こんにちは、くららです。
今日は花組『二人だけの戦場』の初日です。
スチール写真が公開されました。⇒スチール
黒髪の端正な柚香さん、ブロンドの永久輝さん、険しい表情の綺城さん、強い意志をもったロマの踊り子の星風さん。スチールからだけでも作品の雰囲気が漂ってきます。
上演時間は第一幕 1時間15分。幕間 30分。第二幕 1時間10分と約3時間。別箱公演としては長めです。初演では少しフィナーレのようなものがついていました。今回もそうかな?
1994年に上演されて約30年ぶりの再演です。
スポンサーリンク
「NOW ON STAGE」出演者 本日23時~
出演者は柚香光さん、星風まどかさん、永久輝せあさん、綺城ひか理さん、希波らいとさんの5名。()は初演の方。
シンクレア(青年士官)…柚香光(一路真輝)
ライラ(ロマの踊り子)…星風まどか(花總まり)
クリフォード(シンクレアの親友の青年士官)…永久輝せあ(轟悠)
アルヴァ(ライラの兄、過激派の闘志)…希波らいと(和央ようか)
ジョクレア(古参兵グループのボス)…綺城ひか理(矢吹翔、現在ヘアメイクのCIHARUさん)
うたかたに引き続き、希波さんと星風さんは兄妹です。
3年半ぶりの花組、綺城ひか理さん
まず思ったのは、「綺城ひか理さん、花組におかえりなさい」。
2019年8月~11月の明日海りおさん退団公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』に出演後、星組に組替されていました。
永久輝せあさんが花組に組替するタイミングで、入れ替わるように。
仲の良い永久輝さんと綺城さんが、同じ花組生として『二人だけの戦場』で初共演されます。
「スカイレポート」の高峰さんの話では、仲の良い永久輝さんと綺城さんが、お芝居の中では急に喧嘩をし出して、すごく息が合っていて同期だなと感じるとが。
「スカイレポーターズ」として初仕事の、97期の2人と同期の春妃うららさんは、
「綺城は元々花組にいて、3年ちょっとぶりに帰って来て、その間に永久輝が来たので、二人の並びというのが今回初めてで、音楽学校時代を思い出したりしているんですけど」と、嬉しそうに語っていらっしゃいました。
今回は同期の永久輝さんと綺城さんの共演も話題です。
二人の初共演が喧嘩からというのも、なかなかです。
希波らいとさんが長髪
そして「NOW ON STAGE」の出演者の写真で、アルヴァ役の希波らいとさんが、まるで娘役さんのように長髪なことにビックリしました。初演でアルヴァを演じた和央ようかさんも長髪でした。
以前は「ジプシー」と言う言葉が使われていましたが、差別的な意味合いがあるということで、現在は「ロマ」という言葉が使われています。
アルヴァはロマの少数民族の過激派の闘志なので、初演では長髪にバンダナを巻いていたと思います。勇ましい役です。
ロマの人たちは自由で音楽が好きな、生命力にあふれた人たち。
初演では、はじめの方で、アルヴァとライラ(星風まどか)が、情熱的なデュエットダンスを踊っていました。
再演の今回もあるでしょうか?
ライラとアルヴァの父親でロマをまとめている議長のシュトロゼックは、元花組組長の高翔みず希さん。
みんなをまとめる人望が厚い役で、役と人柄がマッチしていて、花組生たちの助けになっていると「スカイレポート」の出演者たちが賞賛されていました。
凛城きらさん
「スカイレポート」には、専科から特出のハウザー大佐役の凛城きらさんが出演されていました。
ハウザー大佐は、柚香さん演じるシンクレアの上司です。
ロマの少数民族の議長のシュトロゼック(高翔)とも親交が深く、理解しあった仲。
暗めの作品ですが、凛城さんはクスッと笑えるおじさんギャグで笑いを誘うシーンもあるそう。
シンクレア(柚香)とクリフォード(永久輝)が新しく赴任してくるところは、ふたりのぎごちなさが面白いそう。
初演でも士官になったばかりのシンクレアとクリフォードの若々しさが印象的でした。
重い題材の作品で舞台も暗めですが、明るいシーンが所々にあったり、クスッと笑えるシーンもあって、決して暗いだけの舞台ではありませんでした。
そして涙なくして見れない、感動のラストになりました。
花組公演も初演を越える素晴らしい作品になっているのではないかと思います。
やはり三人(柚香・星風・永久輝)の比重が重い
ゴールデンウィークということで「歌劇誌」が届きました。正塚先生との対談は柚香さん、星風さん、永久輝さんでした。(まだ発売日が来ていないので、内容は書きません)
理想に燃え、国家と人間との狭間で果敢に立ち向かう青年士官(柚香)の、民族が異なる娘(星風)との許されざる恋と、熱い友情(永久輝)の物語です。そのため三者が重要な役です。
裁判
この物語は、シンクレア(柚香光)の軍事裁判が開廷されているところから始まります。
検事は峰果とわさん、弁護人はクリフォード役の永久輝せあさん。
「タカラヅカニュース」の「スカナビTALK」で、峰果さんが裁判に携わる人たちで裁判所に傍聴に行って、空気感などを味わって来たと話されていました。
そして検事役の峰果さんは、「台詞が多くて大変」とも。
裁判のシーンと、過去のシーンが、ずっといったり来たりするので、検事の峰果さんと弁護人の永久輝さんは台詞の量が多くて、同じようなシーンの繰り返しなので、覚えるのが本当に大変だと思います。
弁護人のクリフォードがストーリーテラー的な役割も担っていました。
『二人だけの戦場』は、正塚晴彦先生の代表作と言ってもよい、「民族問題」や「紛争」などを真っ向から取り扱った、ヒューマニズム溢れる作品です。
この作品も今の時代に再演される意義があるように思います。
初日を観劇してきます。
また帰ってきたら感想を書きたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。
スポンサーリンク