花組『うたかたの恋』ポスターと気になるこれから
こんにちは、くららです。
本日はニュースが多かったですね。
やっと花組のポスターが公開されました。

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花組『うたかたの恋』について

あまりにポスターが公開されるのが遅くて、何かあるの?と思っていましたが、いざ公開されると順当なものでホッとしました。

主な配役

ルドルフ……柚香光
マリー……星風まどか
ジャン……水美舞斗

2番手の水美さんがジャン役でした。
ジャン役は、今まで2番手さんが演じていたので、水美さんで波風たたなくて、良かったです。

過去の配役を辿ってみましたが、ジャン役が破線上に位置していたのは、今回の水美さんが初めてです。

ポスターにも「切手枠」で、水美さん一人だけ掲載されていました。

2022年の本公演のポスターは、3番手、もしくはそれ以上多くのスターさんが、ポスターに「切手枠」を超えて掲載されていましたが、2023年は従来の形に戻るということでしょうか?

大勢のポスターに慣れてきていたので、久しぶりに「切手サイズ」を見て新鮮でした。

主な配役

『うたかたの恋』主な登場人物
・ルドルフ(柚香) ……オーストリア皇太子。
・マリー(星風)  ……男爵令嬢。ルドルフに憧れを抱く少女。

・ジャン(水美)  ……ルドルフの従兄弟で親友。自由主義者。
・ミリー(星空美咲?)  ……ジャンの身分違いの恋人

星空美咲さんが組替するかも?というがあったりしましたが、ポスターにお名前がしっかり掲載されているので、組替は無いようです。

研4でポスターにお名前が掲載されるのは、あまりないことです。
花組の娘役2の位置の有力娘役さんということでしょう。

気になる永久輝せあさんの役は?

『うたかたの恋』は、ルドルフとマリーの愛が中心に描かれるので、他の役が少ないです。
あっても、路線男役さんが格好良く演じる役は少ないです。

2023年版『うたかたの恋』は、柴田先生の脚本の魅力を生かしながら、小柳菜穂子先生の新たな演出になるとのことです。

1年前の同じ宝塚大劇場のお正月公演『今夜、ロマンス劇場で』は、小柳先生の脚本・演出によって見事に宝塚版に生まれ変わっていました。
その時は、ディアナ【月の精霊】(晴音アキ)、大蛇丸(暁千星)たちが新しく加わっていました。

今回小柳先生は、「潤色・演出」なので、脚本を大きく変更されることは無いでしょうが、今まで通りではないとも思います。

【その他配役】
あまり昔のお名前を書いてもわかりづらいので、「2013年の宙組」「2018年の星組」の時に、演じた方のお名前を記しました。

フリードリヒ公爵……官房長官
(緒月遠麻、凪七瑠海) → 永久輝せあ ?

ヨゼフ皇帝……ルドルフの父
(悠未ひろ、十碧れいや) → 聖乃あすか ?

エリザベート皇后……ルドルフの母
(美穂圭子、万里柚美) → 美風舞良 ?

ステファニー……ルドルフの妃
(伶美うらら、星蘭ひとみ) → 美羽愛 ?

本公演は2回だけ後は全国ツアー

1983年麻実れい・遥くららコンビで、本公演として上演されて、翌年中日劇場で上演されました。

1993年に紫苑ゆう・白城あやかコンビで再演される予定でしたが、紫苑さんの怪我のため、宝塚大劇場は麻路さきさんが代役で出演され、東京は紫苑さんで上演されました。

それ以降5回、全国ツアーや中日劇場で上演されました。役が少ないので、別箱公演に向いていたのでしょう。本当に路線男役さんの役が少ないです。

今回初演から40周年」ということで大劇場版としてよみがえります。

小柳先生が、大劇場版として大人数の出演者たちの魅力をいかした舞台をつくられるか?演出をどのように変更されるか?

野口先生の香水をテーマにした荘厳華麗なレヴューショー『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』で、麗しい花組イケメン軍団は大活躍されると思いますが、お芝居の方でも、活躍して欲しいなと思っています。

衝撃のポスターについて

9月27日に公開された「うたかたの恋」先行画像も、それまでの夢夢しいイメージとは違って、柚香ルドルフが、眼光鋭くこちらを睨みつけていることに衝撃を受けました。
軍服も「今までの宝塚の軍服像」と違いました。
新しさをとっても感じて期待でワクワクしました。

そして本日ポスターが公開されたら、その衝撃度たるや!
銃声が鳴った後の「二人だけの世界」のイメージが描かれていると私は感じました。
赤い背景に、白い軍服とドレスの二人がとても映えています。

かつての宝塚のポスターで、2人のこの瞬間をとらえたものがあるでしょうか?
(昨年の『柳生忍法帖』のポスターの舞空瞳ちゃんは、亡骸のように感じましたが。)

しかもお正月公演です。
ストーリーを知らない方には、ポスターの意味するところはわからないと思いますが…。

そしてルドルフの世にあらがうような、恨んでいるようなまなざしが印象的で、このまなざしが小柳先生の新演出を語っているのでしょうか?

