星組『1789』雑感と配役予想
こんにちは、くららです。
本日星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』の躍動感あるポスターが公開されました。
こぶしを上げて「イエーイ‼︎」と乗り込みたくなるような勢いを感じます。

そしてポスターに掲載されている6名主要メンバーのよう。
8年前の初演と比較すると、当時は5名で、今回オランプの舞空さんが加わった形になりました。

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アントワネットの衣裳について

初演は、トップ娘役の愛希れいかさんがアントワネットでした。
今回はトップ娘役の舞空さんはオランプです。トップコンビが恋人同士なので、役の比重が初演より変わりそうな気がします。ラブラブ度が上がるかな?

でもアントワネットも重要な役であることに間違いないでしょう。
予想どおり有沙瞳さんが、アントワネットです。

初めて月組の「1789」を見た時、王宮の目が覚めるような豪華さには度肝をぬかれました。アントワネットのスカートが巨大なルーレット盤になっていて、歌った後にはそれが取り払われて、水色地に大小のピンクのバラが沢山飾られたゴージャスなドレス姿に。(ポスターのもの)『ベルサイユのばら』でも見たことの無かった衣装の豪華さでした。

東宝版にも、そういうシーンを期待して行きましたが、ゴージャス衣装などは宝塚版だけでした。今回のポスターのアントワネットの衣裳、8年前の愛希さんに比べたらボリュームが無さそうですが、実際はどうなのでしょう?

本日発表された配役表でも、娘役のためか、98期の有沙さんが100期の極美さんより、下にお名前が掲載されていました。こんな所にも序列が反映?単なるミス?

マリー・アントワネットの衣裳は、初演の時のように「ワァッ」と叫び声をあげそうになるくらい、ゴージャスで斬新なものを見てみたいです。

visa冠協賛公演のようなので、その分衣装、装置などの豪華さに期待したいです。

6人の主要メンバーについて

6つの役

ロナン(官憲に父親を銃殺された青年)…礼真琴

オランプ(王太子の養育係、ロナンの恋人)…舞空瞳

 

アルトワ(ルイ16世の弟)…瀬央ゆりあ(美弥るりか)

デムーラン(革命家でジャーナリスト、ロナンの友人)…暁千星(凪七 瑠海)

ロベスピエール(第三身分出身の若い議員)…極美慎(珠城りょう)

アントワネット(フランス王妃)…有沙瞳(愛希れいか)

()の名前は、2015年月組の配役。

配役雑感

意外だったのは、暁千星さんがロべスピエールで無かったこと。デムーランでした。

初演の月組では、珠城りょうさんが【ロベスピエール】を演じていて、力強いボディーパーカッションの見せ場がありました。
あの音を体から奏でることのできるのは、恵体の暁千星さんしかいない!と思い込んでいましたが、はずれてしまいました。

ロべスピエールを演じるのは、極美慎さん。
もう少しガッシリしなければ、床を強く踏み鳴らしたり、体をたたいたりして自身を楽器にしたボディーパーカッションで感動を届けるのは難しいかもと思いましたが、空手で鍛えあげた極美さんは、そういう業を持っていらっしゃるかも?

小池先生作品で、極美さんのチャレンジ作になりそうです。

見せ場のあるロベスピエールに極美さん起用で、次世代育成に力が入っているのを感じざる負えません。

デムーラン(暁千星)について

デムーランは、ロナン(礼)の友人の革命家です。「赤と黒」でも礼さんと暁さんはそういう関係性なので、その延長線上で「1789」も演じられますね。

ポスターでは手に緑の葉を持っています。
デムーランの演説のあと、自分たちに紋章はないが、緑の葉を希望の印として身につけようと、近くにある葉を手にとって、デムーランを中心にして市民(シトワイヤン)たちが立ち上がっていきます。デムーランは「ベルばら」のべルナールのモデルにもなった実在の人物です。

デムーランには妻(恋人?)のリシュルがいます。初演では琴音和葉さんが演じていらっしゃいました。星組では誰になるでしょうか?

