応天の門新人公演感想2
こんにちは、くららです。

今朝(22日)の「タカラヅカニュース」の新人紹介コーナー「キラキラ☆タカラジャンヌ」一輝翔琉さんが紹介されました。

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一輝翔琉くん「キラキラ☆タカラジャンヌ」に登場

昨日は月組『応天の門』の新人公演でした。
研22番手鳳月杏さんの役を演じるという大抜擢を受けた一輝翔琉(107期)くんは、健闘されて、美男子ぶりなど評判になっていました。
そして、新人公演の翌日に「キラキラ☆タカラジャンヌ」で紹介。

このタイムリーさ、過去にも経験したぞと思って、私のブログの過去のものを探してみました。ありました!

亜音有星くんも新人公演の翌日にタカラヅカニュースで紹介

今から4年前、2019年5月7日の宙組新人公演「オーシャンズ11」で、103期の亜音有星さん大抜擢を受けて、3番手の桜木みなとさんのベネディクト役を演じられました。
その翌日「スカイステージニュース」の当時の新人を紹介する「未来希望図」コーナーに、亜音有星さんが出演されました。

前日の新人公演で評判になったところに、タイムリーに「新人紹介コーナー」で紹介!

一輝翔琉さんも亜音有星さんも「特別早期抜擢」されている新人さん。この二人の舞台でのスター性はピカイチなので、特別に推されているのだなと再認識しました。

月組『応天の門』新人公演の感想の続きを書いていきたいと思います。
本公演でも、役がある方でも、別のシーンに出演されていたりしましたが、新人公演では更にいろんな所に出演されたり、複数の役をされている方が多かったです。

番手の役

藤原常行(礼華はる)……遥稀れお(105期)

本公演でも礼華さんの背の高さが目立っていますが、177cmの長身の遥稀さんも小顔で等身バランスが良くてお顔も整っていて、目を惹かれました。顎髭も似合っていました。
大きな役がつくのは初めてだと思います。まだちょっと台詞が棒気味でしたが、これから上達していかれるでしょう。

以前から遥稀さんのキラキラしたイケメンな存在は気になっていました。105期ということで、今後もチャンスがありそう。頑張っていって欲しいと思います。

紀長谷雄(彩海せら)……和真あさ乃(106期)

鼻のあたりをピンクにして、メイクから長谷雄に寄せてテンション高く熱演。芝居心があって、とても長谷雄として弾けていました。

滑舌が良くて声も通るし、歌もお上手。振り切った三枚目演技に「芝居の月組」を感じました。

白梅(彩みちる)……花妃舞音(106期)

花妃舞音さんは「可愛い娘役」というイメージの役が定着していたので、活発で弾けた白梅が新鮮で、颯爽としていて、いつもと全然違う花妃さんを観れて嬉しかったです。
そばかすをいっぱい描いていたけど、かわいくて、存在感がとてもあって、流石のヒロイン経験者だと思いました。

長谷雄と白梅の106期同期コンビは、息がぴったりで、コミカルな感じが良いアクセントになっていました。

藤原高子(天紫珠李)……きよら羽龍(104期)

きよらさんの良く通る声には、やはり魅了されます。歌は短かったですが、美しい声で聴かせてくれました。本当にお上手。

はじめは鎧をまとったような気が強めの高子でしたが、後半、業平の手紙を受け取った時から、女心が切なさがあふれ出て来て、流石の演技力。大人の情感あふれる演技が素晴らしい。赤が良く似合い、高貴さも漂っていました。新人公演の枠を越えた安定した実力派。

退団者の役をはじめその他の役

藤原良房(光月るう)……彩路ゆりか(103期)

専科の方のように本当におじいさんに見えて、声も渋く、貫禄もあって、流石「長の期」の安定感でした。
どちらかというと声が高めだったと思うのですが、よく低い渋い声が出るところまで努力されたなと感心しました。

清和帝(千海華蘭)……天つ風朱李(107期)

