花組2番手問題どうなる?『フィレンツェに燃える』配役
こんにちは、くららです。
花組の別箱公演について内容が公表されました。
全国ツアーバウホール公演です。

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ブルーレイ発売についても情報出し渋り?

永久輝せあさん主演『冬霞の巴里』のブルーレイ発売の案内が本日ありました。
この公演は、4月2日の千秋楽にライブ配信がされました。

通常は、ライブ配信と同時にブルーレイ収録されます。
そのため、ライブ配信時に「ブルーレイ収録しています」と主演の方からお話があります。

4月3日の『TOP HAT』のライブ中継、配信時には、柚香光くんがそう話されていました。

しかし『冬霞の巴里』の配信時に、永久輝せあさんは何も話されていませんでした。
その時点でブルーレイ化はされないのだなと勝手に思いこみました。

その後、急遽ブルーレイ化が決定したのでしょうか?
本日『TOP HAT』と共に『冬霞の巴里』のブルーレイ発売についての案内があったので、どちらも収録時に決まっていたのではないか?と思います。

何となく「番手ごまかし」の上に流れている「情報公開の出し渋り」を今回も感じてしまいました。

通常、2番手主演の東上作品がブルーレイ化されると認識しているので、3番手のひとこちゃん主演のものがブルーレイ化されると発表されると、反感の声があがってしまうことを心配されたのか?

その声を抑えるために、2週間の時差があったのでしょうか?
今回の2週間の時差は、余計に劇団に対する不信感に繋がっているのでは?と私は感じています。

ブルーレイ化されると、収益に繋がると思いますので、積極的にブルーレイ化されたら良いと思います。
何もその発表に時差を設ける必要は無いでしょう。

花組の番手問題はうやむやのままです。
本日『フィレンツェに燃える』が全国ツアーで上演されることがわかりました。
もうひとつの別箱は帆純まひろさん、一之瀬航季さん主演なので、トップコンビだけでなく、水美舞斗さん、永久輝せあさん、聖乃あすかさんたちは、全国ツアー組だと思います。

しかし『フィレンツェに燃える』は、水美舞斗さんあるいは永久輝せあさん、聖乃あすかさんの役しかないと勝手に感じてしまいました。(主観です)

全国ツアー『フィレンツェに燃える』について

柴田侑宏追悼の特集本「人間が息づく舞台を」─演出家・柴田侑宏が描いた世界─ に、この作品の脚本の抜粋などが掲載されていました。再演が希望されていた作品です。

1975年に雪組で汀夏子さん主演で上演されました。

愛の二面性をテーマに描かれた哀感溢れるミュージカル作品です。
主題歌「愛のエレジー」も歌詞が深くて素晴らしいです。

主要キャスト5人

トップアントニオ兄、品行方正な貴族の青年……汀夏子

2番手レオナルド弟、野性的な熱血漢……順みつき・美里景(東京)

トップ娘役パメラ未亡人・元酒場の歌姫……高宮沙千

娘役2アンジェラアントニオの幼なじみ……沢かをり

オテロパメラの元恋人で憲兵隊将校……麻実れい

あらすじ(ネタバレあり)

バルタザール侯爵の嫡男アントニオ(汀夏子)は、常に家のことを第一に考える品行方正な貴族の青年、一方次男のレオナルド(順みつき)は野性的な熱血漢で、イタリアが直面する国家統一運動に強い関心を示していて、性格も思想も正反対の二人だが、互いを尊敬し強い兄弟愛で結ばれていた。

ある日、バルタザール家に、クレメンティーナ公爵の未亡人パメラ(高宮沙千)が静養に訪れる。元酒場の歌姫で、親子以上に歳の違う公爵の四度目の妻となってたパメラに対して、フィレンツェの貴族社会は冷ややかな態度だった。

アントニオは、パメラの想いの深い瞳に魅せられ、自分を受け入れない貴族社会に敢えて抗戦的な態度を取るパメラを守る為に、彼女と結婚しようと思うようになる。
レオナルドは、パメラの激しい性格を見抜き、兄の純粋な愛情がやがて破滅を招くことを恐れて、パメラに偽りの恋を仕掛け二人の仲を引き離す。

そしてレオナルドは、自分のパメラへの想いに気づき、パメラはアントニオのためにレオナルドに心を預けることにする。

アントニオの幼なじみのアンジェラ(沢かをり)は、傷心のアントニオを優しくいたわり、愛していたことに気づいた。

折から、パメラの元恋人で憲兵隊将校のオテロ(麻実れい)が、クレメンティ―ナ公爵の死に疑問を抱き、ベローナからパメラを追ってフィレンツェにやってくる。

フィレンツェは5月のカーニバルを迎え、その真最中、オテロはパメラを見つけ出し、公爵殺しについて問い詰めるが、ふたりの前にやって来たレオナルドは、決闘の末オテロを刺す。
ところがオテロは倒れ際にパメラを刺して死んでいく。

そして、国家統一のための義勇軍に身を投じるべく、レオナルドは旅立っていく。

柴田先生のドストエフスキーの「白痴」へのアプローチ

柴田先生は、ドストエフスキーの「白痴」の舞台化してみたいという希望を抱いていらしたそうですが、宝塚歌劇の世界観に親和しないだろうと立往生されていたそうです。

だが、「愛の二面性─純粋な神への志向と悪魔的な欲望の相克─を追求したテーマにどうしても執着が残り、世界と人物設定を変えて、このテーマのもとに描いてみることにした」と、この作品を書き下ろした動機をドストエフスキーの「白痴」へのアプローチという視点で説明されていました。

