こんにちは、くららです。
本日は2023年のレビュー本「TAKARAZUKA REVUE 2023(DVD付)」の発売日でした。
2200円でおまけにDVDまでついているレビュー本は、各組のスターの魅力満載で、年に一度の宝塚ファン必見のイヤーブックです。
毎年各コーナーのスターの選抜が微妙に違うので、「スターのこれから」が何となくわかったような気もします。(あくまでも個人的な見解)。その内容について書いていきたいと思います。
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花組全国ツアーの専科からの出演は凪七瑠海さん!
その前に
花組全国ツアーに瀬央ゆりあさんが2番手の役で出演されたら良いなと、11日に妄想しつつブログを書いていました。
すると、早速翌日の12日の夕方に『激情』の主な配役が発表されました。同じ専科でも凪七瑠海さん出演でした!
私の希望ははずれてしまいちょっと残念ですが、指導力があり、みんなから慕われている凪七さんが参加されることは、良いことだと思います。
7年前の月組『激情』では、凪七さんは波線下でポスターに載っていませんでしたが、今回は波線上なのでポスターにも掲載されますね。花組全国ツアーについて詳しくは後半に書いています。
レビュー本ダイジェスト映像の26名のスター
ダイジェスト映像に掲載されていた26名のスターが、レビュー本誌面でもメインに掲載されていました。
5組のトップコンビコーナー(10名)
今年の目玉は、神尾葉子氏(「花より男子」の原作者)による、トップコンビ5組をイメージして描き下ろしたオリジナルの似顔絵イラストです。似顔絵というよりイメージイラストだと思いました。
そのオリジナルのイラストの世界観を膨らませて、幸せ感溢れるコンビポートとトークが掲載されていました。DVDの動画の方が、よりコンビの雰囲気が伝わってきて楽しかったです。
花組 柚香・星風
「ブルックリンに流れるミュージック」
ライダースジャケットのイケメンギタリストと可愛いお嬢様。二人の親密度はやはり5組イチかな。
月組 月城・海乃
「パリのふたりはスイートな関係」
スリーピーススーツと上品なドレスのパリ在住の大人のカップル。柔らかい風が吹いているイメージ。
雪組 彩風・夢白
「エンジョイ!ビーチバケーション」
お揃いのミサンガを身に着け、夏のデートを海で楽しむアクティブカップル。とっても明るい!
星組 礼・舞空
「おしゃれなふたりのテキサスデート」
いたずら好きな彼とキュートで朗らかな彼女。テキサスに旅行に来ているセレブカップル設定とのことだけど、セレブと言うより明るくて親しみやすい。
宙組 芹香・春乃
「紳士と淑女の優雅な休日」
クラシック音楽好きなカップル。ほんわかやさしい雰囲気でとってもお似合い。
一番の注目は、トップに就任したての初々しい宙組のトップコンビ。二人でのポートレイト撮影もこのレビュー本が初めてとのこと。お二人とも終始笑顔で、特に春乃さんは笑い転げながら、楽しそうに撮影されていました。
春乃さんは美声で歌がお上手。芹香さんは「何よりもその歌声は武器だと思う」と。二人はまだデュエットをしたことがないそうです。プレお披露目公演『Xcalibur エクスカリバー』がデュエットデビューにもなりますね。
スターの経験たっぷりの芹香さんが、ほとんど経験値の無い春乃さんの背中をやさしく押しながらエスコートされていて、素敵なトップコンビになっていく予感が100%しました。
男役スター16名(動画もあり)
下記の男役スターさんたちが、組ごとにロケ撮影に行った時の、美しいポートレートと楽しいトークが掲載されていました。
・5組男役スター14名(花組だけ2人、他組は3人)
・専科2名
組 | 2番手 | 3番手 | 4番手 |
花組 2名 | 永久輝せあ | 聖乃あすか | |
月組 3名 | 鳳月杏 | 風間柚乃 | 礼華はる |
雪組 3名 | 朝美絢 | 和希そら | 縣千 |
星組 3名 | 瀬央ゆりあ | 暁千星 | 極美慎 |
宙組 3名 | 桜木みなと | 瑠風輝 | 鷹翔千空 |
専科 2名 | 凪七瑠海 | 水美舞斗 |
赤字のスターが、選抜メンバーとして今年初登場。昨年9月から今年の6月までバウホールの主演を経験した3名です。
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ロケ撮影地
