れいまど、まかじゅん雨降って地固まる
こんにちは、くららです。
花組宝塚大劇場公演もあと1週間となりました。(12月13日まで)
12月に入って1日1日時が流れるのが特にはやく感じています。

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花組れいまどコンビについて

れいまどトップコンビ(柚香光・星風まどか)は、とっても近い距離感の仲良しカップルで、公演ごとにふたりの間が更に近くなっていて盛り上がっていますね。
この公演が大劇場トップお披露目公演なのですが、そんな初々しさを飛び越えた最高に息のあったベストカップルです。

しかしこの二人がコンビを組んだのは、今年の8月25日が初日の『哀しみのコルドバ』『Cool Beast!!』からです。
まだ3か月半!しかたっていません!
専科異動・スライドという手法を使って、れいまどコンビを実現た方は天才的なマッチング能力ですね。

宙組まかじゅんコンビについて

もう一組、今年新しくなったコンビとして大人の魅力をふりまいてくれているのは、まかじゅんコンビ(真風涼帆・潤花)。
ふたりは初めての『バロンの末裔』『アクアヴィーテ!!』の全国ツアー中で、12月9日(木)に沖縄で千秋楽を迎えます。

2人が初めて組んだのは、今年4月の別箱公演『Hotel Svizra House』。
東京建物 Brillia HALLでは観客が入って上演できましたが、梅田芸術劇場では、無観客配信だけになってしまいました。
こういうイレギュラーなことも、新しいコンビの関係性を深めるきっかけになったでしょう。

92期と102期の10期差ですが、潤花ちゃんの見た目が落ち着いているのでそれほど年の差カップルには見えません。
潤花ちゃんを掌で転がしながら、大人な真風さんが、メンタル面で楽しくリードしている、ほほえましい師弟コンビだなと感じています。

大劇場トップお披露目公演は、6~9月の『シャーロック・ホームズ』『Délicieux!』でした。
潤花ちゃんはお芝居ではアダルトで少々ミステリアスな雰囲気で、今までなかったヒロインを演じました。
ショーではひたすら笑顔ではつらつと弾けていて、物議を醸したSMシーンもカラっとしていました。

陽のエネルギーに満ちた潤花ちゃんは、身長面でも娘役のタイプとしても宙組が一番ふさわしいなと思ったものでした。

雪組では彩風咲奈さんの許嫁的な位置に見えましたが、それを破棄して大型カップルまかじゅんコンビを実現した方も、天才的なマッチング能力だと思います。
れいまどを計画した方と同じ方なのかな?

2021年も終わろうとしている今、二つのカップルは皆にとっても愛されていますが、ここに至るまで昨年は結構ファンの間では荒れていたこと覚えていらっしゃいますか?

波乱は潤花ちゃんはの組替発表から始まった

2120年3月19日、午後6時
雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の東京での前楽と千秋楽が上演できるかどうか、心配されていた頃に、「潤花、宙組に組替え」と発表されて、ファンはとっても驚きました。

「まだ二人のハネムーン的な全国ツアーを残して、その前にコンビ解消というお知らせはどういうこと?」

『炎のボレロ』『Music Revolution!-New Spirit-』で全国ツアーのヒロインをつとめることになっていたからです。
多くの人たちが、次にトップになる彩風咲奈さんの相手役は潤花ちゃんと思っていたと思います。

当初の異動日は全国ツアー千秋楽の翌日の5月27日付でした。

雪組の前楽と千秋楽は無事に上演されて、潤花ちゃんは、組替のご挨拶をされました。笑顔と目に涙を潤わせた潤花ちゃんは、とっても健気でした。

その後新型コロナの感染状況が悪化して4月7日に「緊急事態宣言」が発令され、
4月9日、宝塚の全公演の中止期間を6月末まで延長すると発表され、稽古も公演もストップして、タカラジェンヌの長い自粛期間となりました。

自粛後、7月から宝塚の公演がリスタートしました。

雪組『炎のボレロ』『Music Revolution!-New Spirit-』は、梅田芸術劇場でのみ8月29日(土)〜9月6日(日)に上演されました。

潤花ちゃんは、その千秋楽翌日9月7日付で宙組へと組替え予定でした。
その時点では宙組での出演演目は決まったいませんでしたが、2020年11月~2021年2月、『アナスタシア』にマリア/オデットで出演されました。

『炎のボレロ』上演中に「雪組次期トップとトップ娘役発表」
その梅田で『炎のボレロ』公演中の9月4日に、「次期トップスター彩風咲奈、トップ娘役は朝月希和」と発表されました。

朝月希和さんが2020年11月16日付で雪組へ組替えすることと同時に
夢白あやさんの2020年9月16日付で雪組へ組替えも。

102期の潤花ちゃん103期の夢白あやさん、有望な娘役さんがかち合わないよう、夢白さんは押し出される形で雪組に組替となりました。

夢白さんは『FLYING SAPA -フライング サパ-』に出演中で、
梅田芸術劇場メインホールでは、2020年8月1日(土)〜8月11日(火)
日生劇場では、2020年9月6日(日)〜9月15日(火)に上演されました。
日生劇場の初日に異動発表があったので、15日の千秋楽でご挨拶をされました。

