『青い薔薇の精』『シャルム!』私には傑作!ステージ・ドア放送も
夏休みを終えたら、花組公演の当日券の並びも少しは少なくなるのかもと思っていましたが、さらに人気に拍車がかかっているようで、明日海さんの花組人気はスゴイですね。
今日は2回目の花組観劇予定です。初日から約2週間ぶりになります。
お芝居、ショーともに、素敵に進化し続けているようで、明日海さんを中心として「高み」を目指して炸裂している花組パワーに満たされてきたいと思っています。

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スカイステージで「ステージ・ドア」の放送がある!

スカイステージで、ステージ・ドア『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』が放送されることを知りました。
「ステージ・ドア」は通常は、初日近くに放送されますが、ずいぶんたっての放送は珍しいですね。
初回放送は、9月13日21時からの45分番組です。

ステージ・ドアとは
「ステージ・ドア」は、初日を迎えるまでの様子を、主にステージ・スタッフの証言を軸に追っていくメイキング番組です。
明日海さん退団公演の2作品に対する想いを込めた、創り上げようと取り組む現場の様子と、数々な貴重な証言からなる番組のよう。

下記は、この「ステージ・ドア」の説明文にあったものです。

『青い薔薇の精としての確かな存在感、完成度の高い芝居を創り上げようと緻密に稽古を行い役としての繊細で深い表現への高みをどこまでも目指し続ける明日海りお。』

『明日海の相手役として、ヒロインのシャーロットを演じる華優希は、少女から老婦人まで幅広い年齢層を演じる難しさに挑戦しながらも、明日海をまっすぐに見つめ、ひたむきについていく強さも持っている。

どこかで「明日海さんの退団公演は消化試合のようなもの」と書かれているものを読みましたが、それは舞台を観ていない方が書かれているものだと感じました。
私は初日を観ただけですが、明日海さんの最後の公演にこめる気迫を感じました。
そして今までも決して舞台の上での妥協をゆるされなかったように、今回は退団公演ということで、さらに全力で花組生と誠心誠意取り組まれ、その痕跡を花組に、宝塚に残していこうとされていると思います。
華ちゃんも、初日のお芝居を観た時に、「役者魂」をとても感じました。
妥協をゆるさない明日海さんに十分対峙できる芝居力で、ますます進化した舞台を魅せてくれているように思います。

ANJU先生第11場 Finale 黒燕尾

『シャルム!』は、魅せ場の連続ですが、最後の黒燕尾は特に心が惹きつけられるシーンです。

先日WOWOWの「宝塚プルミエール」で、明日海さんとれいくんの対談で
明日海『ヤンさんの一つひとつの言葉に、みんなが心を動かしていくのが、稽古場の空気がとてもまろやかで…』

柚香『本当にその人が今何を感じているか、何を思っているか、何を大事にしているか、どういう風に向いているか、とかということを、手に取るようにわかってくださっている思いが伝わり、「それ今言ったらあかんよ」というような胸が熱くなる言葉をかけて下さりながら、振りをくださって。すごく大事にあの時間を感じてくださっている』

れいくんが、ヤンさんのことを熱く熱く語っていました。その稽古場風景が放送されるとは。一番見たかった光景です!
『ANJU先生(OG安寿みら)振付の魅力にあふれる、黒燕尾の、第11場 Finale の稽古風景が放送』と書かれていました。
さらに、愛にあふれた聞きごたえたっぷりの貴重なコメントを、ANJU先生が番組に寄せられているようです。

ステージドアの説明文には、
明日海と柚香の間にあるあたたかい信頼関係と寂しさがぬぐえない柚香の涙…。』とありました。
れいくんは、明日海さんのサヨナラ公演では、とても涙腺が弱くなっています。
この番組でも、思いの募った美しい涙をみせてくださるのでしょう。

ステージ・スタッフからは両演出家の植田景子先生稲葉太地先生、作曲の吉田優子先生、のコメントも放送されるようです。

ステージドアを見ると、より作品に対する愛と興味が深まります。
13日の夜放送で、翌日観劇予定なので、私にとって「グットタイミング」な放送です。

『青い薔薇の精』が生み出されるまで

他の所でも、植田景子先生のこの思いが語られていましたが、本日発売の「歌劇9月号」でも先生が語られていました。

植田先生には、2年前の「ハンナのお花屋さん」を創る前から、“青い薔薇の精”という、「宝塚の男役でしかできない、人間ではできない役を、明日海りおで」、という思いを抱いていらしたそうです。2年前は、場所的な都合などから、ポップで現代的な「ハンナのお花屋さん」の制作となりました。
その後、寂しい「ハンナのお花屋さん」ロスの思いの中で、過ぎゆく時の儚さと、でも過ぎてゆくからこそ、その一瞬がかけがえのないものだという気持ちを詩に綴っていらしたそうです。

それがラストで使っている歌の歌詞の一部になっているそうです。
多分「Never Forget You ~あなたを忘れない~」だと思います。
植田先生の歌詞と瓜生明希葉さんの作曲で、とても素晴らしい曲になっています。
そらに明日海さんが圧巻の歌唱力で思いをこめて歌われます。
さらに、素晴らしい舞台装置、美しすぎる明日海さん。一生忘れないよう、心に焼き付けたいラストです。

明日海さんが「歌劇」の座談会の中で
『人と人や、人と自然が支え合って生きることの尊さが描かれているので、時は誰もに平等に、無情に過ぎ去ってしまうものだけれど、その中でも舞台と客席とで境なく共有できる空間を創れるよう、思いっきり心を動かしたい
と仰っていました。

明日海さんは、明日海さんにしかできない繊細な芝居をされる方です。
人間では無い『青い薔薇の精』だからこそ、その繊細さが見事に表現されていると思います。
ショー『シャルム!』は、「男役明日海りお」の集大成といえるショー。

退団公演は良作に恵まれないと言われますが、私は今回の花組公演も前回の星組公演も、「最高の退団公演」と思っています。
いつもより、さらにワクワクして足を運んでいます。特に花組は進化が楽しみ♪

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