花組 FREE BIRD seagull(神戸)
月組 Location Studio PICNIC(大阪)
雪組 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
星組 芦屋モノリス
宙組 CLUB PICCADILLY UMEDA OSAKA
専科 川西市郷土館 旧平賀家住宅
ロケ地は宝塚に近い場所ばかりです。訪れてみても楽しいかもしれません。
このコーナーも誌面の写真より動画の方が、各組の楽しい様子が伝わってきました。どの組も和気あいあいとしていて、チームワークがよさそうです。
開局21周年特別番組にも、このメンバーが出演
7月17日20時から「SKY STAGE SUMMER SCHOOL~スターが集う夢の学園~」があります。
「授業科目にちなんだゲームやトーク」コーナーに、各組のこのメンバーとトップ娘役が出演します。(残念ながら専科生は出演しません)
トップスタースペシャルコーナーは、「93期 彩風咲奈×芹香斗亜」、そして「95期 柚香光×月城かなと×礼真琴」によるトップスター・同期スペシャルトーク。このコーナーの写真も以前に公開されて、話題になっていましたね。
ようやく、スカイステージの特別番組でも、コロナ前のように、皆が出演できる世界が戻ってきました。楽しみです。
花組だけ2名なので、やはり少し寂しいです。
この後で紹介するコーナーをみてもそうですが、各組の均衡がとれていないことを感じます。いつか組替があったりするのでしょうか?
私が愛するLove Story コーナー
大きな写真付きで、それぞれの「宝塚の愛するLove Story」が紹介されていました。小さな写真付きで「舞台への思い、これからの夢」も。
花組 綺城ひか理(97期)、帆純まひろ(99期)、一之瀬航季(100期)、美羽愛(104期)、星空美咲(105期)
月組 夢奈瑠音(96期)、蓮つかさ(97期)、英かおと(99期)、彩みちる(99期)、天紫珠李(101期)、きよら羽龍(104期)
雪組 諏訪さき(99期)、野々花ひまり(99期)、
星組 有沙瞳(98期)、天華えま(98期)、小桜ほのか(99期)
宙組 天彩峰里(100期)
宙組には、このコーナーに匹敵する中堅男役さんがいませんでした。
そして、娘役ではヒロイン経験を重ねている月組のきよら羽龍さん、花組の美羽愛さん、星空美咲さんが、このコーナーに入っていました。この3人は強いのですね。
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Fall in Love宝塚におちた瞬間コーナー
各組で「宝塚におちた瞬間」などについてトークしていました。
花組 侑輝大弥(102期)、希波らいと(103期)、朝葉ことの(103期)
月組 彩海せら(102期)、白河りり(103期)、羽音みか(103期)、七城雅(105期)
雪組 咲城けい(102期)、音彩唯(105期)、紀城ゆりや(105期)、華世京(106期)
星組 碧海さりお(101期)、天飛華音(102期)、水乃ゆり(102期)、瑠璃花夏(103期)、詩ちづる(105期)
宙組 花宮沙羅(102期)、風色日向(102期)、亜音有星(103期)、山吹ひばり(105期)、大路りせ(105期)
106期以降の新人公演ヒロイン経験者は次のコーナーです。
しかし106期の華世京さんだけこのコーナーです。106期以降に華世さんしか新人公演の主演経験者がいないこともあるでしょうが、華世さんは数年うちには、DVD映像のスター入りしそうな勢いを感じます。(まだ新人公演主演は1回だけなのに)
105期の美星帆那さんは次の106期以降のコーナー掲載でした。(人数合わせのためかな)
それ以降の5人の娘役さん
花組 七彩はづき(107期)
月組 花妃舞音(106期)
雪組 華純沙那(106期)
星組 藍羽ひより(107期)
宙組 美星帆那(105期)
新人公演の主演やヒロイン、さらに小劇場(バウホール、東上公演劇場)などの主演やヒロインの経験値によって、スターの位置が変わっていきます。
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花組全国ツアーについて
『激情』主な配役 ドン・ホセ …… 永久輝せあ カルメン …… 星空美咲 メリメ/ガルシア…… 凪七瑠海 |
