1月の組替大成功!彩海せら主演新人公演
こんにちは、くららです。
今日は、少しショックなことがありました。
それは、「宝塚がフェデラーに負けたこと」です。

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WOWOWの宝塚番組がェデラーで吹っ飛んだ

月末の土曜日にはWOWOWで「宝塚プルミエール」の新規放送があります。
宙組「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」でした。
それに続いて宝塚への招待。
今回は月組「ダル・レークの恋」のブルーレイ版の初回放送でした。
ペペルが暁千星さんでTBS赤坂ACTシアターで収録のものです。

とっても楽しみにしていたのに、テレビをつけるとテニス中継
「フェデラー ラストマッチ!男子テニス団体戦 レーバーカップ 欧州選抜vs世界選抜 第1日ナイトセッション」の放送時間が延長になって、宝塚の放送がとんでしまったようです。

フェデラー現役最後の試合だったので、フェデラーを優先することはわかりますが、こういう時宝塚の優先順位は低いですね。

宝塚プルミエール 宙組「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」は、9月25日(日)午前0:15~放送とのこと。

宝塚への招待 「ダル・レークの恋」(月組2021年)は、9月28日(水)午前10:00~から放送。

紅ゆずるさん主演の「アンタッチャブルビューティー」千秋楽上演

嬉しかったニュースは、初日だけ上演されて中止になっていた紅ゆずるさん主演「アンタッチャブルビューティー~浪速探偵狂騒曲~」が、明日の千秋楽上演されることになりました。

内場勝則さんら4人が休演され、曽我廼家桃太郎さんたちが代役に入られるようです。
先日の星組全国ツアーと同じ流れです。
宝塚だけでなく外部の舞台でも、こういう形での上演がしばらく続いていくのかもしれません。

この紅さんの公演は、昨年4月にコロナの影響でお稽古中に公演が中止になって、1年半の時を経てようやく上演にこぎ着けたのに、17日の初日のみ上演して中止になっていました。

私は千秋楽のチケットを持っているので、観劇してきます。

1月発表の組替はいつから予定されていたのだろう?

組替
今年の1月10日に三人の組替が発表されました。

彩海せら(102期)くんは、雪組⇒月組
1月14日から始まるバウ『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』に出演予定で、その半月後の千秋楽(1月25日)の翌日に組替をするという、とっても急な話でした。本公演で組替のご挨拶は出来ませんでした。

暁千星(98期)くんは、月組⇒星組 
東上主演『ブエノスアイレスの風』の千秋楽(5月26日)翌日に組替。
宝塚大劇場で上演中だったので、東西の本公演の千秋楽で組替挨拶をすることができました。

咲城けい(102期)くんは、 星組 → 雪組
別箱公演を経て、本公演『めぐり会いは再び next generation』『Gran Cantante!!』の千秋楽(7月24日)翌日に組替。
本公演の新人公演で主演をつとめました。

同じ時に組替が発表されて、彩海せらくんと咲城けいくんの実際に組替する時期は、半年違いました。

その半年にとても意味があったことを感じます。

彩海せらくんは、次の本公演の『グレート・ギャツビー』の新人公演の主演をする予定があったので、まず別箱公演を経験してから、新人公演の主演をする流れになったのだと思います。

急な組替に思えましたが、今から考えると発表が急だっただけで、着々と計画は進んでいたのだなと思います。

彩海せら君のための月組『グレート・ギャツビー』新人公演

東京で1回限りとなってしまった新人公演、出演者たちの熱い思いが爆発していて、配信で見ていても、胸が熱くなる感動がありました。
その中でも主演の彩海せらくんは、組替後初の新人公演主演で、最高級の見事な結果を残されたと思いました。

1本ものなので、新人公演用に短くカットする必要がありますが、彩海せらくんの見せ場は十分すぎるほどありました。
沢山の新人さんを活躍させるために、ゴルフ場のシーンは残されていて、その分主要な他の役の人たちの場面が削られていました。
彩海せらくんだけ比重が大きくて、期待されていることをとっても感じました。そして、その期待に100%以上の素晴らしさでこたえていました。

「歌劇9月号」の白雪さち花さんの組レポで、小池先生が「彩海はできる!」と芝居力の太鼓判を押されたと書かれていました。

「芝居力の太鼓判」は、新人公演の主演に対してのものだったのでしょう。
新人公演の担当は田淵先生でしたが、小池先生は新人公演についてもいろいろとアドバイスされていることを、以前のステージトークで聞いたことがあります。

それほど、ギャッツビーの彩海せらくんのお芝居は抜群に良かったです。
「月城かなとさんのコピー」から始まったような印象がありましたが、進むにつれて望海風斗さん風味もあり、彩海せらくん色もしっかり息づいていて、男臭く演じられていました。

そして『朝日の昇る前に』をはじめ、安定した歌唱力も抜群に素晴らしかったです。

男役10年の壁
アイスキャッスルの輝月ゆうまさん演じるウルフシェイムを中心としたアウトローな男役さんたち9名が、タバコを持って男臭く歌い踊る格好良いナンバーは、新人公演の男役さんたちには、少々ハードルが高く思えました。

