「宝塚の宿命」と「月組の謎」と「6月のタカスぺ」
こんにちは、くららです。
今週の「110周年概要発表会」から、勝手にスターさんの退団のことを気にした内容のブログを書いています。
「大好きなスターさんについて、『退団かも』と勝手に書かないで!」と嫌な気持ちにさせているかもしれません。ごめんなさい。

私が100周年の時に、トップスターさんの退団発表でショックを受け続けたから、「事前に覚悟をしておいた方が良いかな」という思いで書いています。
もし違ったら「やはり違った、良かった」で終わります。

かつてトップスターの退団について、「退団されない」と楽観論をブログに書き続けて、結果退団発表をされて、お叱りを受けたこともあります。このあたり難しいところです。

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10年前の苦い思い出と宝塚の宿命

10年前の7月、月曜日の「110周年概要発表会」と同じように5人のトップスターさんが出席した「100周年記念行事発表・記者会見」が行われました。

その時にファンの間では、出席したトップスターたち(蘭寿とむ・龍真咲・壮一帆・柚希礼音・凰稀かなめ)の退団は100周年の間は無いだうと噂されていました。

しかし蘭寿とむさんが10月7日に退団発表され、2014年5月11日に退団されました。(12月25日に明日海りおさんの花組への組替発表もありました)

そして雪組の救世主のような存在で、大きく盛り上げて下さった壮一帆さん。2作目の雪組『Shall we ダンス?』『CONGRATULATIONS 宝塚!!』東京公演の千秋楽(2月9日)を終え、通常の退団発表の時期をとっくに過ぎていたのに、2月12日に退団発表をされました。その半年後の8月31日付けで退団されるなんて思ってもいなかったことで、大きなショックを受けました。

さらに凰稀かなめさん『ベルサイユのばら—オスカル編—』の宝塚大劇場での千秋楽が2014年6月2日(月)でした。6月4日(水)の夕方に退団が発表されました。水曜日に公式発表はほとんどありませんでした。

私は出かけていて、出先で友人からのメールでそのことを知って、またまた大きなショックを受けました。翌年の『白夜の誓い ―グスタフIII世、誇り高き王の戦い―』『PHOENIX 宝塚!! ―蘇る愛―』2015年2月15日(日) 千秋楽で退団されました。宝塚大劇場の出演は2014年が最後でした。

100周年というお祝いムード満載の中、大好きなスターさんたちの退団が待っているとは、思ってもいませんでした。

私の中では、周年の記念の年には、「トップスターの交代があるぞ」と覚悟して迎えた方が良いと思う、苦い経験があるのです。

大好きなスターの活躍はできるだけ長く見続けたいものです。ああいう役も、こういう役も。まだまだ魅せて欲しい役はいっぱい!

でも宝塚はトップスターをはじめ、スターが入れ替わっていくところ。新陳代謝していく宝塚では、スターの退団は宝塚の宿命です。

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明日海りおさんの『朝イチ』のプレミアムトークでの話

昨日(7月14日)NHKの『朝イチ』のプレミアムトークに、明日海りおさんが出演されました。
宝塚を退団されて4年、ほっこり柔らかい雰囲気の素敵な女優さんになっていらっしゃいました。退団を決めた話になって

明日海「自分の納得のいく男役像ができるまでは続けたいという思いはあったのですけど、沢山の作品を作らせてもらって、ドンドン自分より下の後輩たちが頼もしくなっていくのを肌で感じていましたし、ずっと居座るよりも、そこでバトンを繋いでいくのが美しい形なのではないかなと思って。トップスターが宝塚を去る時の美学みたいなものを、私もつくる時が来たのかなと思いました」

明日海さんは、人気がうなぎ上りの最中で退団を発表されました。まだまだトップの姿を見続けたかったです。

でもこれが宝塚の宿命であり、美学でもあるのですね。

月組のチケット販売日の謎

明日から月組『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色』の宝塚大劇場公演の「第2抽選」の入力が始まります。他の公演に比べて、友の会の入力日が遅くて、「間違っていない?」と、何度も確認しました。

この公演【宝塚大劇場】の初日は8月18日(金)です。
友の会「第1抽選」 7月7日~
友の会「第2抽選」 7月16日~
友の会「先着順」  7月23日日)~
一般前売      8月5日(土) 初日の2週間前

初日の2週間前に一般前売りとは、間隔が狭くて、今まで無かったことだと思います。

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今年の各組の一般前売り日と初日について

花組『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』【宝塚大劇場】
一般前売 6月10日(土)
初日   7月7日(金) 初日の4週間前の販売

