の不文律廃止に務められました。
そのことについては、2020年9月に報道されました。このブログでも何回か書いてきました。木場副校長が報道陣のインタビューに応えられていたので、木場副校長主導で行われたのだと思います。
長い歴史の中で出来上がってきた「不文律」などは、「やめましょう」の一言でたやすくやめられるものでも無いでしょう。
2日前に高汐巴さんの著書を通して、昭和の宝塚のいろいろについて書かせていただきました。
すみれ寮については、2015年3月にミニキッチン、トイレ、バスルーム、洗濯機などが完備した2人部屋となって「環境としては画期的に改善されています」と書きました。
しかし予科本科の上下関係は、昭和の時代より精神的にきついものになっていっていたようでした。
シゴキの連鎖
厳しい上下関係と、本科生の予科生への指導の根っこには、シゴキの連鎖があります。
高汐さんは、予科生の入学式の時の、新本科生の心境を次のように書かれていました。
「去年1年は私たちがシゴかれたのよ!とてもつらかったわあ。とうとういらっしゃったのねぇ、かわいい予科生たち」
予科生1年間のことを、高汐さんは「緊張地獄」とも表現されていました。それほど辛いものだったのでしょう。
予科生として、厳しいシゴキ(指導)に耐え抜いてきた1年。本科生になったら、それをそのまま、新予科生にお返しする義務と権利がある。
そのシゴキは厳しい舞台生活の訓練である、ピリっとした緊張感のある舞台のためには必要不可欠なものという大義名分もあります。
シゴキを肯定もしくは推奨されていることが、おかしなことに繋がっていると感じています。
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厳しい上下関係
予科、本科の先輩・後輩の厳しい上下関係は、歌劇団に入って舞台に立ってもそのまま続くそうです。
1年上の先輩の先輩はより先輩。1年後輩の後輩はより後輩。その上下関係の幅は、どんどん広がっていって、「より良い舞台のために上下関係の厳しさがある」という伝統という域にまで達しているので、誰もたやすく覆すことはできないのでしょう。
歌劇団に入ると、最下級生に雑用が振られるのも、その上下関係のビラミットを再認識させる役目もあるのかなと思います。
芸道に勤しむ方々は、その緊張感は必要不可欠という昭和のスポ根精神そのままの方も大半だと思います。
第三者からみたら「イジメ」にしか見えないものが、当事者にとっては「愛ある指導」、「愛ある厳しさ」。
このあたり本当に難しい問題だと思います。
宝塚から、厳しい上下関係を無くすと、人海戦術の宝塚の舞台は成り立たなくなるのか?
そんなことは無いと思います。時代にあった改革を音楽学校と共に歌劇団内にもしていって欲しいです。
あと二つの文春報道
宙組のトップスターが、組子一人ひとりに電話されているそう。それぞれの組子に寄り添って、励ましたいと思って電話をされているのかもしれないのに、そのようには捉えられていませんでした。何事も捉える人の視点、感情で何とでもなるなと思いました。
現在調査中の、「第三者委員会」の存在についても、調査された体験者の発言から、批判的な目でとらえ、もうすぐ出されるだろう調査結果報告は信じるに足りないものだと誘導しているように感じました。
予防線をはって、宝塚歌劇団は間違っている、文春こそ正しいのだと誘導している印象を持ちました。
何事もどう捉えようと、個人の自由だと思います。
何か書くと、批判されてしまいますが、私は宝塚は舞台を楽しむ所であり、幸せをもらったり、癒されたり、人生を豊かにしてもらう所だと思っています。
各組のスターさんたちが、そのために全身全霊をかけて舞台をつとめてくださっています。私は世間の騒ぎではなく、まず舞台に視点を向けていこうと思っています。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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