もうポスターというより「芸術」の域に達している構図と人物の美しさ。
柚香さんのポスターならではです。
柚香さんの醸し出している色香と奥行きにはいつも特別のものがあります。

チラシの裏面も素敵
裏面の方が、かつて見たことのあるような、宝塚らしい美しい構図です。
こちらがポスターで良かったのでは?と思いましたが、敢えて衝撃的な方をポスターにされているのですね。

ポスターの公開が遅かったのは、死の気配に満ちた世界観の衝撃度が「お正月公演のポスター」にふさわしくないという意見があったりしたから???(勝手な憶測です)

いつもとは違う宝塚のポスターにゾクゾクと心惹かれて、「この公演を観てみたい」と思う方は多いはず。
しかし公演期間が短くて、貸切公演も多いため、チケット難公演となりそうです。

1回でも多く、観ることが出来たら良いなと願っています。

花組の番手問題

本日発売された『歌劇11月号』の表紙は永久輝せあさんです。
現在花組3番手の永久輝さんが、歌劇の表紙を飾られたことから、「来年は2番手かな?」と思っていました。
しかし来年早々の本公演では、永久輝さんは破線以下の配役で、ポスターに切手サイズでの掲載も無し「3番手のまま」のようです。

前回の『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』では、破線上に位置してポスターにもしっかり掲載されていたので、「一歩後戻りしたの?」と感じました。

しかしこれは、2番手の水美さんに花を持たせるためのような気もします。
全国ツアーでも、水美さんはトップスターに並ぶ出番で大活躍されていました。

以前に私が勝手に予測したように、水美さんは新しいステージジャンプアップしていかれるのでは?と思います。

永久輝さんの「歌劇の表紙」が無ければ、花組は年功序列の番手のままいくのかも?とも捉えられますが、華やかな笑顔で歌劇誌の11月号の表紙を飾っている永久輝さんを見ると、スターとして出来上がっているので、来年はさらに活躍の場が広がって、トップスターまでの道を着実に進んでいかれるように思います。

そして観ている側が「大丈夫?」と思うほど、体力の限界に挑戦しながら素晴らしい舞台を魅せてくださっている水美さんにも、さらに期待される道が開かれていくような気がします。

その他のニュース

星組新人公演配役発表

『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』の配役が発表されました。

昨日書いていた研1馳琉輝くんには、蒼舞咲歩さん演じるニコロス役がついていました。スゴイ!
同じく研1珀亜れいくんには、夕陽真輝さん演じるカハ役が。
珀亜れいくんも文化祭で印象に残っています。

今度新人公演のヒロインを演じる藍羽ひよりちゃん(107期)は、本公演でタマラ王女を演じます。
新人公演でそのタマラ王女を演じるのは、美玲ひなちゃん(107期)。本公演では幼少のディミトリを演じます。

新人公演用に、お店屋さんが新しくできるようです。
お菓子屋(都優奈)、肉屋(侑蘭粋)、果物屋(瑛美花れな、星影なな)、香辛料屋(光莉あん)。役をつくって新人公演の出演者の出番を増やしていること、やさしいなと思います。

今年最後の宝塚大劇場の新人公演は、11月29日です。無事に上演できますように。

月組『ELPIDIO』ライブ配信について

鳳月杏さん主演『ELPIDIO(エルピディイオ)』のライブ配信は、KAAT神奈川芸術劇場公演の土曜日の午後です。
この公演の千秋楽は27日の日曜日で、その後梅田のドラマシティで上演されます。
今までは最後の公演の千秋楽近くでライブ配信されていましたが、万が一公演中止になることを配慮して、はやめにライブ配信してくださるようです。

日時:11月26日(土)15:30公演

『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』の出演者

真風さん潤さんの退団公演になる『カジノ・ロワイヤル』には、宙組生全員が出演予定で専科の方の出演は無いようです。
宙組が新体制になるまで、組替は無いようです。

 

花組のポスターの公開が遅れていたため、いろいろと公表が遅れていましたが、本日一気に公開されました。
次は月組『応天の門』のポスターの公開が待たれますね。

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