怖いものは無い今の花組「ダンスオリンピア」
こんにちは、くららです。
昨日のスカイステージのニュースでは、花組の柚香光くんが「おうちでタカラヅカ」のコーナーで
「花組はこのたびの公演中止により、宝塚大劇場では新体制のお披露目できていないのですが、今年の1月に東京国際フォーラムで出演させていただきました花組公演「ダンスオリンピア」のブルーレィが4月16日に発売されました!」
とにっこり語りかけながら、横の「DANCE OLYMPIA」のブルーレイをおススメしてくれました。

この「DANCE OLYMPIA」のブルーレイこそ、今私の「おうちでタカラヅカ」での一番のお気に入りです!

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本格的なダンスが圧巻の「DANCE OLYMPIA」

1月に実際に2回観劇した時に、あまりのダンスのクオリティの高さと出演者たちの頑張りに大感動しました。
ブルーレイでは、「生の気迫」は薄れますが、充分すぎる感動が味わえます。時間があると見続けています。

「このダンスオリンピアの公演では、和太鼓、カポエイラ、そしてフラメンコ等々沢山の初めての挑戦をさせていただきました。思い出深いナンバーが沢山あるんですけど、その中で特に皆さんにご覧いただきたいと思うのがフラメンコの場面です。演出の稲葉先生と振付けの佐藤先生がフラメンコ風では無く、本場のフラメンコをと情熱をもって構成してくださいました。人間が躍ると言うルーツを感じるような、人々の感情に踊りが寄り添うような素敵なナンバーとなっておりますので、皆様ぜひご覧になって下さい。」
とれい君が話していました。

れい君の語る言葉に「トップスターとしての自信」を感じました。
それは、トップスターに課せられたあまりに大きすぎる「DANCE OLYMPIA」という試練の山を乗り越えた自信です!

「フラメンコ風では無く、本場のフラメンコ」という試練

本当に「フラメンコ」は、息をのむ圧巻の素晴らしさでした。
フラメンコの振付の佐藤浩希氏が、専門家のご自分でさえ踊るのが大変な振付をそのまま振り付け、見事に踊り切ってくれたと、大賛辞を送られていたほどでした。
そしてみんなで奏でる伴奏や掛け声まで本格的でした。

このフラメンコを踊りこなすまでに、どれだけお稽古を重ねられたことでしょう。自分との戦いがあったでしょうか。
舞台上で長時間披露することに、どれだけ体力と気力と集中力が必要だったことでしょう。

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新ジャンル挑戦への試練

「戦場のような稽古場だった」と初日の挨拶でれい君が語っていました。
短い稽古期間に様々なジャンルのものをこなして素晴らしいナンバーとして披露するまでには、とてつもない苦労の連続だったと思います。
迫真の和太鼓もありました。れい君だけは、後方の大太鼓と他の太鼓にも挑戦していました。
「和太鼓」ひとつに挑戦するだけでも大変なのに、その他諸々のジャンルのダンスにも挑戦していて、挑戦しても挑戦しても終わりの見えない、「戦場のような稽古場だった」という言葉に大変さが集約されていると思いました。

2本物のショーという体力的な限界に挑む試練

通常の2本物の本公演でさえ、1時間足らずのショーの体力的な負担は相当のものだと聞きます。
それが「ダンスオリンピア」では、1部も2部もショーで、1部のお芝居仕立てのショーでさえ、ヒップホップをはじめ、ダンスを踊り続けていました。
そして2部は様々なダンスの連続です。

1回の公演での体力的な消耗は、通常の大劇場公演の2回分以上どころでは無いでしょう。
1月7日から22日までの公演期間でしたが、2回公演の日の方が多かったので、どれだけ大変だったかと思います。

先週永久輝せあくんが『ビバ!タカラジェンヌ』に出演した時に「ダンスオリンピア」の大変さについて語っていました。
司会の小山乃里子さんが「大劇場で『ダンスオリンピア』やって欲しいなと思っているんだけれども。」と仰ると

『難しいですね。フラメンコや太鼓の場面は緊張感がとても必要で、ちょっと邪念が入るとステップを間違ったり、リズムが狂ったりするので、スゴイ緊迫感の中やっていました。あの回数以上できない。大劇場公演分は集中力が持たないのではないかと思います。』と。
体力の消耗だけでなく、緊張感も大変なのですね。

トップスターとしての試練

柚香光くんの大変すぎる公演の真ん中で、新トップスターとして重責をになうことは、人生初めての大きな試練だったのでは無いかと思います。

見事に新トップスターとしてその試練を乗り越えて、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

「トップスターというのは、ここまで高い試練を乗り越えなければならないのか?」と思うほどでした。

その試練を乗り越えた達成感が、現在の柚香光くんのトップスターとしての自信に繋がっていると思います。
試練が大きければ大きいほど自信に繋がるなら、「ダンスオリンピア」プロジェクトは大成功でしたね。

これほどダンスを前面に押し出した素晴らしい公演を私は見たことはありませんでした。
そして花組生たちは、柚香光くんを中心として、生き生きとそれぞれが輝いていました。
試練の中で結束した連帯感が、素晴らしい実を結んだのでしょう。
同期として活躍している水美舞斗くんの存在感も大きいと思います。
マイティのスターとしての輝きもさらに増しています。
その花組にひとこちゃんも加わって、花組の輝いていく可能性は無限大だと思います!

柚香光くんを中心とする新生花組は、トップお披露目大劇場公演を前にして「待った」がかかっていますが、プレお披露目公演が無事に終わっているので、心の余裕があるのではないかと思います。
「ダンスオリンピア」の披露前に待ったがかかっていたら、とても複雑な心境だったでしょうが、大きな山を乗り越えた後なので、怖いものは無いのではないでしょうか。(私の勝手な思い込みだったら、ごめんなさい)

「Welcome to twenty twenty Dance Dance Dance」という主題歌が、初めて聞いた時からお気に入りで、ブルーレイで「ダンスオリンピア」三昧な今は、ついつい口ずさんでいます。

「今はコンテンツを通じてのみの触れ合いとなっておりますが、また、皆様と劇場でお会いできる日を、楽しみにしております」
とれいちゃんが「おうちでタカラヅカ」のコーナーの最後に語っていました。
ブルーレイを見るだけでも、「触れ合い」と言ってくれる、れい君の言葉のセンスが素敵です。
はやく花組と劇場で会えますように!

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