おもしろ永久輝さん「ビバ!タカラジャンヌ」
こんにちは、くららです。
2日は宝塚大劇場に花組公演を観てきました。新人公演を経て、ますますコメディがのってきていて、楽しかったです。

新公主演をつとめた天城れいんさん演じる三吉は、初日の頃は平身低頭な役づくりでしたが、個性が出て押し出しが強くなっていたのが印象的でした。希波らいとさんの代役です。東京公演から、希波さんが復帰できるのかが、気になっています。

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「ビバ!タカラジャンヌ」永久輝せあさん

今週のゲストは、永久輝せあさん
ラジオからとっても明るい永久輝さんの声が流れてきました。

2枚目の男役を演じると、睨みをきかした三白眼や眉間のしわが魅力的ですが、舞台から離れた公の場では、とっても明るい!
そして飾らない自然体なところに好感がもてます。

先日は、WOWOWの『宝塚プルミエール』花組特集に、柚香光さんと一緒に出演されていました。
「ウボンゴゲーム」に挑戦する時は、このゲームが初めての永久輝さんは、「これぜんぶ?あっなるほど、そういうことか……」などと思わずいろいろと声が出ていました。

そうすると、MCの珠城さんが「ひとこちゃんは、思ったことが全部口に出るタイプね」と。

罰ゲームの風船割の時も、風船を手にしただけで「こわいこわいこわい」。そして割れた時のリアクションも実に素直なかわいい反応でした。

永久輝さんは、素直に自分自身をさらけ出していて、天真爛漫。ラジオを聞きながら、さらにそう思いました。

『鴛鴦歌合戦』の花咲藩のバカ殿(峰沢丹波守)の嫌みの無い突き抜けた明るさは、永久輝さんの素の部分にもリンクしているように感じます。

下記のブログにも書きましたが、“今日も楽しいです! ありがとう!”の気持ちで舞台に立てる男役でありたいと思っていらっしゃるとのこと。

自分に厳しく、ストイックな面をもっていらっしゃいますが、入団3年目、当時のトップスター・壮一帆さんの
自分が楽しまないと、お客様を楽しませることはできないよ」という言葉が発起点で、10年経った研13の今、それが体現できているようです。

テレビやラジオに出演された時も、心を解放して楽しまれていることを感じます。

公演について語られていたこと

鴛鴦歌合戦について

雪組で和物の経験があるけれど、殿役は初めてで新鮮だそう。

「僕は若い殿様♪」と歌っていますが、殿の設定は28歳ぐらい。袴は金色と銀色の2種類を身につけているそうです。

映画の殿は、立ち回りの時に刀を持ってへっぴりごしでうろうろしていたのが印象的だったので、自分もそうするのかなと思っていたら、刀を抜きもしないで、戦いは人に任せてお春ばかり追っかけている。

永久輝さんは「刀を抜いたらすごいんだぞ」という設定に自分で勝手にしていて、みんなにもそう言っているそうです。

殿が骨董好きなのは、逸話や誰が持っていたとかにロマンがあるから。青葉の笛の再現シーンは、殿の趣味に合わせて毎朝のように行われていて、飽きている人も多いけど、殿が喜ぶならとやってくれているという解釈。演者チームは、「劇団丹波守」と小柳先生から呼ばれているそう。

【ここを見て欲しいシーン】
立ち回りは礼三郎さん(柚香)と家臣に全て任せて、お春を追いかけているお芝居を後ろの方でチョロチョロしていて、いろんな所でいろんなことが起きているので注目してもらいたいそう。

途中狂斎の骨董を引き取った荷車が通って、そこにある丸いトラに夢中になるようなお芝居をしているので、是非見てくださいとも話されていたので、注目してみました!

一瞬の出来事で、「えっそこ?」と思ってしまいました。荷車の中の丸いトラは見えませんでした。丸いものが大好きな殿さまにとっては、とても嬉しかったのでしょう。このちょっとズレた感覚の永久輝さんが面白い。

立ち回りに参加できないことを何度も話されたので、実は参加したかったのかなと思ったり。雪組時代は立ち回りのプロでしたから。

雪組出身の永久輝さんは、和物での主演が多くなるかもしれませんね。

GRAND MIRAGE!について

ロマンチックレビューは初めてで嬉しかったそうです。音楽学校で岡田先生の授業が1回あった時から、いつか出たいと憧れていたそうです。

好きなシーンは、どれも好きで、「幸せだなあ頑張りたい」と思うのは、最後の柚香・星風コンビのデュエットダンスでSo in Love」を歌っているところ。このシーンは特別で、流れている空気も神聖だと。大階段の上で息と気持ちを整えて臨む感じだそうです。

