こんにちは、くららです。
新生宙組 芹香・春乃の新トップコンビのプレお披露目『Xcalibur エクスカリバー』の評判がとても良いですね。タカラヅカニュースの初日映像で何度も楽しみました。
最初の、芹香さん演じる金髪アーサーが、童話から抜け出したような若々しい衣装で可愛くて、表情が本当にピュアで胸がキュンとなりました。
そして、2幕になると闇に落ちる、黒アーサーになってしまうとか。初日映像にはその部分は映っていませんでした。その落差にワクワクです。
29日(土)のライブ配信を楽しみにしています。
できれば次の別箱の時に、関西で再演とかあったら良いなと願っていますが…。
共に関西出身の芹香さんと春乃さん。星組の紅ゆずるさん(大阪出身)と綺咲愛里さん(兵庫出身)のトップコンビが退団されてから、4年ぶりの関西出身のトップスターとトップ娘役です。
ぜひぜひ関西でも、新生宙組スタートの本格的な荘厳で雄大なミュージカルを生で観劇して、感激したいです!
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恐るべし真白さん
104期の真白悠希さんのモーガンが、恐ろしすぎるほど
女役の演技も、ソプラノから地声までの歌唱も圧巻だとか。
「ナウオンステージ」
出演者:芹香斗亜、春乃さくら、桜木みなと、松風輝、若翔りつ、真白悠希
最下級生なのに上級生たちの中に物怖じすることなく溶け込んでいて、お話をする時は、手振り身振りが入っていて、自分の役についても的確にお話されていました。
舞台での様子を「堂々としていてスゴイよ」と出演者たちから誉められると、話のオチを入れて、芹香さんが「えっ、そこなの!」と膝をたたいて呆れて大笑いする場面も。
ユニークで、面白くて、しっかり笑いをとって、爪痕をしっかり残していました。肝がすわっていて貫録さえ感じました。只者ではない真白さん!
モーガンという役
韓国ミュージカル『Xcalibur』では、モーガンは出番もナンバーも多いメインキャストです。宝塚では潤色されるのかと思っていましたが、役の比重は韓国のものと変わらず、出番もナンバーも多い重要な役のままでした。モーガンは女性です。真白さんは男役なので、女性役は初めてだと思います。
今まで大きな役を演じたことのない真白さんが、トップコンビのお披露目公演という重大な公演で、メインキャストを演じるということは、通常では考えられないことです。
でも、そういうキャスティングをしたということは、真白さんには大きな役をきちんとやりこなす実力があると皆が認めていたからでしょう。
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今までも只者ではなかった
今までの真白さんの舞台を観ても、只者ではないことは感じていました。
一番記憶に新しいのは、『カジノロワイヤル』の新人公演です。
ドクトル役(若翔りつ)とM長官役(松風輝)の2役を、見事に演じられました。ドクトルはキャラが立っていて、舞台にいるだけでおかしみがあり、一挙手一投足笑いをとっていて、若翔さんに負けない歌唱力。
M長官は、落ち着いた演技で、大人なイケオジが印象深かったです。
本公演では、ティアラを管理する銀行員役、滑舌や台詞まわしがとても良く、スーツを品よくスタイリッシュに着こな、存在感がとてもありました。
別箱「カルトワイン」ではミゲル役で、笑いをとりながら生き生きと演技していました。とても印象に残っています。
『HiGH&』の新人公演では、苦邪組のリン役(留依蒔世)で、留依さんに負けない強面な迫力があり、声が出来上がっていて、留依さんに負けない歌唱力。
番手のついた役は、2021年『シャーロック・ホームズ』のポーロック役(瑠風輝)。
研2になったばかりの夏南幸さんが4番手の役に抜擢されていましたが、休演されました。(公演後に退団)
そのため、真白悠希さんが、代役でポーロック役を演じました。
『El Japón』新人公演では、道化のセバスティアン役(留依蒔世)。
『オーシャンズ11』新人公演では、ターク・モロイ(鷹翔千空)でした。
新人公演を振り返ると、番手の役がついたのは、代役の『シャーロック・ホームズ』だけでした。
「路線」と「別格」が、新人公演の役からわけられていると感じでした。(詳細は後半に)
十二分に実力を発揮された
初日の終演後に、Twitterに流れる公演の感想が見ていたら、真白さんのモーガンを絶賛する内容も多かったです。報道記事でも
真白さんが大きな役で大健闘されたことが伝わってきました。初日映像にも、モーガンが沢山映っていて、短い映像ですが、すごいなと思いました。
真白さんを大きな役のモーガンに抜擢したことは、大正解という結果になりました。
真白さんは初日の舞台で、十二分に実力を発揮されていました。
思い出した「芹香さんの言葉」
先日ブログで紹介しましたが、「カフェブレイク」に出演された時に、芹香さんは、新生宙組の目標として、みんなの力が120%出せるような組にしたい。そのためには自信が必要なので、自信をもてるよう、みんなの背中を押してあげられる存在でいたいと仰っていました。
真白さんが実力を発揮できたのも、芹香さんを中心に新しい宙組をつくっていこうという、120%を目指すパワフルなパワーがあったからかなとも思います。
トップ娘役の春乃さくらさんも大健闘されています。
104期の新人公演
私はこのブログに、「104期は、真白さん、真弘蓮さん(月組)、天城れいんさん(花組)と実力派の芸達者な方が揃っているのに、新人公演の主役や大きな役に抜擢されないのか」と書いていました。
すると、花組の天城さんは、『うたかたの恋』の新人公演で2番手を演じて、木曜日に『鴛鴦歌合戦』で主演をされます。真白さん、真弘さんは後に続けられるだろうかか?気になるところです。
今までの各組の新公主演の特徴
各組、男役さんの抜擢で「傾向」があったなと思って、96期から今までの新公主演者を一覧に書き上げてみました。
赤字は新公最終学年の「研7」で、新人公演主演をつとめた方。
数字は新公主演回数。1回の方は省略して書いていません。
青字は、主演を4回した方。永久輝さん、暁さん、瑠風さんの3人です。組替をした方は、基本新公時代の組にしています。
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月組の新人公演の傾向
月組の特徴
月組だけ96期から102期まで、新人公演主演者が一人ずついます。期ごとに必ず主演のチャンスを振っています。
夢奈さん、蓮さん、英さんは、最後の新人公演で主演されています。
『フリューゲル』の新公主演は?
