「鴛鴦歌合戦」「GRAND MIRAGE!」初日感想
こんにちは、くららです。
花組「鴛鴦歌合戦」「GRAND MIRAGE!」の初日を観劇してきました。

お芝居「鴛鴦歌合戦」では、私の大好きな宝塚らしい温かいコメディで、いっぱい笑って最高にハッピーな気持ちになりました。原作の映画とは違う小柳先生らしいエピソードが加わって、さらに面白い話になっていました。お家騒動にやはり礼三郎(柚香)は関わっていました。

ショー「GRAND MIRAGE!」は、柚香さん率いる花組の華やかさと洗練されたスタイリッシュさによって、「ネオ・ロマンチック・レビュー」という言葉がふさわしい、クラシカルだけど新鮮な「ダンスの花組」のロマンチックレビューだと思いました。

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パレードの階段降り

階段降り順番

永久輝さんが2番手羽根!

朝葉ことの(エトワール)

一之瀬航季・綺城ひか理・帆純まひろ

聖乃あすか

永久輝せあ(2番手羽根、白に外側うす紫、特別衣装)

星風まどか(白に外側うす紫、永久輝さんと同じ羽根、特別衣装)

柚香光(白に外側濃いピンク&金色雉羽根&ピンクナイアガラ羽根、特別衣装)

並び(永久輝さん下手先頭)
星空・帆純・和海・春妃・副組長・紫門・永久輝・柚香星風・聖乃・組長・綺城・舞月・羽立・美羽・一之瀬

前回「ENCHANTEMENT」 星空さんがエトワール、並び 一之瀬・華雅副組長・聖乃・水美・柚香星風・永久輝・組長星空・帆純

星空さん(105期)と美羽さん(104期)について

前回まで星空さんは美羽さんのかなり先を「花組2番手娘役」として活躍されていたように思っていましたが、今回、美羽さん星空さんの扱いは並んだように思いました。

お芝居のプロローグから、二人はシンメ(ニコイチの扱い)。お芝居でもショーでもいろんなシーンでそうでした。
星空さん演じるおとみは、星風さん演じるお春と喧嘩の掛け合いの歌があったり、他にも歌のソロで活躍されていました。美羽さん演じる藤尾は、聖乃さん演じる秀千代から思われていて、原作にない魅せ場もありました。

ショーの中詰「シボネー・コンチェルト」で美羽さんと星空さんが男役さんたちに高く掲げられるリフトシーンがあります。美羽さんの方が身体能力が高いようで、高度なテクニックのリフトになっていました。
歌と芝居の得意な星空さん、ダンスの得意な美羽さん。得意な所が違うので、それぞれの良さを発揮されていました。

ショーのボレロで、トリプルデュエットダンスがありました。「柚香・星風」、「永久輝・星空」、「聖乃・美羽」の組み合わせでした。
お芝居で聖乃さんと美羽さんが組んでいたので、そういう組み合わせになったのかもしれません。

次の全国ツアーの『激情』の永久輝さんの相手役のカルメンは、星空さんが似合うと思いますが、「永久輝さんの相手役に誰がなる?」という決着はまだまだ先のように感じました。

永久輝さんが2番手羽根!

永久輝さんと聖乃さん

お芝居でもショーでも、永久輝さんが2番手として輝いていました。
お芝居、ショーともに歌のシーン大活躍されていました。
フィナーレのトップコンビのデュエットでは、永久輝さんが『ソー・イン・ラブ』を歌われました。3人が白い衣装で素敵でした。

先日放送されたスカイステージの『夢の音楽会#7「春野寿美礼・永久輝せあ」』でも、永久輝さんの歌が更に上達したのを感じたものです。

お芝居では、永久輝さんはハイテンションのバカ殿ぶりが本当にはまっていて、その弟の聖乃さんの甘ったれな末っ子ぶりも素晴らしかったです。濃いキャラクターたちの中でもこの二人のバカっぷりが際立っていました。

また、ショーでは、3番手の聖乃あすかさんも永久輝さんとニコイチのシーンも多かったです。

聖乃さんは、今回パレードで、皆と同じプロローグの衣裳で、肩羽根も無しでしたが、今回も観劇して劇団の聖乃さんへの期待値をとても感じました。そして聖乃さんもスターとして更に輝き続けていらっしゃいます。
『舞姫』の千秋楽に喉を痛めていらっしゃいましたが、回復されて力強い歌声を聞かせてくださいました。

永久輝さんはお芝居のスチールも発売され、公演プログラムも2番手の扱いでした。公式ページの「人物相関図」に、永久輝さん演じるバカ殿の画像も入りました!どうしてポスター等で波線上の2番手扱いにしなかったのか、本当にわかりません。初日に、2番手羽根の喜びを深めるためだったのかな?

階段降りの上で待っている時に、2番手羽根であることがわかりました。初めて朝美絢さんが2番手羽根を背負った時はその段階で観客が盛り上がっていましたが、永久輝さんの場合は階段にライトが当たって見えた瞬間から拍手が起き、お辞儀をされた時は大きな拍手が送られていました。

4番目は誰?