本公演では、彩海せらくんがその中の最下級生で一番端で踊っていますが、真ん中の上級生になるほど様になって格好良いです。
「男役10年」という壁はしっかりあり、上級生の中で揉まれて育っている彩海せらくんは、そのあたりがやはり新人公演の中ではリードしています。

ウルフシェイム(本役:輝月ゆうま)を演じた大楠てらくん(102期)、トム・ブキャナン(本役:鳳月杏)を演じた七条雅くん(105期)は、とても健闘されていましたが、男役の色気や余裕や腹黒さというプラスα面で、新人公演学年ではどんなに実力があっても難しいことを感じました。

彩海せらくんも、本役の月城さんのストーカーのような深みある演技と比べると、そういう面は表現しきれていなくて、年季を積んだ本役さんたちの偉大さを思いました。

一方娘役さんたちは、それほど経験値に左右されず、そのまま本公演に出演しても違和感が無いように感じました。
デイジー(本役:海乃美月)のきよら羽龍ちゃんは、彩海せらさんと同様に、芝居と歌の安定感が抜群でした。
声が綺麗で本当にヒロイン声で心地よいです。
きよら羽龍ちゃんの演技は、本役さんのコピーではなく、自分で作り上げている所が評価できます。
デイジーの銀橋での歌を楽しみにしていたらカットされていたのは、残念でした。

ジョーダン(本役:彩 みちる)の蘭世恵翔ちゃんは、もと男役ならではの、強くて現代的な女性をクールにスタイリッシュに演じていて、とても良かったです。こういう役柄がとっても似合います。

マートル(本役:天紫珠李)の白河りりちゃんは、声量があって歌がいつも抜群。演技も良いですが、少しだけパンチというか華に欠けるような印象が残りました。

その他の新人公演の役について
ニック・キャラウェイ(本役:風間柚乃)の瑠皇りあくんは、キラキラしたイケメンで、爽やかで、出番が多いことが眼福でした。お芝居も自然で惹きつける力があるので、新人公演の主演も経験して欲しいです。

ジョージ(本役:光月るう)の真弘蓮くんは見せ場がカットされていましたが、存在感が抜群で芝居上手。アイスキャッスルのタバコのナンバーも一人だけ本役さんのように様になっていました。

ヘンリー・C・ギャッツ/運転手(本役:英真なおき)の柊木絢斗くん、芝居が巧みで、とても安心感があります。

今回本公演でも抜擢されている107期の天つ風朱李くん、歌もお上手なことを知って今後に期待しました。
同期の一輝翔琉くんは、髭が似合っていましたが、出番が少ないのが残念でした。

108期の雅耀くん、少しだけ歌っていても、やはり華があります。

今年の組替の結果が見事に出た

星組
暁千星くんの組替した成果は、星組全国ツアー『モンテ・クリスト伯』『Gran Cantante!!』で見事にあらわれていました。
暁千星くんがスターとして、更に覚醒し、その魅力は無限大に広がっていきそう。

そして星組のクオリティが更にアップしました。

ありちゃん参入で星組への期待値がますます上がったことは、『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』のチケット入手が益々難しくなったことでも実感しました。

月組
小池先生から「芝居力の太鼓判」を押された彩海せらくんは、芝居の月組でこれから大活躍していくと思います。
2期上に風間柚乃さんがいらっしゃいます。
『ブエノスアイレスの風』でも二人はタッグを組んでいましたが、これからその機会はもっともっと増えていくことでしょう。

1期上の礼華はるさんは、ビロクシー役で抜擢されていました。

5組の中で一番若い3番手の100期の風間さん、そしてそれに続く101期の礼華さん、102期の彩海さん。
このラインは他の組より充実している気がします。

もし2番手の鳳月さんが退団されることがあったら、月組に組替するスターがいるかも?と思っていましたが、カレンダーの掲載月の発表によって、鳳月さんがまだまだ活躍されることがわかりました。

100期の風間さん中心に若手さんたちが切磋琢磨しながら、月組を盛り上げていかれるような気がします。

105期以降の若手さんたちも、他の組よりいろいろと活躍の場を与えられています。

若い月組に期待です。

雪組
星組で新人公演の主演を経験して雪組に組替した咲城けいくんは、『蒼穹の昴』が雪組デビューになります。
本公演では、光緒帝のいとこの鎮国公載沢です。
新人公演では、凪七瑠海さん演じる李鴻章役。

星組の新人公演は、とっても健闘されていましたが、1回限りで礼真琴さんの歌があまりに難しくて多かったため、少々気の毒な感じで終わってしまいました。
新公終了後は『思い通りにはいかなかった部分も多いがこの悔しさはこれからの舞台に立つうえでの糧になり、これをバネに強く突き進んでいこうと思いました』とインタビューに応えていらっしゃいました。

雪組でその悔しさをリベンジすべく、活躍されると思います。
雪組の初日も来週に迫ってきました。楽しみです。

今年の一月に組替が発表された時は、この組替に対してとても驚きましたが、みなさん良い方向に繋がっています。

組替はスターの魅力をさらに磨き、覚醒させてくれます。
劇団の組替の采配は素晴らしいです。さらに、柚香・星風コンビ真風・潤コンビをみても、コンビのマッチング能力も凄いなと思います。

カレンダーの掲載月の発表で大きな変化があることを感じていますが、果たして今後どのような組替やコンビのマッチングがあるのでしょうか?

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