アルトワ伯について

アルトワ伯爵を演じた美弥るりかさんは、髪を斜め上に盛り上げ、妖艶なメイクで“ビジュアル系”のアルトワを演じられました。悪い空気をまといながら、兄であるルイ16世をそそのかしたり…。美弥さんの麗しさ、妖艶さをいかしたこの役は、とてもはまり役でした。

瀬央さんも、赤い口紅が映えて妖艶で、美弥さんに負けない“ビジュアル系”のアルトワ伯です。麗しい新たな魅力を魅せてくださることでしょう。

革命家たちが本編の終わりまで出演しているため、アルトワ伯の美弥さんが、フィナーレの「歌唱指導」(せり上がり+銀橋の歌)を担当されていました。
瀬央さんも歌唱指導を担当されるでしょう。

その他の配役について

中心となる革命家3人は、先にあげたデムーランロベスピエールダントンです。

ダントン(弁護士、カミーユ・デムーランの友人)…天華えま?
専科の沙央くらまさんが演じられました。
優秀な頭脳を持っていますが、女性が大好きで、真面目な2人とは少し毛色が異う、ちょっと軽妙なふるまいをする粋な紳士。
ロナンの妹のソレーヌを恋人にします。
そういうあたり、天華さんに合っているように思います。

フェルゼン(スウェーデンの将校、王妃の愛人)…天飛華音?
当時暁千星さん研4で大抜擢されていました。
今回も新人さんの抜擢だと研5になる稀惺かずとさんかも?と思いますが、8年前は暁さんが早期抜擢されすぎて気の毒な感じだったので、男役経験を重ねられている方が良いような気がします。天飛華音さんかな?と思います。

ペイロール(貴族将校)…輝月ゆうま
ロナン(礼)の父親を殺した仇。冷酷無比な男で、星条海斗さんが黒ずくめのルックスで迫力ある悪い役を演じていらっしゃいました。
専科から輝月さんが特別出演されるので、適役だと思います。

アルトワの手下の秘密警察(コミカル担当)
・オーギュスト(紫門ゆりや)
・ロワゼル(朝美絢)
・トゥルヌマン(輝月ゆうま)
105期の大希颯さん稀惺かずとさん、104期の碧音斗和さんが適任かな?と思います。

ルイ16世(フランス国王、美城れん)…美稀組長?
錠前作りに夢中で、ギロチン台作りにも精を出す、おっとりしているようで、何でもわかっているような国王。専科の美城れんさんが巧みに演じていらっしゃいました。美稀組長さんでしょうか?

ネッケル(国務大臣、光月るう)
国王が暴走しないよう常に冷静な案を進言するネッケル。ひろ香祐さんでしょうか?

ジャック、イブ(マラーの印刷所の印刷工、宇月颯、貴千碧)
革命家3人がアジトにする印刷屋で働いている。

その他にも役は沢山あります。

娘役

ポリニャック(王太子の家庭教師・王妃の友人、憧花ゆりの)…小桜さくら?
美しいソプラノ歌唱を披露されていました。

ソレーヌ(ロナンの妹、花陽みら/晴音アキ)…詩ちづる?
ソロナンバーもありました。

シャルロット(パレロワイヤルの落とし子、紫乃小雪)… 藍羽ひより?

この作品は、2012年にフランス・パリの「パレ・デ・スポール」で初演され、日本では、小池修一郎潤色・演出により2015年に宝塚バージョンとして日本で初上演されました。その後東宝でも演じられています。
ポップなロック調の音楽と壮大なスケールの斬新な演出は、とっても新鮮でした。
101期初舞台生のお披露目公演でもありました。

今や宝塚でフレンチ・ロック・ミュージカルと言うと、礼真琴さんです。
プレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』、そして後10日で開幕の『Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜』。
『1789』でも、フレンチロック調の数多いナンバーを磨きがかかった歌唱力で、大いに聞かせてくださることでしょう。
そして星組の方たちみなさんも、礼さんに続けと素晴らしい歌声を披露してくださることでしょう。

初演のように客席登場はあるか?
初演では2幕の冒頭、革命家たちが客席を通って登場していました。
コロナの規制が緩和される中、客席からの登場は復活するでしょうか?

『1789』は、2023年の一番期待されている演目だと思います。

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