先日「レビュー本のダイジェスト映像」から、花組だけ明確な4番手がいないことを書きました。前回の「ENCHANTEMENT」では、希波らいとさんがそこに続く活躍をされていたように思いましたが、残念ながら休演となってしまいました。

綺城さんが花組に戻って来られて、全般では綺城さんが4番目的な位置のように思いました。若手という視点では、帆純さんと一之瀬さん。特に帆純さんの方かな。

前回の階段降りは、「希波・一之瀬・帆純・侑輝」でしたが、今回は「一之瀬・綺城・帆純」でした。侑輝さんも魅力あふれる活躍をされていましたが、ショーでのヒックアップシーンがなかったのは残念でした。

お芝居では、綺城さん演じる遠山満右衛門が、藤尾(美羽)の父で礼三郎(柚香)の叔父だけでなく、 丹波守(永久輝)の家臣が追加されて、役が大きく膨らんでいました。永久輝さんとのシーンが増え二人の踊りのシーンもありました。

帆純さん演じる八兵衛は、朝葉さん演じる七緒と共に道具屋の店員で出番が沢山あり、「青葉の笛」から笛の名手だった平敦盛の回想シーンもありました。

希波らいとさんが演じるおとみ(星空美咲)に仕えている丁稚・三吉は、出番が多いとても愛嬌のある良い役で、最後におとみと結ばれます。希波さんの代役の104期の天城れいんさんは、人柄の良い味のある演技で好演されていました。まだ新人公演の主演も控えています。ますます頑張って欲しいなと思います。

一之瀬さんと侑輝さんは瓦版売りの役でした。

お芝居の役付きでいうと、綺城さん、希波さん、帆純さんが推されていると思いました。

ショーで歌というと綺城さんに振られていました。皆さんそれぞれ得意分野があるので、それらが活かされているようです。

希波さんの復帰が待ち遠しいです。

お芝居、ショーともに退団者に手厚い

航琉ひびきさん和海しょうさん春妃うららさんが、残念ながら退団されます。お芝居では歌を聞かせてくれるシーンもたっぷり用意されていました。

芝居巧者の航琉さんには、胡散臭くて人情味もある道具屋六兵衛を好演されていました。

娘のお春(星風)を困らしてばかりのどうしようもない志村狂斎役を、歌上手な和海さんは、数々のソロを聞かせてくれながら好演されていました。この役で和海さんの集大成を飾れて良かったです。

バカ殿(永久輝)の正室の麗姫役の春妃うららさん。上品で綺麗でお姫様そのもので、滑舌が良く話されて、決してバカ殿を見捨てない慈愛にあふれている素敵な奥様でした。

ショーでは、フィナーレ前の間奏曲「ジュテーム」
退団者3名と、紫門さん、糸月さん咲乃さんで、「ジュテーム」を聞かせてくれました。紫門さんのリージェント姿も格好良かったです。

魅せ場について

お芝居で柚香さんの客席降り

私は上手側の後列に座っていました。
お芝居の途中に暗闇に彫刻のような素敵な横顔のシルエットが見えました。
柚香さんが上手の扉から入って21列の後ろの通路を進んでいらっしゃったのです。

そして50番代と60番代の間の通路を前に進んでいかれ、前方まで進まれたら照明が当たって、1列目の前を下手に進みながら次の階段を上っていかれました。

カーテンコールの時に柚香さんが
「お芝居では久方ぶりに客席降りをさせていただきまして。そんな情報はありませんでしたので、『腰を低くしないで、誰や』という感じが伝わってきまして、申し訳ありません。今後も通らせて頂きます」

全然迷惑では無く、大感激でした。明日からも客席登場されるのですね。楽しみです!

ショーの衣裳

プロローグ
アジサイカラーのパステル4色(ピンク、水色、紫、緑)の衣装。
娘役さんは、ロマンチックレビュー独特の大きなつばの帽子に紫陽花がついていました。とってもゆめゆめしい。
柚香さんだけ白色で良く見ると、淡い紫陽花カラーの装飾がついていました。星風さんも白の衣裳。
柚香・星風コンビが顔を合わせると、プロローグから、どのシーンでもデュエットダンスがありました。

軍服

柚香さんの新たな軍服姿は、長いターバンをまとった砂漠の将校の軍服でした。これもとっても格好良くてお似合いでした。

そこへあらわれた星風さんは、おヘソのでたミラージュの乙女S。雪組『ジュエル・ド・パリ!!』の和希さんいらい、おへそを見るとオペラグラスでついつい凝視してしまいます。

初日だから「ネタバレ」しない方が良いかなと書いていたら、まとまりのないダラダラ文章になってしまいました。今日はとても暑かったので、思考力が特に低下してしまっているようです。

明日も観劇予定なので、もう少しまとまった感想を書けたらと思っています。今回の花組公演、オールドな宝塚大好きファンの私には、何度も足を運びたい作品です。

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