当時の雪組の、汀、順、高宮、沢という好調のキャラクターを得ることができて、この作品への意欲がさらに増されたそうです。

主要キャストについて

主要キャストの四人は、アントニオ、レオナルド、パメラ、アンジェラです。

アントニオとレオナルドの対比
「炎の妖精」と呼ばれていた熱血スターの汀夏子さんが、もの静かでノーブルな貴族の青年アントニオ役という新境地に挑まれました。
そして熱い個性を持った順みつきさんが、無頼漢な弟レオナルド役。

兄弟の鮮やかな対比が、この作品の面白さを際立たせていました。

この作品が現在の花組で上演されると知って、配役がとても気になりました。

アントニオは、間違いなく柚香光さんですね。

「レオナルド」という熱血漢な弟役を誰が演じるのか?
水美舞斗さん、それとも永久輝せあさん?

パメラとアンジェラの対比
パメラを演じた高宮沙千さんは、とても大人っぽい女役さんで、影のある妖艶なヒロインぶりでした。
アンジェラを演じたのは、純娘役の鑑のようだった可憐な沢かをりさん

パメラは星風まどかちゃんが演じて、アンジェラは、若手娘役さんが抜擢されるでしょう。

麻実れいさんが演じていたオテロも重要な役ですが、「主要4役」ではありません。
この役を演じた麻実れいさんは、当時入団5年目(宝塚)、6年目(東京)でした。
この公演の後、『ベルサイユのばら-アンドレとオスカル-』でアンドレ役に抜擢されて、雪組2番手の役を演じられました。

この役は聖乃あすかさんがピッタリかなと思います。

『フィレンツェに燃える』2番手の役はひとつだけ

水美舞斗さんか、永久輝せあさんのどちらかが、2番手のレオナルド役を演じられると思います。

しかし、レオナルドに準ずる役は、オテロでしょうが、水美さん永久輝さんには役不足のように思います。
そのため、お二人ともがこの作品に出演されることは考えにくいです。
ふたりで役替わりする?そんなことしないですよね。

どちらかは、ディナーショーでも出演されるのでしょうか?
それとも組替、異動などあるのでしょうか?

他の配役

バルタザール侯爵……大路三千緒
アンジェラの母シュザンテ伯爵夫人……の三鷹惠子
オテロの現在の恋人マチルド……麗美花
アンジェラに求愛するレナート・パリアーノ伯爵……常花代
アントニオ兄弟の従兄弟ビットリオ……(美里景・鳳城ひろき)
バルタザール家の老執事の息子ロベルト……(上條あきら)
アンジェラの姉ルチア……千花さち代
アンジェラの弟セルジオ……真咲佳子
レオナルドが通う酒場の歌姫マッダレーナ……矢代鴻

柴田先生の作品なので、その他の役も深く描かれています。

公演期間と公演場所

公演期間
2022年10月14日(金)~11月3日(木・祝)
台風のシーズンが過ぎていると良いですね。

公演場所
大阪、神奈川県、長野県、宮城県、愛知県

バウホール『殉情』

先日スカイステージで放送されていたので録画していました。

帆純まひろさん(99期)と一之瀬航季さん(100期)が、「バウ・ワークショップ」ということで、期間を分けて主演されます。主演おめでとうございます。

帆純まひろ主演 10月13日(木)~10月21日(金)
一之瀬航季主演 10月30日(日)~11月7日(月)

『殉情(じゅんじょう)』
-谷崎潤一郎作「春琴抄」より-
監修・脚本/石田 昌也
潤色・演出/竹田 悠一郎

竹田悠一郎先生が、昨年の聖乃あすか主演『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』以来の登板です。

谷崎潤一郎の名作「春琴抄」をミュージカル化した作品です。

1995年と2002年に絵麻緒ゆう主演で上演。星組と雪組。
2008年には今回と同じバウ・ワークショップとして早霧せいなさん蓮水ゆうやさん主演で再演されました。

2008年の配役状況

主役・ヒロインは交替
佐助 早霧 せいな/蓮水 ゆうや
春琴 和音 美桜/すみれ乃 麗
**********
他の役は2公演同一
利太郎 寿 つかさ
しげ 彩苑 ゆき
おきみ 美風 舞良
春松検校 夏 大海
安佐衛門 風莉 じん
石橋教授 八雲 美佳
およし 花露 すみか
千吉 麻音 颯斗

若手の役は交替
マモル 澄輝さやと/凪七 瑠海
お蘭 藤咲えり/純矢 ちとせ
ユリコ 琴羽桜子/天咲 千華

2008年と同じ形で上演されるのでは?と思います。

ヒロイン春琴は、二人抜擢されるでしょう。
全国ツアー『フィレンツェに燃える』は、アンジェラに若手娘役さんが抜擢されると思います。

ということから、秋の別箱公演で、ヒロイン級の役に、娘役さん3人が抜擢されると思います。
花組には、ホープ若手娘役さんが揃っています。

都姫ここさん(104期)
美羽愛さん(104期)
愛蘭みこさん(104期)
星空美咲さん(105期)

誰がどの役に抜擢されるでしょうか?

花組の番手問題は、『フィレンツェに燃える』の全国ツアーが上演される頃には、どうなっているのでしょうか?

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