宝塚ジンクス、伝説は続かない?最近の人事
こんにちは、くららです。
宝塚には、積み重ねの中で「伝説?」「ジンクス?」のようなものができます。伝説もジンクスも厳密にはふさわしくない表現ですが、他の言葉が浮かばないので、否定のものは「宝塚ジンクス」、肯定のものは「宝塚伝説」という言葉を使わせていただきます。

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『中卒の娘役はトップ娘役になれない』ジンクス

先日『中卒の娘役は、トップ娘役になれない』という宝塚ジンクスのことを書きました。
2012年4月23日付で愛希れいかさんが月組トップ娘役に就任されたことで、それは崩れました。

若葉ひろみさん(61期)が1981年に花組トップ娘役に就任されて以降、中卒のトップ娘役は誕生しなかったことから、このジンクスができたようです。
32年ぶりの中卒トップ娘役の誕生でした。

愛希さん以降の中卒トップ娘役

愛加あゆ(91期)
2012年12月25日付で雪組トップ娘役に就任。

花乃まりあ(96期)
2012年11月17日付で花組トップ娘役に就任。

星風まどか(100期)
2017年11月20日付で宙組トップ娘役に就任。

舞空瞳(102期)
2019年10月14日付で星組トップ娘役に就任。

音楽学校に在籍中に、通信制で高校卒業資格を取ることができるようになり、希望者にはその単位の取得授業も用意されていることもあるでしょうか。

中卒のトップスターは、昔から沢山いらっしゃいます。

榛名由梨、安奈淳、大地真央、麻路さき、久世星佳、高嶺ふぶき、轟悠、姿月あさと、湖月わたる、貴城けい、大和悠河、大空ゆうひ。(抜けがあると思います)

2012年以降も明日海りお凰稀かなめ朝夏まなと北翔海莉柚香光彩風咲奈芹香斗亜

最近の方が多いですね。

『男役の首席はトップになれない』ジンクス

同じように、今では信じられませんが、『男役の首席はトップになれない』ジンクスがありました。

破ったのは安蘭けいさん

首席入団のトップスターは汀夏子(50期)さん以来、誕生していませんでした。

安蘭けいさん(77期)が、2006年に星組トップスターに就任して、そのジンクスは終わりました。

汀さんのトップ就任は1972年でした。34年ぶりのことでした。

そのあと2009年に霧矢大夢さん、2011年に蘭寿とむさんがトップスターに就任されました。85期の柚希礼音さんは次席でした。

現在は、雪組トップスターの彩風咲奈さん、星組トップスターの礼真琴さんが首席入団者です。娘役では舞空瞳さん

星組の首席コンビは、最強ですね。

安蘭さんのトップお披露目公演

安蘭さんは、一度はトップスターになれないと諦めていたところに、トップ就任の話が巡ってきたそうです。

安蘭さんの大劇場のお披露目公演は「さくら/シークレットハンター」でした。

初日のご挨拶で、「夢とは見るものではなく、叶えるもの。でもたとえ叶えられなくても、叶えるために努力する道のりが、私は夢だと思っています」と仰って、みなの心に響きました。

この公演が、93期の初舞台生公演でした。93期生と言えば彩風さん、芹香さん。

芹香斗亜さんは、その後安蘭さんトップの星組に配属され、「キキ」という愛称も、安蘭さんが名づけられました。

芹香さんは安蘭さんと同じようにはやくから抜擢されていましたが、トップに就任したのは、同じ研17でした。

スカイステージで『はじまりの時~新生宙組 芹香斗亜~』を見ました。トップになるまで時間がかり、その分努力を続け自分を磨いてこられたことを話されていて、安蘭さんの話に通じるものを感じました。

そしてトップスターになる重みを、より感じました。タカラジェンヌになったからには、皆さん目指していらっしゃるのですね。

話がそれてしまいましたが、「首席入団者とトップスター」に話を戻します。

首席入団者とトップスター

34年間『男役の首席はトップになれない』現象は続いていましたが、安蘭さんの後も次々と首席のトップスターが誕生していきました。

77期 安蘭けい 星組トップ
80期 霧矢大夢 月組トップ
82期 蘭寿とむ 花組トップ

89期以降の首席

89期 凪七瑠海初詣
90期 芽吹幸奈 (初詣愛原実花)
91期 天寿光希初詣
92期 百千糸 (初詣蘭乃はな)
93期 彩風咲奈初詣 雪組トップ
94期 仙名彩世 花組トップ娘役
95期 礼真琴  星組トップ
96期 夢華あみ (初詣紫藤りゅう)
97期 留依蒔世初詣
98期 暁千星 【初詣
99期 美園さくら初詣月組トップ娘役
100期 蘭尚樹 (初詣星風まどか)
101期 鷹翔千空初詣
102期 舞空瞳 【初詣星組トップ娘役
103期 花束ゆめ (初詣夢白あや)
104期 碧音斗和(初詣きよら羽龍)
105期 音彩唯 初詣
106期 華世京 初詣
107期 白綺華
108期 茉莉那ふみ
109期 音綺みあ

首席入団の男役さんを中心にみると、初詣ポスターモデルに選ばれている方が多いですね。

そして106期の華世京さん、首席で、初詣ポスターモデル、さらに文化祭演劇A組の主演でした。

すでに研4で大活躍されています。誰の目にも有力なトップスター候補。10年も待たず、若くしてトップに就任されそうな勢いがあります。

3回続いて男役が初詣モデル

106期  華世京(雪組)  首席

107期  一輝翔琉(月組) 7番(男役1番)

108期 馳琉輝(星組)7番(男役1番)

今まで「初詣モデル」は、娘役さんの方が多かったですが、2021年から男役さんが3回連続選ばれています。

入団成績は3人とも男役では1番です。107期と108期は、首席から6番まで娘役さんだったため。

馳琉輝さんは、昨日の星組「1789」新人公演で、フェルゼン役を演じました。抜擢にこたえた活躍をされていました。

一輝翔琉さんは、月組『応天の門』の新人公演で2番手の役を演じました。研3で大抜擢でしたが、堂々と演じられていました。

男役の中の首席(華世さんは本当の首席)が、注目され、活躍中です。

娘役さんたちは、以前のような早期抜擢があまりありません。研2で新人公演のヒロインを演じても、他にも優秀な娘役さんたちがいらっしゃるので、次に続かず、有望な娘役さんの大渋滞中です。

ちょっと気がはやいですが、109期の初詣ポスターは、首席の音綺みあさん、それとも次席の早瀬まほろさん、それとも他の方でしょうか?あっと言う間に2023年も過ぎているので、12月もそんなに遠く感じません。(私の年齢のせいでしょう)

「娘役の初詣モデルはトップ娘役になる」伝説は?

99期  美園さくら(月組) 首席
100期 星風まどか(花組) 入団3番
102期 舞空瞳(星組)   首席
103期  夢白あや(雪組)  入団4番
104期  きよら羽龍(月組)  入団5番
105期  音彩唯(雪組)    首席

「娘役の初詣モデルはトップ娘役になる」は、30年は続いていませんが、長く続いていました。

現在103期の夢白あやさんまでトップ娘役に就任されていれます。(トップ娘役は赤字にしています)

最近は、優秀な娘役さんが各組に沢山いらっしゃる渋滞状態かつ、比較的上級生がトップ娘役に就任されているので、「初詣娘役トップ就任説」は、100%ではなくなっているかもしれません。

宝塚では同じ現象が長く続くケースが多いですが、いつかはその伝説は途切れていきます。こういうところも宝塚の不思議なところであり、面白いところでもありますね。

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