現在お稽古中の『フリューゲル -君がくれた翼-』の新人公演の主な配役の発表が待たれています。
多くのファンは、103期の瑠皇りあさんに最後の新人公演で主演に選ばれて欲しいと期待しています。
月組の過去の流れをみると、夢奈さん、蓮さん、英さんのように、瑠皇りあさんが最後の新人公演で主演をする可能性は高いかな?とも思います。
99期は、研6の12月の時点では、誰も新人公演の主演をしていませんでした。2019年になって、帆純さん、英さん、そして年があけて諏訪さんが主演をされて、新公主演3人という結果になりました。
94期の新人公演主演は経験者は、珠城りょうさんと麻央侑希さんの二人だけで異例でしたが、103期は希波さんと亜音さんの二人だけで終わらないような気がしますが…。
もうすぐ『フリューゲル』の発表があるでしょうか。
104期は埋まるか?真弘蓮さん
真白さんと同じように、何でも出来る芸達者な月組の104期の真弘蓮さんは、入団時の成績が3番でした。真白さんは2番。
前回の新人公演では、真弘さんも真白さんも、2役を巧みに演じ分けていらっしゃいました。
新人公演の番手の役は、真弘さんも4番手の役までで、別格寄りです。2021年の『桜嵐記』では、専科の一樹千尋さんが演じた後醍醐天皇役を見事に演じて絶賛されました。
真弘さんも真白さんのように、突然大きな役を振られても、大絶賛される結果を残されるだろうと思います。
前例に基づくなら、最後の新人公演での主演なので、104期生は来年の可能性?
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宙組の新人公演の傾向
どこの組よりも抜擢がはやいです。
番手級の抜擢がはやい
2018年『異人たちのルネサンス』の新人公演では、研2の期のなつ颯都さん(103期)が、2番手の芹香さんの役を演じていました。(なつ颯都さんは、2020年4月に集合日退団されました。)
2019年『オーシャンズ11』では、研3の亜音有生さんが3番手桜木さんのベネディクト役を。
真白さんが代役をした2021年『シャーロック・ホームズ』の4番手のポーロック役(瑠風輝)は、当初は研2になったばかりの夏南幸さんが演じる予定でした。
路線の新人公演初主演は研4
研4で新人公演主演
瑠風輝さん、鷹翔千秋さん、風色日向さん、大路りせさん
亜音有星さんは、2020年『アナスタシア』の新人公演がなかったので、その1年後研5で『シャーロックホームズ』の主演になりました。
和希さんは研5でした。その後バウ主演に繋がっています。
留依さんは研7でした。
真白さんは現在研6です。まだ1年後も新人公演主演のチャンスがあります。
次の『パガド』は、当初は亜音有星さんが3回目の新公主演をする予定だったかもしれませんが休演されるので、他の人にチャンスがまわります。
そのチャンスが、大健闘した真白さんにまわってくる可能性もあるでしょう。「別格」寄りから「路線」は可能なのか?不可能なのか?
106期の鳳城のあんさんが推されています。現在研4なので、『パガド』は鳳城さんの可能性もあるでしょうか。
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花組の傾向
コロナ禍で101期に新公主演者がいませんが、どの期にも振る傾向にあります。
105期は実力派で芸達者な美空真瑠さん。
木曜日の『鴛鴦歌合戦』で2番手の役です。
106期の鏡星珠さんも推されているので、次はどうなるでしょうか。
雪組の傾向
ヒロインの娘役の数が絞られているように、新公主演の人数も絞られています。
永久輝さんは、早霧せいなさんトップの5作のうち4作の主演をされました。
御曹司が主演を重ねる傾向にあります。
コロナ禍をはさんだこともありますが、雪組御曹司と言われる縣千さんは新公主演は3回です。(他の組よりは多いですが)
全般に以前ほど、一人が集中して新公主演をする回数は減ってきています。
そして、「新公主演1回」と「新公主演2回以上」の間には、明らかな線引きがされています。
その違いが次のバウホール主演へのステップになるようです。
真白さんに対しての新聞評に、「今回頭角を現したのが」という表現がありました。今回の抜擢がこれからに繋がっていくでしょうか。興味深いです。
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