こんにちは、くららです。
今日は花組『うたかたの恋』『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』の集合日でした。
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花組退団者について
4名の方が退団されます。
華雅りりか(94期)
春矢祐璃(99期)
都姫ここ(104期)
花翔ひかり(105期)
華雅さんと都姫さんは貴重な新人公演のヒロイン経験者。お二人は10期違いですが、同時に退団されると、華やかな花組が寂しくなります。
105期最初の退団者になった花翔さん
105期は、2017年の宝塚音楽学校入学時の40人全員が、現在まで1人も欠けることなく在団されています。
105期生は音楽学校の2年間、無遅刻で完全出席の「特別皆勤賞」表彰者が40人中24人もいらしたとか。105期のキャッチフレーズは「やる気 元気 105期」。
春翔さんが一番最初の退団者になってしまいました。とても綺麗な顔だちの男役さん。今度舞台で探したいと思っています。
105期はまだ研4なので、役がついている人が少ないですが、他の3人の退団者には、良いお役がついていました。
大千秋楽は3月19日です。
3月はお別れの季節、4人の宝塚を飛び立っていかれる方々の最後の宝塚人生が幸せな時でありますように。
新演出の配役
「新たな演出でお届けする2023年版」と公演解説にありますが、配役を見て「新演出」の香りがたぷり漂ってきました。
ミリーはやはり星空美咲さん
・ルドルフ(柚香) ……オーストリア皇太子。
・マリー(星風) ……男爵令嬢。ルドルフに憧れを抱く少女。
・ジャン(水美) ……ルドルフの従兄弟で親友。自由主義者。
・ミリー(星空美咲) ……ジャンの身分違いの恋人
やはりミリー役は、「娘役2」の位置の星空美咲さんでした。もう確固たる位置を築いています。きっとショーでも活躍されることでしょう。
主な配役3人+星風さんの4役の比重は、そのままでしょう。
しかし、その他の役の比重は、前回までの『うたかたの恋』から大きく変わるように感じました。
永久輝さんのフェルディナンド大公について
3番手の永久輝せあさんの役は、フェルディナンド大公です。
2018年の星組の中日劇場公演(紅、綺咲主演)では、極美慎さんが研4で演じていました。
永久輝せあさんが、過去の役の比重のままフェルディナンド大公を演じるとは考えられません。
フェルディナンド大公とは
皇太子ルドルフが、マリーと一緒に心中したため、フェルディナンドの父カール・ルートヴィヒが皇位継承者となり、甥であったフェルディナントがオーストリア帝国オーストリア=ハプスブルク家の皇位継承する予定者とされました。
1914年6月28日のサラエボ事件で、妻のソフィーと共に暗殺されました。
第一次世界大戦勃発の引き金となった事件です。
今回フェルディナンド大公の妻のソフィー・ホテックを、美羽愛さん(104期)が演じます。
過去には無かった新しい役です。
相手役が加わってので、このあたりからフェルディナンド大公の役が膨らむように思っています。
バウワークショップ『絢情』でヒロインとしての存在感を示した美羽愛さん。
永久輝さんとの相性を見るのでしょうか?
美羽愛さんは永久輝さんの相手役候補?
ハプスブルク家はそれまで外国の王女クラスを皇后として迎えるという婚姻政策でヨーロッパ随一の勢力にのし上がってきたため、フェルディナンドが平凡な伯爵令嬢のソフィーと結婚したことは、ハプスブルク家の婚姻としては認められませんでした。ここでも「身分違いの愛」に苦しむ二人がいました。
そのため宮廷の公式行事には出席できませんでした。フェルナンドが妻を公式行事に同行できるのは、陸軍元帥として軍隊の観閲をするときだけでした。
ボスニアでの閲兵式に妻を同行した時に、サラエボ事件が起きてしまったのです。
ルドルフの死以降が描かれる?
