礼さんになりたかった暁さんが舞台で礼さんに
こんにちは、くららです。
今クールで一番楽しみなテレビドラマは、TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」です!
スケールの大きな展開にグイグイと惹きこまれていきます。
珠城りょうさんが出演されるということで、登場を楽しみにしていましたが、待てど暮らせ出てきませんでした。昨日が6話め。

昨日のラスト、6名別班が勢ぞろいした中に、キリッと格好良いスーツ姿の珠城さんがいらっしゃいました!
別班(べっぱん)とは、陸上自衛隊の秘密情報部隊。

次回の予告に銃を手に構える珠城さんの姿が映っていました。
これからの展開がますます楽しみになってきました。

その後も延々とテレビを見ていたら、スカイ・ステージ・トーク Dream Time#59「暁千星」の放送がありました。

この番組の中で、「礼さんになってみたい」と暁さんが発言されていました。

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礼さんになりたいありちゃん発言

2021年1月初回放送の番組です。MCは月組の英かおとさん礼華はるさん

暁さんは月組生で、その1年後に「星組に組替」が発表されるなんて、誰も思ってもいなかった頃です。

Q もし1日誰かになれるなら?誰になりたいですか?

ari

礼さんになってみたい。あんな歌えて、あんな踊れたらさぞ楽しいだろう、そりゃあすごくいろんな所を苦労されていると思うけども、自分がああなった時はもう浮き足だっちゃうね。

ari

いろんな方見ていると本当に羨ましくなるから、1日ぐらいなりたいなあと思います。

その2年半後に暁さんは、礼真琴さんの代役として『1789』のロナン役を無事に演じられました。お芝居部分だけでなく、フィナーレでも、パレードでも代役としてトップの位置をつとめられました。

暁さんの「礼さんになりたい」とは、少しニュアンスは違いますが、舞台の上で暁さんは礼さんになっていらっしゃいました。

暁さんに言わせれば、技能的に全然違うと謙遜されるかもしれませんが。実際に観劇した方々は絶賛されていました。

2日前からの暁さんが『1789』で礼さんの代役を見事に演じて話題になっている中で、この2年半前の暁さんの言葉を聞いて、運命的なものを感じました。

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暁さんの2年半の経緯

この番組が放送された1年後の2022年1月11日に、「暁千星 星組に組替」と発表されました。

当時は宝塚大劇場月城・海乃コンビトップお披露目『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』が上演中で、お芝居では大蛇丸、ショーでは踊って歌って回転して大活躍されていました。

暁さんは、東上初主演『ブエノスアイレスの風』を日本青年館とドラマシティで上演して、その千秋楽の翌日に星組に組替。月組生たちとの別れの涙に暮れた千秋楽でした。

暁さんの星組デビューは、星組全国ツアー『モンテ・クリスト伯』 『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』、2022年9月1日でした。ショーで礼さんと白いドレスが初々して暁さんとのデュエットダンスシーンもありました。

本公演『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』。

その次が礼さん主演『Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜』で2番手の礼さんの友人役 ジェロニモ。礼さんと歌でハモるシーンもありました。(ドラマシティ・日本青年館)

そして今年の6月2日から『1789-バスティーユの恋人たち-』が上演されています。

暁さんは星組に組替して以来、ずっと礼さんと同じ舞台に立たれていました。

組が違う時から、暁さんは「あんな歌えて、あんな踊れたらさぞ楽しいだろう」と思っていらしたので、目の前の礼さんの姿から沢山のことを吸収されてきたのだろうと思います。

「そりゃあすごくいろんな所を苦労されていると思うけども」とも暁さんは話されていました。
礼さんのご苦労も目の当たりにして、ご自身も精進してこられたと思います。

この話を聞いていて、組替してきてからのこういう経緯があったからこそ、代役を見事にこなされたのだと思いました。
そして礼さんは、事あるごとに沢山のことを暁さんに伝授されていたのだと思います。

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『1789-バスティーユの恋人たち-』のフェルゼンについて

MCの英さんが、「暁千星のこの役が好き!」として『1789』の暁さんのフェルゼン役をあげられました。

ari

えっ、私はあの時は必死すぎて、もうあの役見れない。怖くて見返せない。


ari

立ち回りがあの時初めてで、サーベルも初めてで、立ち回りは振り付けと違って決まり事があるのに、それがわかってなかったから、覚えられなかった。フェルゼンの貴族の佇まいとかも、全然わからなくて、すごくいろんな方に見ていただいて、ご迷惑をおかけした役でした。(苦笑)

暁さんは左利きなのに、右手でサーベルを持って、立ち回りをするということで、余計に大変だったようです。

当時研4になったばかりでした。
現在星組でフェルゼン役をやっている天飛華音さんは研8です。

今の研4と言うと106期生です。
華世京さんが早期抜擢中ですが、本公演でまだフェルゼンのような大きな役は演じられていません。
いかに暁さんが無茶ブリな早期抜擢だったかがわかります。

早期抜擢の苦労も経験されて、沢山の場数を踏んでこられたからこそ、海外ミュージカル『1789』という大舞台で、堂々と主演を演じることができたのでしょう。

暁さんのやってみたいこと

礼華さんがドラマなどを撮ることに興味があるという話になって

ari

銃持って戦うやつとか、出演者でなくスタントとかのアクション系をやってみたいと思ってる。

お正月公演でRRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』で、礼さんと一緒にアクションに挑戦できますね。宝塚では、アクション部分を壮麗な舞闘に代えて行うようですが、アクション部分も少しはあると思います。

礼さんのビーム暁さんのラーマで、宝塚の世界観の『RRR』が演じられると思います。映画とは全く世界観の違うものになると思います。

スカイステージ放送された「宝塚歌劇110周年概要発表会&アフタートーク」の時の話です。

礼さんは『RRR』について
「ずっと知ってはいたんですけど、見れてはいなくて、すごいダンスだったり、虎と闘うだの、肩車をして戦うという、前情報のインパクトがすごくて、いざ3時間の映画を見てみたら、ただただ格好良くて感動するという素敵な作品だったので、これがどうなっていくかわからなくて、今は楽しみとドキドキが交差しています」と話されていました。

映画のインパクト部分に焦点をあてるのではなく、友情か?使命か?それとも愛か?というストーリーを重視したいという意味あいかなと思いました。

映画は、現実ではあり得ないような勢いと迫力あるシーンが売りになっています。
しかし宝塚では、それらを売りとせず、豪華絢爛なダンシング・インドロマン・ミュージカルに生まれ変わらせるのでしょう。

組替成功例

暁さんは、入団時からキラキラしたスターとして注目されていて、月組に配属され早期に抜擢を受け続けて、月組のアイドル系のキラキラスターとしてトップスターになっていかれるのだろうと誰もが思っていました。

それが2021年早々に星組への組替が発表されて、その結果暁さんは実力派スターとして脱皮し、今回星組の窮地を救う大活躍をされました。星組への組替を決めた方は本当に先見の明があったと思います。

宝塚には、思わぬ「組替」があって、こういう素晴らしい結果に繋がることも多いです。潤花さんの宙組への組替もそうでした。

最近「組替」がありませんが、そのうちあるでしようか?

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