雪組のファントムは奇跡のすばらしさ

 

望海風斗率いる雪組の『ファントム』は、今までの宝塚の枠を超えたクオリティの至宝のミュージカルでしたね。ファントム観劇後の「凄いモノを体感させてもらった」という満足感は半端ないものがありました。

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雪組のファントムは奇跡の素晴らしさ!

初めて宝塚の「エリザベート」を観た時に、いつもと同じチケット代金で、こんな重厚なミュージカルを観せてもらって有難いと感動し、それ以降も「エリザベート」は私のなかでは宝塚の特別な作品という位置づけでした。しかし今回の雪組の「ファントム」はその私の印象を塗り替えてくれました。演者がそろえば、「ファントム」は「エリザベート」を超える作品になるのだと。

2004年の宙組公演(和央ようか&花總まり)、2006年の花組公演(春野寿美礼&桜乃彩音)、2011年の花組公演(蘭寿とむ&蘭乃はな)と観てきましたが、今回の雪組の望海風斗&真彩希帆 の完成度はレベルが違います。今までトップコンビの歌唱力が、二人とも揃ってハイレベルなことがあったでしょうか。宝塚ではかつてない奇跡のコンビといえるのではないでしょうか。

音楽の天才のだいもんと希帆ちゃんが、音楽の最高峰を目指すストーリーをたどっていくのですから、「歌の先生」「天使の歌声」という設定にものすごく説得力があります。そしてこのコンビは歌唱力のクオリティだけでなく、お芝居にも魂がこもっているので、お芝居の世界への吸引力もすごく、 エリックの心情に共感でき、その後展開されていく悲劇がより深く伝わってきます。

エリック先生の指導があったのかしら?

「凄いものを観せてもらった!」と感動で心が震え続きました。トップコンビが素晴らしいだけでなく、雪組全体が凄い迫力で舞台から迫ってきているように感じました。

歌の雪組ではありませんでしたが、トップ二人が歌えると、ここまで組全体のありようも上昇できるのかと感じました。

望海風斗さんは、劇中のエリックがクリスティーヌの歌唱指導する先生さながらのアドバイスを雪組生にされたのではないでしょうか。

何かの談話の中で だいもんは、クリスティーヌ 役の希帆ちゃんには、歌唱指導の必要が無く、劇冒頭の オペラ座通りで歌いながら楽譜を売る劇中の歌唱指導前をいかに朴訥に歌うかが課題だと仰っていたように思います。

雪組前任トップのちぎみゆコンビのように、だいもんは希帆ちゃんにツンデレっぽく接しているように見せていますが、実際はお互いに尊重し、さらに高めあっているのだと思います。舞台上では二人は寄り添うコンビではなく、同じ位置で高めあう関係であり、舞台をおりると希帆ちゃんは学年差の分一歩下がっています。実力ある二人が互いに研鑽しあう関係も、良いですね。

ファントムライブビューイングでさえチケット難

日曜日は「ファントム」の東京公演の千秋楽で、ライブビューイングがありますが、残念ながら私は先行抽選でさえ当選できませんでした。

ライフビューイングは、チケット難で観劇できなかった人を救済する意味もあると思うのですが、ファントムの人気の高さはすごいです。

東京公演の千秋楽は日曜日なので、映画館でもかきいれ時に館内の客席を宝塚用に沢山開放することも難しいのでしょうね。


ライブビューイング は、直接観劇できないファンへの救済策でもあるので、チケットの申し込み数などから希望者の人数を事前に把握できると思うので、宝塚用に開放される席数が増えて、ライブビューイング難民ができないような措置がはかられるといいですね。今後も「ファントム」ほどの大ヒット作がうまれるかどうかは、わかりませんが。

私は、大劇場で役代わりの2公演を観れたので、ライブビューイングが観れなくても満足することにしました。

次の東急シアターオーブでの『20世紀号に乗って』、だいきほコンビには期待度100%以上ですね。

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今後の雪組について

彩・彩コンビに期待

だい・きほコンビをまだまだ楽しみたいですが、いつかは世代交代の時がやってきます。咲ちゃん(彩風咲奈)は、順調にトップになるでしょう。しかしその時に翔くん(彩凪 翔)の存在は必要不可欠、唯一無二の存在だと思っています。

1期違いの「彩・彩コンビ」、現在はトップコンビの圧倒的な存在感のもと、二人が組むことはあまりありません。でも、咲ちゃんが独り立ちする時には、翔君とにこいちに近いコンビを組んで欲しいと秘かに願っています。

ひとこちゃん(永久輝せあ) について

私が今一番応援しているスターは、ひとこちゃん(永久輝せあ)です。

バウ初単独主演『PRxPRince』のチケットは、友の会で運良くゲットできて、今から一番楽しみにしています。さらに追加をと本日一般前売りにチャレンジしましたが、あまりにはやく売り切れて、ひとこちゃんの人気の程を実感しました。

雪組御曹司として大事に育てられ、必ずトップになると確信しています。組替えはして欲しくないのが本音ですが、より成長するために試練を通らなければならないなら、仕方ありません。

ひとこちゃんの兄貴分のれいこちゃん(月城かなと)も、月組への組替えが大きなステップアップになりましたから。

ひとこちゃんについては、語りたいことがいっぱい。またの機会に、しつこいほど語り尽くしたいです。

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