芝居上手で大人っぽい星空さんが、魔性の女・カルメンを演じるのは適任だと思います。美羽さんが、ホセの許婚の健気なミカエラ役でしょうか。
「美羽さんと星空さんのWヒロイン体制かな?」と思っていましたが、波線上は星空さんだけでした。
なぜ「Wヒロイン体制」と思ったかと言うと、トップスターのプレサヨナラ公演の裏では無いと思ったからです。
下記にあげた二つの「Wヒロイン体制」の全国ツアーは、トップスターが退団する2回前の別箱でした。
・宙組全国ツアー『バレンシアの熱い花』『HOT EYES!!』(2016年11~12月)伶美うららさんと星風まどかさんがWヒロイン体制。(相手役の実咲凜音さん別箱出演のため) ・本公演『王妃の館-Château de la Reine-』『VIVA! FESTA!』実咲凜音退団。 ・別箱 朝夏まなとアメイジングステージ『A Motion』 ・本公演『神々の土地』『クラシカル ビジュー』朝夏まなと退団 |
・花組全国ツアー『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』(2018年11~ 12月)華優希さんと舞空瞳さんがWヒロイン体制。(裏 『Delight Holiday』) ・本公演『CASANOVA』トップ娘役、仙名彩世退団。 ・明日海りおコンサート『恋スルARENA』華優希トップ娘役就任。 ・本公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』明日海りお退団。 |
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しかし、今回の花組全国ツアーが「Wヒロイン体制」で無いならば、トップスターのプレサヨナラ公演の裏である可能性が高くなったように思います。(例が少ないので憶測にすぎません)
先週初日の幕を上げたばかりの「鴛鴦歌合戦」「GRAND MIRAGE!」を観た限りでは、それ以前は星空美咲さんの方が美羽愛さんより明らかに上の位置に見えました。
しかし現在の公演では並んだように思えました。それは星空さんをあげるため、美羽さんへの配慮だったのでしょうか?
多分、星空さんが次期トップスターの全国ツアーのヒロインを演じるということは、その先の活躍も約束されているのでしょう。
次期トップでないと分かっていた例外
2019年5月、礼真琴主演星組全国ツアー『アルジェの男』『ESTRELLAS(エストレージャス)〜星たち〜』。
ヒロインは音波みのりさんでした。
2月18日に舞空瞳さんの星組への組替発表があり、4月25日に礼真琴・舞空瞳コンビが、次期星組トップスターと発表されていたので、誰も音波さんがトップ娘役候補と思うことはありませんでした。
プレ退団公演の時の次期トップの全国ツアー
・早霧せいな主演『ベルサイユのばら』ーオスカルとアンドレ編(2014年)
咲妃みゆさん波線下のロザリー。月組から組替してきたことで、次期トップ娘役であることは周知。
・朝夏まなと主演『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(2014年)
ヒロインは凰稀かなめさんの相手役(トップ娘役)実咲凜音さん。継続して朝夏さんの相手役に。
・珠城りょう主演『激情』(2016年)
ヒロインは龍真咲さんの相手役(トップ娘役)愛希れいかさん。継続して珠城さんの相手役に。
・彩風咲奈主演『炎のボレロ』 『Music Revolution!-New Spirit-』(当初は全国ツアー、コロナの影響で梅田芸術劇場公演に)
ヒロインは潤花さん。その後潤花さんは宙組に組替し、真風涼帆さんの相手役に。
・月城かなと主演、『ダル・レークの恋』(当初は全国ツアー、コロナの影響で赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演に)
ヒロインは海乃美月さん。そのまま次期トップ娘役に。
前例が少なく、星空美咲さんが永久輝さんの相手役になる可能性は高いと思いますが、確実かどうかは、今の時点ではわかりません。星空さんと永久輝さんがコンビを組んだら、クオリティ高いトップコンビになると思います。
これだけは、宝塚歌劇団が決められることなので、どうなるのでしょうね。
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