花組『鴛鴦歌合戦』お家騒動の顛末無くなった?
こんにちは、くららです。
花組公演『鴛鴦歌合戦』の公式ページでの「公演解説」が何故か変更されていることに気づきました。

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あらすじが変わった?

原作は、町娘に思いを寄せる浪人と殿様という恋敵による争いの物語でした。

最初の公演解説では、お家騒動の顛末も加え花組オールスターキャストによるスケールアップしたミュージカル作品として生まれ変わる、というものだったと思います。

しかし現在は、「長屋住まいの貧乏浪人、浅井礼三郎と隣家の娘、お春の恋の鞘当てに、骨董狂いの殿様、峰沢丹波守を巻き込んでの騒動を、宝塚歌劇ならではの、華やかなミュージカル作品としてお届けします」となっています。

原作の日本映画「鴛鴦歌合戦」(マキノ正博監督、片岡千恵蔵主演、1939年公開)は、Amazonプライムで無料で視聴できるので、何回か見てみました。明るいコメディが好きな私はドンピシャとはまりました。

軽快なジャズに乗せて描かれた時代劇ミュージカルで、出演者たちみんな歌が上手で、話の展開がとってもわかりやすくて、明るくてハッピーになれます。
「伝説の時代劇オペレッタ!」というのも頷けます。

1時間8分の映画です。この長さも軽く見れて良いのだと思います。
でも宝塚ではお芝居の時間が1時間35分あります。
公演解説にあったお家騒動のくだりがもし無くなったのだとしたら、時間がもつのかな?と勝手に心配しています。

「花組オールキャスト」という文字も無くなっていました。専科から京三紗さん、 紫門ゆりやさんが出演されるからでしょうか。

そして主要な6つの役は、現在の花組の方たちに、あてがきのようはまっているように思います。

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登場人物について

千恵蔵(柚香光)が、志村喬(和海)が、バカ殿(永久輝)が、みんながみんな歌い踊る! だれもが幸せになる、極上パラダイスムービー」と映画の宣伝にありました。男役はこの3人が主要な役です。

そして娘役は3役。ヒロインの星風さん。そして星空美咲さん、美羽愛さんかな。

骨董狂いの殿様、峰沢丹波守は、永久輝せあさんに間違いないでしょう。映画では、歌手のディック・ミネさんが演じていたので、歌がたくさんあります。
お殿様なので青天です。永久輝さんは2019年『壬生義士伝』の沖田総司役で、青天がとってもお似合いでした。とぼけたバカ殿も楽しく演じられることでしょう。

星風さん演じるお春の父親役は、出番と歌が沢山あるので、花組に戻って来た綺城さんが演じられるかな?と思っています。今回退団される和海しょうさんでした。

配役について

浅井禮三郎(片岡千恵蔵)…柚香光

★お春(市川春代)…星風まどか

志村狂斎(志村、骨董好きのお春の父)…綺城ひか理?

道具屋六兵衛…


★おとみ(香川屋の娘、OG服部富子)…星空美咲?

香川屋宗七(おとみの父・大商人)…

三吉(香川屋の奉公人でおとみの付き人)…

おとみのとりまき
・炭屋の若旦那
・小間物屋の若旦那
・酒屋の次男坊
・米屋の息子
・乾物屋の息子


★藤尾(遠山の娘で浅井の古い婚約者)…美羽愛?

遠山満右衛門(藤尾の父)…

河瀬昇二郎 (医者、藤尾の「恋の病」を見抜く)…


峯澤丹波守(骨董狂いの殿様、ディック・ミネ)…永久輝せあ

丹波守の家臣

丹波守の家来たち(映画では5人)

男役さんの役は多いですが、格好良い役はありません。それで聖乃あすかさんの出番のために、「お家騒動のくだり」を付け加えたのかな?と思っていました。『元禄バロックロック』でも、聖乃さんは異次元のタクミノカミを演じられていました。「お家騒動のくだり」がなければ、聖乃さんは丹波守の家臣役でしょうか?

映画で商人の娘おとみを演じたのは、宝塚OGの服部富子さん(21期生)です。宝塚歌劇団在団中の芸名は水間 扶美子(みずま ふみこ)。宝塚退団後は歌手をされていたので、映画の中でも歌がお上手です。。作曲家・服部良一氏の妹で、服部克久氏は甥、服部隆之氏は姪孫にあたるとのこと。

配役発表が楽しみです。

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最後の傘祭りはあるのかな?

浅井礼三郎(柚香)やお花(星風)の父親は、傘張りの内職をしていたので、映画の最後は傘をもって、出演者たちが一列になって歌って踊っていました。

OSKでは、フィナーレでパラソルを開いたり、閉じたり、クルクルまわしながら「桜咲く国」を歌われます。
映画のその光景を見て、OSKのフィナーレを思い出しました。
『鴛鴦歌合戦』には、「オペレッタ・ジャパネスク」という副題もついているので、多分傘のフィナーレもつくでしょうね。

日活映画も応援

『鴛鴦歌合戦』は、日活の「日本映画創生期にして最盛期に、“早撮りマキノ”の異名をもつ天才・マキノ正博が創り上げた驚異の伝説の和製オペレッタ第一号作品!」です。Twitterでも映画会社日活がtweetして宝塚の作品を応援されています。

主演の片岡千恵蔵さんが急病で2週間の休養中に、急遽この作品がつくられて、千恵蔵さんの撮影は後で行われて、編集段階で貼りつけられたそうなので、主役なのに出番が少なめでした。その点宝塚では、柚香さんの出番は増えると思います。

柚香さんの黒の着流の浪人姿が、とても格好良いので、その姿が活かされた話になっていると良いなと思います。

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