「宙組トップ娘役就任」は、3月の組替発表の時にすでに決まっていたのだと思います。

しかし宙組は「アナスタシア」の上演を控えていたので、宙組トップコンビに関する発表は何もされませんでした。

雪組に新しくトップ娘役の朝月さんが組替してくるので、潤花ちゃんは雪組を追い出されたというイメージが漂っていて、判官びいきで潤花ちゃんに同情が集まっていました。

星風まどかちゃんの異動発表について

2020年3月に「潤花ちゃんの宙組への組替」が発表された時に、既に「真風・星風」コンビの解消は決まっていたと思います。

しかし星風まどかちゃんの花組組替が発表されたのは、2021年2月15日でした。
約1年後です。
この間、ファンは様々な思いで詮索したり、もやもやしたり、いろいろでした。

小出しに公式発表があって、その発表があるたびに、ファンの間でざわついていました。

1度ですむことを小出しに発表していくことは、ファンの関心をよりひくことと、話題性をねらっているのでしょうね。

星風まどかちゃんの花組に組替までの経緯

2020年8月「2021宝塚スターカレンダー」掲載月発表
・星風まどかちゃん……11月に掲載

2020年11月24日、星風まどかミュージック・サロンの開催発表
・ミュージック・サロン『夢みるMadonna』が東西のホテルで上演されることが発表されました。
同時上演は、真風さん主演の『Hotel Svizra House』、バウ和希そら主演「夢千鳥」。

娘役がミュージック・サロンを開催するのは、退団前が多いです。
「まどかちゃんが退団?」と心配されました。

しかし宙組の次の本公演は、東京宝塚劇場公演が9月中に千秋楽を迎える予想でした。
まどかちゃんは、スターカレンダーの11月に掲載されていたので、その公演で退団されることはないと判断できました。

そして兼ねてから予想されていたスライドが、現実味をおびてきました。

11月30日、星風まどかちゃんと潤花ちゃんの人事発表

宙組に関する公式発表

・星風 まどか・・・2021年2月22日付で専科へ異動

・潤 花・・・2021年2月22日付で次期宙組トップ娘役に就任。

・次期宙組本公演は、新トップコンビ、真風涼帆・潤花の大劇場お披露目公演。初舞台生お披露目公演。
『シャーロック・ホームズ(仮)』作・演出/生田 大和『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
(宝塚大劇場:2021年6月25日(金)~8月2日(月))

星風まどかちゃんは「アナスタシア」東京公演を終えて、専科に異動することが発表されました。
事前にミュージックサロンの発表があったので、「専科異動だったのか」と合点がいきました。

そして次期トップ娘役は潤花ちゃん。
潤花ちゃんの宙組組替からトップ娘役就任が発表されるまで、8か月ありました。

まどかちゃんの「専科」は、「次の公演への出演」までの仮の場であることは、誰にも理解できました。
そして「花組」は、11月16日に華優希ちゃんが退団発表をされていました。(2021年7月4日付)
華優希ちゃんが記者会見でも同期の星風まどかちゃんの話を出していたので、花組にトップ娘役としてスライドするのだろう、とほとんどの宝塚ファンが予測していました。

星風まどかちゃんは、宝塚大劇場の千秋楽に異動のご挨拶をされました。

2021年2月13日
花組の瀬戸かずやさんたちの退団発表と共に、宙組の副組長の美風舞良さんが花組に組替して副組長に就任(5月11日付)することが発表されました。
星風まどかちゃんも一緒に異動だろうと予想される方が多かったです。

2021年2月15日 星風まどかちゃん花組に組替(異動)発表
華優希ちゃんが退団された翌日に、花組に異動してトップ娘役に就任されることが発表されました。

美風舞良さんの発表と星風まどかちゃんの発表が2日ずれていたのも、「みんなの関心集め」だったのでしょうか?

トップ娘役が「専科」へ異動して、再度トップ娘役に就任するのは、2001年の檀れいさん以来20年ぶりの異例の人事でした。

振り返ってみると、コロナ禍で計画どおり物事が進めなかったこともあると思いますが、潤花ちゃんと星風まどかちゃんの人事異動はとってももったいぶって、ファンの関心をグイグイ引きながら長期に渡って行われました。

現在、星風まどかちゃんも、潤花ちゃんも、新しい組に溶け込んで、トップスターさんとの相性も良く、新たな魅力を沢山振りまいて、ファンを楽しませてくださっています。

異動は大成功でしたね。

今後について思うこと

愛月ひかるさんが今年中に退団されることも思ってもいなかったことでした。
とても残念ではありますが、愛ちゃんは2021年に「ロミオとジュリエット」の「死」をはじめとして大活躍をされて様々な爪痕を残して、「幸せです」と去っていかれるようとしています。幸せに退団されていくことがファンにとっても何よりの幸せですね。

現在、愛月ひかるさんが退団された星組は、今後どうなる?とか、宙組は?とか、新境地開拓中の水美舞斗さんは、今後どうなる?とか
ファンが色々な心配をしていますが、宝塚は107年の歴史があって様々なプロフェッショナルなスタッフがいらっしゃるので、一番良いところで進んでいくように感じています。

ファンの関心をひくために、ストレートな組替や人事異動では無いかもしれません。宝塚は人事に関しても勝手に予想してワクワクドキドキするのも醍醐味なので、クリスマスの頃に何か大きな爆弾人事プレゼントがあったりして…。これはあくまでも私の勝手な妄想です。

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