「柚香・星風・永久輝」の新トリデンテの魅力を象徴するかのようなシーンです。

前回出演の綺城さんからのメッセージに対して

綺城さんからのメッセージ

今まで離れていた分、こうして突然近くなって、お互い戸惑いがあったのかなぁって思うんですけど、永久輝さんは本当に努力家で、自分に厳しすぎるかなと思うくらい自分に厳しいので、一つ何か言いたいことがあるとすれば、周りにもっと甘えて、頼ってくれてもいいんだよと。私は何があっても、斜め後から見守っていますとお伝えください。

読まれるメッセージのフレーズごとに、永久輝さんは「はぁ」とか「あら」とか「ひゃあ」とか入れていました。

永久輝「嬉しい!そんなふうにみてくれていたのかと思うと。あかりには十分過ぎるほど甘えていまして、わたしがもはや甘えようと思う前に、やってくれちゃうというようなことも多いし」

綺城さんは、ホットサンドメーカーを買って作ることにハマっていて、稽古中はほぼ毎日、永久輝さんのためにホットサンドを焼いてくれていたそうです。

永久輝「かなり心強いですね。何か困った時にふと言える存在でもありますし、とにかく気がきくので、私が「あっ」と思った時と同時かそれより前くらいに、大丈夫?ってフォローしてくれるのがすごいなと思って。舞台も堂々としていて素敵だと思います

最後に綺城さんの舞台姿を誉めているのが、やはり舞台人。永久輝さんは、自分にどうこうより、やはり同期として綺城さんが舞台人として輝いていくことを望んでいらっしゃるのでしょう。

次回出演の天城れいんさんへ

新人公演初主演本当におめでとうございます。
お芝居では絡む機会はないですけど、実は私研7の時に、同じような状況になったことがありまして。新人公演の主演の長の期の時に、代役を何日間かするということで。
その時にものすごく大変だった記憶があるので、あっ同じだとお稽古中に声をかけたんですけど、あまり大変そうに周りに出す子ではないけど、きっとヒシヒシとその大変さを噛みしめながら、慣れないお役と向き合っている姿を袖でも拝見するから、『ガンバレ』と思って見ています。
新人公演が大成功すると良いなと思って、応援しています。

『幕末太陽伝』の初日少し前に、彩風さんが休演することになって、永久輝さんがお芝居、ショーともに彩風さんの代役で、大変そうだったこと覚えています。

全国ツアーに対して

永久輝「『激情』という名作と名高い作品に挑ませていただくのは、身が濃き締まる思いですし、今自分がやっているこのレビューを自分自身が中心となってやるというのが、恐れ多くもありますけれど、やってみないとわからないので、やってみて学ぶこともあるだろうと大きく受け止めて、精一杯努めたいと思っています」

永久輝さんの「大きく受け止めて」と言う言葉を聞いて、突然全国ツアーの主演をつとめることは、大変な思いなのだろうなと思いました。

芝居、ショーともに2番手をつとめたのは、今回の本公演が初めてです。それまでは活躍が敢えて抑えられていた感じでした。

2番手経験値が少ないトップスター

春野寿美礼(77期)
主演1作
「冬物語」(バウ、翌年日本青年館)

2番手1作(東京公演では主演の代役)

朝海ひかる(77期)
主演1作
「アンナ・カレーニナ」(バウ・日本青年館)

2番手1作(厳密に言うとW2番手)

過去にも春野寿美礼さんや朝海ひかるさんのように経験値が少なくても、トップスターとして大活躍された方たちもいらっしゃいます。永久輝さんが特別なわけではありません。

研13までに舞台技術を十分に磨いてこられて、実力面では何も問題ないと思います。ただ真ん中の経験値不足だけです。それは団結力で補えるでしょう。

全国ツアーに凪七瑠海さんが出演されるのも、永久輝さんを助ける意味もあるのでしょうね。

主な配役は発表されましたが、振り分けはまだです。発表が待たれます。

“今日も楽しいです! ありがとう!”の気持ちで舞台に立てる男役でありたいという永久輝さん。

大きな舞台での主演になっても、永久輝さんが明るく楽しんで舞台に立て、観客も楽しく幸せに包まれるような舞台をつくっていって欲しいなと願っています。

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