可愛らしい死神.大分コメディ『DEATH TAKES A HOLIDAY』月城さんの話等
こんにちは、くららです。
昨日は嬉しいお知らせがありました。
月組 東急シアターオーブ公演『DEATH TAKES A HOLIDAY』のライブ中継・ライブ配信が、6月24日(土)16:00~とのこと。

先日は『DEATH TAKES A HOLIDAY』の意外な配役が発表されてビックリしましたね。
月組の「スカナビTALK」で、桃歌雪さんも下記のように仰っていました。
みちるさんが今回おばあさん役をされていて、新しいみちるさんを見れると思います」
おだちん(風間)が初のお父さん役ということで、さちかさんとご夫婦で、おもしろいですよ」

芝居巧者のお二人だから、大いに作品を盛り上げて楽しませてくださるように思っています。

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『DEATH TAKES A HOLIDAY』の配役

死神&ニコライ・サーキ(ロシア貴族)
→ 月城かなと

グラツィア・ランベルティ(死神と恋に堕ちる令嬢)
→ 海乃美月

ヴィットリオ・ランベルティ公爵(海乃の父親)
→ 風間柚乃 
今から4年前、轟悠さん主演の『チェ・ゲバラ』で、29期の学年差がある風間さんは、ゲバラの朋友で2歳年上のカストロを骨太な重厚な演技で好演されました。
その時に轟さんが「絶対研6じゃなくて研16ぐらいじゃないかな」と仰る程の落ち着いた演技でした。お父さん役は、演技派の風間さんの腕の見せ所でしょう。そしてランベルティ公爵のナンバーも沢山あるようです。

ステファニー公爵夫人(海乃の母親)
→ 白雪さち花 風間さんと夫婦です。

エヴァンジェリーナ・ディ・サン・ダニエッリ公爵夫人(海乃の祖母)
→ 彩みちる

きっとチャーミングなおばあちゃまだと思います。英真さんは元恋人。

ダリオ・アルビオーネ男爵(彩の元恋人)
→ 英真なおき
サーキ伯爵に「人生最大の喜びは恋である」と教える恋の指南役。

コラード・ダニエッリ(海乃の婚約者)
→ 蓮つかさ
死神に恋したグラツィア(海乃)に婚約破棄されてしまう。

アリス・ランベルティ(海乃の兄・ロベルトの未亡人)
→ 白河りり
ニコライ(死神、月城)に惹かれ、ダンスに誘ったりするものの、ニコライの目を見て恐れをなして逃げ出してしまう。

エリック・フェントン少佐 (海乃の兄・ロベルトの親友)
→ 夢奈瑠音

エリック・フェントン少佐(夢奈の妹)
→ きよら羽龍
密かに、コラード(蓮)に恋をしている。

フィデレ(使用人。たまたま死神の会話を聞いて、邸の中の死神を怖がる)
→ 佳城葵 佳城さんの持ち味がいかされた軽妙な役になりそうです。

ヤングエリック(夢奈の若かりし頃?)…爽悠季(103期)
ヤングロベルト(今は亡き海乃の兄の若かりし頃?)…七城雅(105期)

大分コメディな作品・『グランドホテル』のような壮大な音楽

「スカナビTALK」で桃歌さんが語られていました。

「死って聞くと『エリザベート』とかそういう風に思われると思うんですけど、大分コメディな作品でして、曲も『ファントム』とか『グランドホテル』を作曲されたモーリーさんの作品なんですけど、とにかく曲が素晴らしくて何重奏にもなっているんですよ。本当に『グランドホテル』を思い出しますよ」

「振付はまだなんですけど、どんなナンバーになるのか楽しみです」

「タップがあるんです。原作には無い場面なのですけど、パリのシーンをあらわすにあたって、タップの場面が新しく増えるんです。タップなんて文化祭以来、私以下でなんです。『長』で頑張ります」

「時代としては1920年代です」

原作には無い「パリのタップのシーン」を生田先生が追加されているのですね。
1920年代の時代をあらわす華やかなシーンになのでしょうか。

そしてヤングエリック、ヤングロベルトが出てくる回想シーンのようなものも、原作には無かったと思います。

間もなく時間切れする「シンデレラ」のような死神との恋も、とってもロマンチックなイメージです。

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月城かなとさんが『ミュージカル』誌で語られていたこと

最新の『ミュージカル』誌に、月城さんの『DEATH TAKES A HOLIDAY』についてのインタビューが載っていました。印象に残ったことを少しだけご紹介します。

