新生・永久輝せあ 更に内面が充実したスターに!
こんにちは、くららです。

花組は5月19日(金)に東京建物 Brillia HALLで『二人だけの戦場』を終えたばかりですが、によると明日(23日)が大劇場公演の集合日とか。

東京から宝塚に戻るのも時間がかかりますし、中3日間しかお休みが無いとはハードだと思います。

もう一つのバウホール『舞姫』チームは、5月14日(日)が千秋楽でした。
こちらは移動もないので、少しお休み期間があって良かったと思います。
千秋楽の日に喉を痛めていた聖乃あすかさん。回復してお稽古に臨まれますことを願っています。

花組の『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』の初日は7月7日(金)です。
あと6週間+α。
このお稽古期間がもう少し短くなって、タカラジェンヌのお休み期間が長くなったらと思いますが、難しいのでしょうか。

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「ことばの力」で語られた、永久輝せあさんの内面

宝塚スターの「ことばの力」が、雑誌「LEE」に掲載されています。
桜木みなとさん、朝美絢さん、瀬央ゆりあさん、暁千星さん、そして最新号は、永久輝せあさんでした。
WEB記事が公表されたので、永久輝さんのページをご紹介します。


永久輝さんは毎月、三井住友カードの「宝塚歌劇ニュース」“今月のメッセージ”を語っていらっしゃいます。
そちらでは作品中心のお話ですが、雑誌「LEE」では、ご自分の内面について正直に語られていました。

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人に優しく、自分に厳しく”ではなく“人に優しく、自分にも優しく

昔は“自分に厳しく”だったけれど、今はちゃんと自分も思いやってあげたい。そして、“今日も楽しいです! ありがとう!”の気持ちで舞台に立てる男役でありたいと思うんです」引用【宝塚スター|ことばの力】

永久輝さんは下級生の頃のインタビューで、お休みの日にはお稽古のスケジュールをいっぱい詰め込まないと落ち着かないというお話をされていたことを記憶しています。
他にもいろいろと自分に厳しいストィックなお話をされていて、「自分に厳しい方だな」という印象をもっていました。

でも、今は「ちゃんと自分も思いやってあげたい」と思えるようになったとのこと。

さらに、「最近は、やりたいこと、好きだなと思うこと、自分自身の喜びにもフォーカスするようになってきました」とも。それは、自分を受け止めてくれる周りの人の存在があるからこそだそう。

そして、“今日も楽しいです! ありがとう!”の気持ちで舞台に立てる男役でありたいと思っていらっしゃるそうです。

そういう思いは、入団3年目、当時のトップスター・壮一帆さんの
「自分が楽しまないと、お客様を楽しませることはできないよ」という言葉が発起点だそう

しかしその頃はガチガチに肩の力が入っていて、その言葉の意味すらも理解できなかったそうです。学年が上がってきて、経験を積み重ね、余裕を持つことができるようになってから、壮さんの言葉が最近やっと理解できて、体現できるようになったそうです。

永久輝さんの舞台から、「楽しんで舞台に立っていらっしゃる」と最近感じるようになっていました。
そして「カフェブレイク」やスカイステージの「NOW ON STAGE」や他の番組でも、永久輝さんの笑顔が増えて、その場を楽しんでいる明るさがとても伝わってくるようになりました。

楽しんでいる明るい永久輝さんからは、より華やかなスターとしてのオーラのようなものが発せられるようになり、キラキラと本当に眩しくて華やか!

永久輝さんのスターとしての華は決してギラギラではなく、キラキラ。そのあたり永久輝さんの性格にあるようです。

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「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」

フランクルの『夜と霧』の言葉です。タカラジェンヌから『夜と霧』の言葉が出てくるとは。『凱旋門』に出演した時にこの著書に出会ったそうです。
人間の崇高さと尊厳を記録した名著で、私もこの中の沢山の言葉を心に刻んでいます。

永久輝さんはこの「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」と言う言葉を、ことあるごとに思い出して、辛い時も、苦しい時も、楽しい時も、「この経験は私だけのものなんだ」「この経験が私を作るんだ」と大切にされているそうです。

そして毎日「3年日記」に日記を書いていらっしゃるそう。
同じ日付のページに1年目、2年目、3年目の項目があって、ページを開いてペンをとる時に、その時々に過去の自分を自然に振り返ることができ、内省されているとか。

そして“経験は宝物”だと大切に思われているそうです。その経験の積み重ねの上に、今の永久輝さんがあるのですね。

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「包容力を培うのは人間力だよ」

早霧せいなさんの「(男役としての)包容力を培うのは人間力だよ」という言葉も、「これでいいのかな」と迷った時に思い出すようにしているそうです。

舞台では、内面がそのまま、その人の“今”が正直に表れるので、学年も上がってきた今、内面をちゃんと整えていなくてはならないと思っていらっしゃるそうです。

そして永久輝さんは、周りの人のことを考えすぎてしまうところを短所ととらえていらしたそうですが、人間として、周りを大切にする、寄り添う、思いやることは、男役としての包容力に繋がる長所としてとらえるようになったそうです。発想の転換は大切ですね。

人の事を大切に思う優しい心は、舞台でも自然に伝わってきます。

ずっと同じカンパニーでやっていく仲間との絆。宝塚ならではの温かさを大切にしながら、これからも、私らしく歩いていけたらいいなと締めくくられていました。

先日の『二人だけの戦場』で永久輝さんの演じたクリフォードには、語られていた様々なものが具象化されていたと思います。ビジュアルもまた3拍子揃った実力も備えた素晴らしいスターに成長されています。

永久輝さんは2011年入団の97期生です。星組の『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』で初舞台。
組まわり花組『ファントム』、星組『オーシャンズ11』を経て、
2012年3月、『ドン・カルロス』『Shining Rhythm!』から雪組配属。
別箱『フットルース』(梅田芸術劇場・博多座)、音月さん退団公演『JIN-仁-』『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』。

研2の時は、音月桂さんのトップ時代でした。
「visa」のイメージガールでもあり、宝塚の期待の星だった音月桂さんがトップ4作で早期に退団されるのを目の当たりにされています。

永久輝さんが「visa」のイメージガールに選ばれてから、ファンの目には「スターとしての歩みが停滞している」ように見えましたが、「周りとの“和”を何より大切にする」性格の永久輝さんには、停滞気味のような歩みが逆に良かったのかもしれません。
その間、ご自分の心の調整が上手にできたのだと思います。

男役13年目を迎えて、これから花組“2番手”としての活躍が期待されています。
さらにその先も、待っています。

今、永久輝さんが磨きたいのは自分の内面。そして包容力を培うのは人間力。

さらに内面が充実したスターとして輝いていって欲しいと思います。

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