星組『1789-バスティーユの恋人たち-』
一般前売 5月13日(土)
初日   6月2日(金) 初日の3週間前の販売

雪組『Lilacの夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』
一般前売 3月25日(土)
初日   4月22日(土) 初日の4週間前の販売

宙組『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』
一般前売 2月18日(土)
初日   3月11日(土) 初日の3週間前の販売

月組『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』
一般前売 1月7日(土)
日    2月4日(土) 初日の4週間前の販売

花組『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT-華麗なる香水(パルファン)-』
一般前売 12月3日(土)
日    1月1日(日) 初日の4週間前の販売

これからの各組の一般前売り日と初日について

宙組『PAGAD(パガド)』『Sky Fantasy!』
一般前売 9月2日(土)
初日   9月29日(金) 初日の4週間前の販売

雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』
一般前売 10月7日(土)
初日   11月10日(金)初日の5週間前の販売

月組の『フリューゲル』初日の2週間前の販売に対して、雪組の雪組『ボイルド・ドイル~』初日の5週間前の販売です。

穿った見方をすると…

月組の『フリューゲル』は、一連の来年のスケジュールの発表待って販売日を遅らせられたのでしょうか?月組の今後の変化を予感させ、チケットの売れ行きをよくするために?(勝手な憶測です)

本日、月組宝塚大劇場公演の「グッズ付のチケット」販売のお知らせがありました。対象は限定の平日のA席とB席で、窓口はチケットぴあです。これもチケットの売れ行きを良くするための手段のように感じました。

チケットの販売日が遅いのは、5週間以上の長期公演のため、チケットの売れ残りを危惧しての苦肉の策なのか???

花組『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』では、ポスターはトップコンビのみ掲載で、永久輝せあさんが入っていないことが不思議でした。

幕が上がってみると、永久輝さんは堂々たる2番手として大活躍されていました。こんなイレギュラーな流れは、今までの宝塚で無かったと思います。何を意図されていたのか?判官贔屓のため?印象づけるため?

前にも書きましたが、私は物事はストレートに流れる方が好きです。
以前に比べて最近の宝塚のやり方には、訝しんでしまうところが多くて、楽しむ心がそがれてしまう時があります。(私がひねくれているからかもしれませんが)

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6月のタカラヅカスペシャルについて

来年は6月宝塚大劇場で「タカラヅカスペシャル」が開催されます。

「タカラヅカスペシャル」の変遷

(昔のことなので、記載に間違いがあるかもしれません)

現在は「タカラヅカスペシャル」というタイトルですが、このタイトルにも変遷がありました。はじめは宝塚大劇場で、一般公演の上演後に開催されていました。

1979年に「宝塚レコード音楽祭」として始まりました。

1983年からは、「TMP音楽祭」と題して、スターが年に一度集う祭典。

1995年からは、「TCAスペシャル」と題して開催されていました。

1999年は、宝塚大劇場とTAKARAZUKA1000days劇場を衛星二元中継で結んで、5組揃ったTCAスペシャルが開催されました。

2002年は、この時だけ一般公演を休演して、「宝塚歌劇88周年」と「タカラヅカ・スカイ・ステージの開局記念」として、宝塚大劇場と、東京宝塚劇場で同時開催されました。

2008年からは、現在の「タカラヅカスペシャル」になりました。12月後半に、梅田芸術劇場メインホールで開催されるようになりました。

2012年は、12月後半に宝塚大劇場で開催。

2013年はお休みでした。

2014年は「宝塚歌劇100周年フィナーレイベント」として宝塚大劇場で12月20日(土) ~12月22日(月)に開催。
12月22日(月)15時公演のみ東京宝塚劇場からの月組が中継で出演しました。

2015年~2019年、12月後半に梅田芸術劇場で開催されていました。

昔に宝塚大劇場で春や秋に上演されていた頃は、一般公演の後の遅い時間帯だったので、出演者たちにとってはハードだったと思います。観客も遅い時間の観劇でした。

来年は宙組公演が終わり、雪組公演の初日があく間に行われます。その間が2週間あるので、雪組の舞台稽古が1週間として、「タカラヅカスペシャル」のために1週間用意されているようです。昔のハードさに比べたら、とてもゆとりがあると思いました。

スケジュールにゆとりをもたせているので、来年は「年間8作」だと思います。(発表されていませんが推測で)

この「8作」は110周年の年だけなのか、これからもずっと「年間8作」になるのか、気になるところです。

「年間8作」になると、トップスターの在籍期間が長くなりますね。他にもいろいろと影響があることでしょう。

こういう詳細なことについても、「110周年概要発表会」で説明したくださったら良かったなと思いました。

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