こんにちは、くららです。
月組の二つの公演について発表されました。
トップコンビ主演の全国ツアーと鳳月杏さん主演の東上公演です。
スカイステージ20周年記念の諸々から宝塚の人事のシビアさを感じたところで、鳳月杏さん主演の東上公演が公表されて、ちょっと戸惑ってしまいました。
素直に喜んでよいのか、ちょっと心を備えなければならないのか？
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上級生２番手の東上公演について
愛月ひかるさんについて
東上主演公演(2回)
・2018年「不滅の棘」（ドラマシティ・日本青年館）再演作
宙組生時代
・2021年「マノン」（バウホール・KAAT神奈川芸術劇場）再演作
星組２番手時代
この公演の後の『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』で退団。
２番手時代(３作)
・2020年『眩耀の谷』『Ray』
２番手羽根
・2021年『ロミオとジュリエット』
1本もののため羽根なし
・2021年『柳生忍法帖』『モアー・ダンディズム!』退団公演
２番手羽根
サヨナラショー
瀬戸かずやさんについて
東上主演公演(1回)
・2020年の「マスカレード・ホテル」（ドラマシティ・日本青年館）新作
花組２番手時代(本公演前)
２番手時代(２作)
・2020年『はいからさんが通る』
1本もののため羽根なし
・2021年『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』退団公演
２番手羽根
サヨナラショー(華優希さんと共に)
美弥るりかさんについて
東上主演公演(1.5回)
・2014年「THE KINGDOM」（日本青年館・ドラマシティ公演）ダブル主演(凪七瑠海さんと)
・2017年「瑠璃色の刻」（ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター）新作
月組２番手時代
・2019年「Anna Karenina」で(バウホールとライブ中継)再演作
映画館でのライブ中継は、トップスターが出演されているものしか行われませんが、美弥るりかさんの場合はありました。東上できなかったための配慮もあったのかなと思います。
この公演の後の本公演で退団
２番手時代(５作)
・2017年『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲（ロンド）』
２番手羽根
・2017年『All for One』
1本もののため羽根なし
・2018年『カンパニー』 『BADDY』
２番手羽根
・2018年『エリザベート』
1本もののため羽根なし
・2019年『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』 退団公演
２番手羽根
サヨナラショー
鳳月杏さんの今まで
東上主演公演
・2020年の「出島小宇宙戦争」（ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL）
月組3番手時代
コロナによって、東京公演の途中から休演
・2022年『ELPIDIO（エルピディイオ）』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ)新作
月組２番手時代
２番手時代
・2022年『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』
２番手羽根
・2022年『グレート・ギャツビー』
1本もののため、多分羽根無しでしょう。
・2023年以降、未定
上級生２番手の退団者(愛月さん、瀬戸さん、美弥さん)は、２番手時代に東上主演公演を１回務められていました。
今度の鳳月さんの『ELPIDIO（エルピディイオ）』は、その１回にカウントされるでしょう。
東上公演の東京の会場の違い
『ELPIDIO（エルピディイオ）』の東京の会場はKAAT神奈川芸術劇場です。
コロナ禍以降、トップスター以外の東京での会場は、３つに分かれています。
2022年
鳳月杏主演『ELPIDIO（エルピディイオ）』……KAAT神奈川芸術劇場
和希そら主演『心中・恋の大和路』……日本青年館ホール
桜木みなと主演『カルト・ワイン』……東京建物 Brillia HALL
暁千星主演『ブエノスアイレスの風』……日本青年館ホール：
永久輝せあ主演『冬霞（ふゆがすみ）の巴里』……東京建物 Brillia HALL
瀬央ゆりあ主演『ザ・ジェントル・ライアー』……KAAT神奈川芸術劇場
2021年
芹香斗亜主演『プロミセス、プロミセス』……東京建物 Brillia HALL
水美舞斗主演『銀ちゃんの恋』……KAAT神奈川芸術劇場
愛月ひかる主演『マノン』……KAAT神奈川芸術劇場
朝美絢主演『ほんものの魔法使』……KAAT神奈川芸術劇場
