梅芸の『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』初日感想
こんにちは、くららです。
梅芸の『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』初日を観劇してきました。

スポンサーリンク



れい君のおかげで恵方巻が買えた

初日なので、カーテンコールが4回ほどありました。
『連なりで行く?』という瀬戸さんの発案によって、みんなで電車の「しゅっぽしゅっぽ」スタイルで出てきたりも。
ワチャワチャとチームワークの良さが伝わってくる、出たり入ったりのカーテンコールでした。
そんな中、れいちゃんから
今日は節分で、2月2日が節分なのは124年ぶりです!』という話がありました。

私はそんなことは知らないで、明日が節分・巻きずしの日と思っていました。
急遽帰りに「恵方巻」を買うことができました。れいちゃん、教えてくれてありがとう。

昨日の「メモリアルブック」と言い、舞台上のタカラジェンヌから教えてもらって、買い物をすることが続いています。

最高のコメディ&ミュージカル

『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』の東京公演での大評判は聞いていましたが、観劇してみると、想像以上に楽しすぎて、内容が充実していて、そして心がとっても満たされて、「HAPPY」な高揚感は今なお続いています。

笑い上戸の私は、声を出さないで笑うことに必死でしたが、時に笑い声がおさえきれませんでした。笑いジワが深まったかも。

登場人物たちがみんな魅力的で、コメディのテンポが良くて、さらにガーシュウィンの名曲が散りばめられていて、素敵なダンスシーンもたくさんあって、最高のミュージカルでした。

マシュー・ブロデリック、ケリー・オハラたちの豪華キャストのブロードウェイ版を映像で見ましたが、断然「宝塚版」の方が適役だったと思います。
お腹の出たマシュー・ブロデリックが演じるプレイボーイより、柚香光くん演じるプレイボーイの方が、100倍説得力があります。
そして舞台装置や衣装をはじめとして、ファッショナブルで宝塚らしい華やかさがあって、素敵にショーアップされていました。

原田諒先生のブロードウェイ・ミュージカルの宝塚風の潤色・演出は、本当に素晴らしいと思います。
2年前の「今や幻」となっている「20世紀号に乗って」も素晴らしかったですが、さらに今回のものは軽々とそれを越え、宝塚歌劇バージョンとして最高の仕上がりのように思いました。

今回、東京国際フォーラムで10日間、梅田芸術劇場で7日間の上演ですが、それで終わりではあまりにモッタイナイと思います。
再演もしくは、「ミー&マイガール」のように、宝塚の定番作品になっても良いような気がします。

出演者について

ジミー……柚香 光

東京公演の方のプログラムの表紙は、眉を動かした崩れた表情でしたが、イケメンはどんな表情をしても「イケメン」であると証明してくれました。
苦労知らずの軟弱なダメ男ぶりが、とても板についていました。
しかし華ちゃん演じるビリーに対しては、優柔不断さは残っているものの、次第に誠実な男に変化していって、そのありさまがよく伝わってきて、魅力的でした。
歌も得意な音域に絞ったら、全く問題なく聞かせてくれていました。

何といっても軽やかなダンスが素敵!タップをはじめ随所にダンスシーンがあり、みんなでダンスの「ダンスの花組」の見どころが沢山でした。

ビリー……華 優希

ボーイッシュな役も良く似合っていて、どんな格好をしていても、ヒロインとして光っていました。コメディのセンスも。
華ちゃんの歌が格段に上達していました。タップも軽やかに踏み、ダンスもステキでした。体がとても柔らかくなったように感じます。

ずっと努力を続けていて、今その成果があらわれるようになって、とても伸び幅があって、さらにもっともっ伸びていく感じがします。
そして柚香礼くんと息ぴったりで、阿吽の呼吸のお芝居ができるのは、華ちゃんしかいないと思います。
退団されてしまうこと、本当に惜しまれます。

2月8日に発売される「ルサンク」の表紙は、印象的なシーンの「れいはな」ふたり写りのようです。
華優希が「貴重な娘役さん」であることは、退団後にさらに気づかれるような気がします。残念です。

アイリーン……永久輝 せあ

噂に聞いていましたが、ゴージャスでセクシーな美女で、声も女性そのもの、ソプラノの歌声が心地よかったです。
全くおかま感がありません。(男役が演じている違和感のことです)

ひとこちゃんは、「マリリン・モンロー」をイメージして演じているとか。その雰囲気出せていました。
しかし「自称世界一のモダンダンサー」で、謎の動きが想像以上に面白い、振り切った見事なコメディエンヌでした。
一挙手一投足面白くて、突き抜けたコメディーセンスが抜群。ドカン、ドカンと笑いをとっていました。

今回振り切った演技で、殻を破って「自信」がついたのでは。
今度男役にもどった「永久輝せあ」は、ふた周りほど大きくなっているような気がします。

クッキー……瀬戸 かずや

「花組の兄貴」風の抜群の存在感で、全体を締めていました。
憎めない人柄がにじんでいました。

5組のカップルが誕生するのが、とっても意外で面白かったです。脚本が本当に面白い!
そして「フィナーレ」も、おしゃれで華やかでステキでした。

本日舞台写真が発売されましたが、見どころのシーンが勢ぞろい。
→ 舞台写真
この写真を見ると、ネタバレしますね。

「千秋楽まで油断することなく、一丸となって務めてまいります。」とれいくんがご挨拶されていました。
1週間という短い公演ですが、千秋楽まで無事に走り抜けていくことができますように。
2月6日には、ライブ中継と、ライブ配信があります。
配信で見ようと思っています。
家にいながらして、素敵なミュージカルが楽しめるのは、本当に有難いですね。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとバナーをクリックしていただけると嬉しいです♪
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
いつも応援してくださってありがとうございます。

twitter


スポンサーリンク