人間ではない役を演じてみたかった

「死神が休日を過ごす」ストーリーが興味深く、人間ではない役を演じてみたいという気持ちがあったので、この作品を出来ることが嬉しかったそうです。

人間ではないということは、未知の存在であり、どこか怖ろしく抗えない存在でもって、そういうところに惹かれるそうです。

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人間味あふれる可愛らしい死神

ポスターを見た時に「月城さんが可愛い」と感じましたが、この作品での「死神」は、私たちが一般的に抱くイメージとは、ちょっと違うようです。月城さんご自身が人間味あふれる可愛い死神と感じられたそうです。

2役で登場

ポスターは、ニコライ・サーキの姿ですが、サーキの姿ではなく「死神」として登場するシーンもあるそうです。その姿はいったいどういうものか、興味津々です。

その2役の違いを意識して、佇いの違いなどこだわって、演じたいと思っていらっしゃるそうです。

更にこだわりたいのは眼差しの力。人間の姿をしていても、眼差しの力は死神。月城さんがどのように魅せてくださるのか、楽しみです。

壮大なナンバーと芝居もたっぷり、コメディ要素も

壮大な22曲のすばらしいナンバーがあると前評判で聞きましたが、ナンバーだけで展開していくミュージカルではなく、台詞もかなりあり、お芝居もしっかり作り込んでいきたいと思っていらっしゃるそう。

そして桃歌さんも仰っていたように、クスッと笑ってしまうような、コメディ要素もかなりあるとか。

死神にとって初めての人間界なので、何事にも新鮮に反応してしまったり。

ランベルティ家の人たちに死神であることを隠したり。

登場人物もバラエティ豊かな楽しい人たちのようです。

とても壮大なナンバーの数々、心の微妙な動きまで表現されていて、お芝居と歌詞をしっかり音楽にのせて大事に歌っていきたいと語っていらっしゃいました。

生田先生の作品は初めて

意外にも月城さんは、生田先生の作品に出演されるのは初めてとのこと。

インタビューは、お稽古前のようでしたが、すでに生田先生がこの作品について熱く語って下さったそうです。
作品の中で描かれるテーマがすごくピュアで、そこが素敵だなと月城さんは思っていらっしゃるとのこと。
生田先生の作品の長所をとても的確に表現されていると思いました。

月城さん率いる月組と生田先生で、とってもロマンティックな宝塚らしい作品に仕上がりそうで、楽しみ度が増しました。

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『DEATH TAKES A HOLIDAY』ライブ中継・配信について

2011年8月、アルバート・カゼーラの戯曲にモーリー・イエストンが作詞・作曲を手掛けてミュージカル化され、オフ・ブロードウェイで上演されたものです。
12年前の作品なので、権利関係が厳しくないのでしょう。

1991年に制作されたモーリー・イエストン氏作詞作曲の『ファントム』は、2004年に宝塚の宙組で初めて上演されました。
2018年に雪組 望海風斗・真彩希帆で再演されました。その時は、モーリー・イエストン氏が雪組の稽古場にお越しになって、インタビューにこたえていらっしゃいました。

桃歌さんが『グランドホテル』みたいと仰っていましたが、『グランドホテル』の追加作曲・作詞もモーリー・イェストン氏が担当されていました。

宝塚の作品はモーリー・イェストン氏とご縁があるようです。いつか『タイタニック』も宝塚で上演されたらおもしろいかもしれません。

この公演のライブ中継、ライブ配信について、下記のようにブログに書いていました。

トップスターの主演作品は、映画館でのライブ中継、ライブ配信がされるので、そのことを前提に作品が選ばれているような気がします。その収益額は多分大きいと思うので、敢えて収益が見込めない作品を選ばれることはないと思うのです。引用「宝塚ブログ くららのビバ宝塚!」

そうすると、「そんなこと勝手に書かない方が良いですよ」とご意見を頂いていました。作品によると思いますが、「ライブ中継・ライブ配信」が当たり前になってきているので、多分このような捉え方で良いのだと思います。

遠征も計画していますが、ライブ中継・ライブ配信があって本当に良かったです。

通常、別箱の「ライブ中継・ライブ配信」についての公表は遅めでした。
今回は一般前売が5月14日(土)で、「ライブ中継・ライブ配信」のお知らせが5月20日(土)でした。1ヶ月以上前に公表して下さったのは、スケジュールの調整がしやすくて有難いですね。

星組の『1789』も楽しみですが、月組の『DEATH TAKES A HOLIDAY』も同じくらい楽しみにしています。

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