前回までの「うたかたの恋」では、ルドルフの死までしか描かれていませんでした。
ルドルフが亡くなったのは、1889年1月30日(30歳没)。フェルディナンドが亡くなったのは、1914年6月28日(50歳没)。
フェルディナンドとソフィーは、1894年にプラハで出会い恋に落ちたと言われています。
ルドルフが生きている時には、フェルディナンドとソフィーは出会っていませんでした。
ソフィー・ホテックが出演するということは、ルドルフの死以降が描かれると言うことでしょう。
ルドルフ(柚香)とジャン(水美)とフェルディナンド(永久輝)の共通点は「身分違いの恋」です。
特にルドルフとフェルディナンドとの繋がりから、新場面が生まれそうな予感がします。
永久輝さんのフェルディナンド大公が、3番手の役に膨らむことは間違いないでしょう。
そしてその相手役のソフィー・ホテック役の美羽愛さんも魅せ場があるのでは?
4番手の聖乃あすかさんはブラットフィッシュ(ルドルフの御者)
ルドルフの御者、馬を扱う作業者(今で言う運転手)です。
過去に大和悠河さん、華形ひかるさん、松風輝さん、如月蓮さんが演じていました。短いながらも出番は多いです。
過去の配役と今回の役
過去の配役(2006年花組、2013年宙組、2018年星組)を記しました。
『「うたかたの恋」の役は少ない』と前にブログで書いていましたが、厳密に言うと「目立つ役が少ない」で、柴田先生の作品なので、役は沢山あります。
今回は「大劇場版」と言うことで、更に新しい役も増えていました。
前回までと役の比重が変わったのかなと思える部分もある、役の付き方のように感じました。
ルドルフ側
フランツ・ヨーゼフ(父親、皇帝)…峰果とわ(夏美よう、 悠未ひろ、十碧れいや)
エリザベート(母親、皇后)…華雅りりか(退) (梨花ますみ、美穂圭子、万里柚美)
ステファニー(ルドルフの妻、皇太子妃)…春妃うらら(舞城のどか、伶美うらら、星蘭ひとみ)
マリー・ヴァレリー(三女。ルドルフの妹)…都姫ここ(退)
ロシェック(ルドルフの老執事)…航琉ひびき(悠真倫、寿つかさ、ひろ香佑)
ラリッシュ伯爵夫人(ルドルフの従姉妹でマリーをルドルフに紹介し応援)…朝葉ことの(初姫さあや、花里まな、七星美妃)
シュラット夫人(皇帝の愛人)…糸月雪羽(聖花まい、桜音れい、きらり杏)
フィリップ皇子……一之瀬航季(白鳥かすが、朝央れん、碧海さりお)
マリー側
ジェシカ(マリーの乳母)…美風舞良(鈴鹿照、鈴奈沙也、澪乃桜季)
ヴェッツェラ男爵夫人(マリーの母親)…凛乃しづか(花純風香、結乃かなり、紫月音寧)
ハンナ・ヴェッツェラ(マリーの姉)…三空凜花(澪乃せいら、綾瀬あきな、華雪りら)
その他の役
フリードリヒ公爵(陸軍大臣)…羽立光来(眉月凰、緒月遠麻、凪七瑠海)
ホヨス伯爵…帆純まひろ(日向燦、星月梨旺、煌えりせ)
劇中劇
支配人……春矢祐璃(退)
劇場係……鏡星珠(106期)
ハムレット(劇中劇)……天城れいん(104期)
オフィーリア(劇中劇)……七彩はづき(107期)
マリンカ(ボヘミアの歌姫。元ロシア貴族)……咲乃深音 (絵莉千晶、純矢ちとせ、夢妃杏瑠)
初演では、歌上手な草笛雅子さんでした。
「花組の歌姫」のひとりは、咲乃深音さんに決定したような印象を持ちました。
新しい役?
クロード……侑輝大弥
『うたかたの恋』(Mayerling)原作者はフランスの作家クロード・アネ(Claude Anet)です。クロードという役名は、たまたま同じなのかな。
劇場係に、鏡星珠さん(104期)のお名前もあります。
月組ポスター
月組『応天の門』のポスターとチラシが公開されました。
月組のポスターも花組に負けていません。どの組も「ポスターを見るだけで観たい!」と 心が叫びそうな程、気合が入っていて魅力が爆発しています。
ポスターの中でも、芝居をしているように見える雰囲気は、さすが芝居の月組だなと思いました。
次から次に魅力的な演目が続いていますね。
明日、いや今日は、いよいよ星組の初日です。
108期の首席で初舞台生ロケットでパワフルに活躍していた茉莉那ふみちゃんが全日程休演のお知らせがありました。お怪我でもされたのでしょうか。
一日もはやく回復されますように。
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