コロナ禍で、敢えて東京都での上演を避けて神奈川県で上演した理由もあるかもしれませんが、トップスター前提とそうでないスターとの違いが、会場に反映しているのかな？と思えるところもあります。
(様々な理由もあると思うので、一律というわけではありません)
学年について
鳳月さんは、92期生で現在研17です。中学卒で入学・入団されているので、同期の中では一番お若いです。
過去のデータで、トップスター就任の最高学年は研18です。
月組のトップスターの月城かなとさんは、数年間はトップを続けられると思います。
もし、はやくて２年後に鳳月さんがトップスターに就任されるとしても、研19です。
今までの研18という記録を、研19に塗り替えることになります。
さらに鳳月さんがトップスターに就任されると、新人公演の主演を経験されていないことでも異例になります。(朝海ひかるさんの例はありますが)
今度東上主演をされることになって、鳳月さんのトップ待望論があるようですが、現実的では無いように私は感じました。(あくまでも私の主観です)
鳳月さんは、今の月組に無くてはならない方なので、まだまだ活躍される姿を見せていただきたいと思っています。
月組全国ツアーについて
| 『ブラック・ジャック 危険な賭け』 ─手塚治虫原作「ブラック・ジャック」より─ 作・演出／正塚 晴彦 『FULL SWING!』作・演出／三木 章雄
|
『ブラック・ジャック 危険な賭け』について
『ブラック・ジャック 危険な賭け』は、安寿ミラさん主演の方のものです。
(2013年の未涼亜希さん主演は『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』でした)
宝塚市立手塚治虫記念館開館記念公演として、1994年にショー『火の鳥』ともに手塚治虫氏の原作が上演されました。第80期生（千ほさち・霧矢大夢・彩吹真央）の初舞台公演でもありました。
この東京公演時には、安寿さんや多くのメンバーがロンドン公演出演で不在のため、配役が大幅に変更されました。真矢みきさんがブラック・ジャックでした。
今回は、「ブラック・ジャック」連載開始50周年のメモリアルイヤーとして、月組全国ツアーで再演されるようです。
ブラック・ジャックとピノコが登場する以外は、ストーリーや登場人物は、すべて正塚先生のオリジナルでした。
ブラック・ジャックの顔の特徴は、大きな傷と色の違う肌
小さい頃、事故に合って死にかけ、皮膚の移植手術を受けたため、顔には大きな傷と皮膚の色が違う部分があります。
美しい月城さんのお顔が、こうなってしまうのですね。
人に対して態度が冷酷なのも特徴です。そしていつも黒いマント姿。
無免許ながら神業の腕を持つ天才外科医のブラック・ジャックを、月城さんがどのように格好良く演じられるのか？
今までと違うれいこさんに出会えそう。楽しみです。
ショー『FULL SWING!』について
お正月公演の『FULL SWING!』を全国ツアーで上演するとは、思ってもいませんでした。
鳳月杏さんと暁千星さんがいないので、組替してきた彩海せらくんをはじめとして、若手の人たちに活躍の場がたくさんできるでしょう。
「ブエノスアイレスの風」でも、107期の一輝翔琉くんがダンスで目立つ活躍をしていました。抜擢されて活躍されるような気がします。
ダンサーの彩音星凪くんにも頑張って欲しいです。
108期の雅耀くんが、月組に配属されました。
研1で全国ツアーに出演するのは難しいでしょうか？
オデッセイくんの活躍もはやく観てみたいです。
本公演の時とはガラッと変わった、新しいファンキーでスウィンギーなショーになることでしょう。
上演場所について
・11月18日から20日まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、
・23日に新潟・新潟県民会館、
・25日から27日まで千葉・市川市文化会館、
・29日に高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール、
・12月1日に広島・広島文化学園HBGホール、
・3日から7日まで福岡・福岡市民会館。
今年は、宝塚の博多座公演が無いようです。
福岡市民会館に行ってみようかな？と調べて見たら、ちょっと不便な所にあるようです。
福岡市営地下鉄 天神駅より徒歩約15分とのこと。
博多座の便利さが身にしみます。
この月組の二つの公演の公表をもって、今年いっぱいの宝塚の公演は出揃いました。
あとは「タカラヅカスペシャル」があるか、どうかだけですね。
現在の感染者の減少傾向が続いていったら、上演できそうな気がします。
人数を減らしたり、リモートな部分があったりなど、従来と形が変わっていても、1年の締めくくりとしてあって欲しいと思います。
そして、何と言っても、これから全ての公演が予定通り完走できますように。
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