滑舌も声の通りも良く、高めの声でおっとりと台詞を言っていて、高貴な品も漂い、本役の千海さんとは一味違う、本当に若い帝でした。

他のシーンでは男役として多数出演されていて、やはり男役の方が似合っていて、イキイキとされていました。

大師(結愛かれん)……涼宮蘭奈(106期)

結愛さんの大師役は、男役とは思えないほど綺麗で、ダンスもダイナミックでした。
男役としては、真弘蓮さんの是則役で、冒頭から出番があって、本役の真弘さんにならって丁寧に演技をされていました。

綺麗で線の細い男役さんなので、「娘役転向」の可能性があるのでしょうか?1期下の天つ風朱李さんと印象が似ている所があります。

若き日の高子と業平(蘭世惠翔・英かおと)……一乃凜(106期)月乃だい亜(104期)

身長差のあるふたりが、とても絵になっていて、美しかったです。

月乃さんは、黒炎(朝霧真)も演じられていて、この二役のギャップが大きいのも新人公演。

180度違う2役に挑戦の真弘蓮(104期)

蓮つかささんの國道と瑠皇りあさんの吉祥丸全く違う2役をしっかり演じ分けていらっしゃいました。2役を行ったり来たりしていて、その都度メイクも変えられて、裏では大変だったと思うのですが、二役とも物凄く安定して魅せてくれました。

2役の表情が全く違うので、頭で考えないと同じ人が演じているとは、到底思えません。

吉祥丸の良い声での歌も素晴らしく、芝居ができるだけでなく歌も本当にお上手。

過去の新人公演では、「桜嵐記」の醍醐天皇、「今夜、ロマンス劇場で」の伸太郎、「グレート・ギャツビー」のウィルソン。男役の役は全て演じられるのでは?と思う程役幅が広く、全て完璧に演じられている巧みさには仰天です。

桂木(梨花ますみ)……白河りり(103期)

まず最初のナレーションが聞き取りやすくて、声に奥行きがあって、物語へ誘われました。本当にお上手。

桂木の落ち着いた演技と間の取り方、セリフの抑揚など巧みで、老け役も自然体でさらっと演じられていました。すごい演技力がある方だと思います。そして白河さんの特別な声の良さは、何ものにも代え難い宝です。

伴善男(夢奈瑠音)… 毬矢ソナタ(103期)

ヒゲ面で、押し出し強く、貫禄があって、流石「長の期」の存在感でした。
その他のシーンでも、出番がいっぱいで場を締めていました。

気になる新人さん

源融(蘭尚樹)……雅耀(108期)

朝議の場面で、髭を付けた雅さんをじっくり拝めました。

綺麗なお顔はそのままで、髭はちょこっとついているだけ。
貴族のロイヤル感があって、麗しすぎて、目が惹かれます。

本役の蘭さんが表情豊かに演技されているので、いろいろ表情をつくられていましたが、何をやってもロイヤル。セリフも少しありました。

それ以外のシーンでも、いろいろと出演されていました。何回着替えたのでしょう。

大拙(大楠てら)…槙照斗(105期)

最初の酔っぱらいから、個性的なメイクで登場して、次に学生で出てきて、昭姫の店でスキンヘッドの大拙として登場して、色濃いメイクの意味がわかりました。

本役の180cmの大楠てらさんには及びませんが、174cmの長身で用心棒の無表情の大拙を巧みに演じられていました。酔っぱらいの役もお上手でした。どちらもメイクを越えた役としての存在感がとてもありました。お芝居がお上手だから2役ついたのだろうと思いました。

阿呼(一乃凜)…彩姫みみ(108期)
子どもらしい力のこもった伸びやかな歌声が良かったです。
昨年の文化祭でも歌がお上手だった記憶があります。

藤原多美子(花妃舞音)… 澪花えりさ(107期)
本役の花妃さんに寄せた愛らしい多美子でした。
声がとても綺麗。

こうして感想を書いていて、手堅い存在だったなと思うと最上級生の「長の期」の方。
1年ずつ「長の期」の方が卒業されていきますが、どの期も「長の期」になると、特別頼もしい存在になられます。
こういう繰り返しが、新陳代謝していく宝塚の底力なのだなと思いました。

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